明け方の若者たち (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2021年11月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784344431393

作品紹介・あらすじ

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感想・レビュー・書評

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  • 映像化で見ていたもの、前日他作品のカツセさんを初読みしたのもあり、本作を読んでみたくなった。
    新鮮なのは、男性主人公で彼女にハマっていく沼!面白い、若い、自分の若かりし頃を思い出せる。

    彼女との時間を振り返るのがメインの話ですが、親友もまた良いのですよ。映像も良かったけど本作も良かったです。映像は北村匠海くん、これがまたうますぎる!!
    若かりし頃の男側目線の沼にハマる心情や行動や、なかなか抜け出せないリアルがめっちゃわかりやすく書かれていて、辛くなるけどなんだか新鮮でした。あんまり読めないパターンなので。
    切ないねえ、こんなに想うこと、懐かしい。笑


    価値観や考え方は変わっていくけども、親友って本当大事だな。


    印象に残る場面
    ※ 大切な人は、いつも突然いなくなる。でも実は「突然」でもなんでもなくて、きっと動や表情には見えない心の機微が震えて、通知画面が表示された。
    尚人だ。こいつは僕にとって、離れたくても離れられない運命の人なのだと実感する。普段、連絡を取っていなくても、ふとしたときにはきちんと繋がる。数年会っていなくても、再会した瞬間、昨日の続きのように話ができる。そういう人間が人生には数人存在いて、その人たちだけを親友と定義しようと思う。

    • 1Q84O1さん
      この本良かったです!
      今のところ下半期ナンバー1にしようと思ってます(≧∇≦)b
      この本良かったです!
      今のところ下半期ナンバー1にしようと思ってます(≧∇≦)b
      2024/12/22
    • なんなんさん
      ナンバー1ですか!!!!!
      それは素晴らしい!!カツセさんに伝えておきます笑 スラスラ引き込まれますよね。若い頃にタイムスリップしながら読め...
      ナンバー1ですか!!!!!
      それは素晴らしい!!カツセさんに伝えておきます笑 スラスラ引き込まれますよね。若い頃にタイムスリップしながら読めました!!
      2024/12/22
    • 1Q84O1さん
      カツセさんによろしくです!w
      そう、スラスラ読めて、
      青春っていいなぁ〜
      若者っていいなぁ〜
      おじちゃん羨ましい〜って思いました!
      カツセさんによろしくです!w
      そう、スラスラ読めて、
      青春っていいなぁ〜
      若者っていいなぁ〜
      おじちゃん羨ましい〜って思いました!
      2024/12/22
  • 2023.9.13 読了 ☆9.2/10.0



    20代前半の、"何者でもない自分"が"憧れの自分"に恋焦がれて、「こんなはずじゃなかった」ともがき、回り道をし、でも歩みを止めることは出来ない人生の残酷さと希望の光を、ものすごくリアルで、等身大に描いていて眩しいくらい。

    年齢層もドンピシャだから、自分ごとのように没頭できた。


    人生のマジックアワー、親友の尚人の性格や発せられる人生訓、恋愛観、価値観がモロ刺さりで何度も読み返すだろうなぁ

  • へー、映画の原作なんだ。
    と手に取り、パラパラっと中を見た。
    そしたら、舞台となってる街のほとんどが、かつて若者だった自分の過ごした街と重なっている。
    よく行った場所も多数出てくる!
    と、気が付いたら購入し、夢中で読破。
    20代の頃の、よく分からない苦しさが甦ってきた。
    当時の自分は、いつも灰色の世界で、もがいていた様な気がする。
    それでもやっぱり、「人生のマジックアワー」だったのかな。
    今の自分には、心にピタッと嵌まった、とても面白い作品でした。

  • それでも、振り返れば全てが、美しい。
    人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。
    とのこと。

    出会いと挫折と別れと復活の兆し。
    20代半ばの主人公達が数年前の事を懐かしく思い出しながら「マジックアワー」と言っているのを読んで「いや君たち、そのマジックアワーはまだ続いているんだよ」と。

    以下あらすじ
    明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江の島。IKEAで買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。
    世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、“こんなハズじゃなかった人生"に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。深夜の高円寺の公園と親友だけが、救いだったあの頃。

    それでも、振り返れば全てが、美しい。
    人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。

  • 「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」
    なんてドキッとさせられる言葉だろう。
    一瞬だけ、一瞬だけ息を止めていた自分がいた。

    飲み会で知り合った彼女との、
    青春らしい青春の恋愛。
    彼女との日々はキラキラしていた。
    彼女の好きなものは全部好きになった。
    好きになりたかった。
    彼女の全てが好きだった。
    横顔も、後ろ姿も、仕草も匂いも。
    連絡が来るだけで嬉しかった。
    一緒に過ごしていた日々が楽しかった。

    しかし、中盤で彼女の秘密が。

    あぁ、″彼女″って私かな。
    ″僕″ってあの人かな。

    重なる部分が多すぎて、辛くなった。
    でもあの時、お互いがお互いを必要としていた。
    あの人はあの時どう思っていたのかな。
    今はどう思っているんだろう。
    過去のことをこんなに思い出すとは思わなかった。
    それだけ文章が、言葉が、綺麗だった。


    主人公と親友との関係もとても良かった。
    「こんなハズじゃなかった」
    と思うことがあったけど、
    しっかり前を向いて、自分を信じて、
    自分の人生を楽しもうとしている姿が
    とてもかっこよく見えた。

    とても素晴らしい作品だった。

    2025.12.6(土)

  •  読んでいる最中、主人公の「僕」は自分なのではないかと錯覚することがしばしばで、「僕」に共感しまくる甘苦い時間だった。
     人生のマジックアワー、とても良い表現だなと思う。過ぎ去ってみてから振り返ると分かる、「あの頃」の尊さが目に染みる。

    ※読了(2024/01/21)

  • この作品は読めないまま終わるかと思いました。無事に出会えてよかった。
    というのも、図書館で単行本を借りたのですが、カバンの中で水筒の水が漏れるという水難事故に遭いまして、弁償覚悟で丁重に謝った結果、なんとか直しますと言って許されました。冒頭しか読んでいない状態でしたが、直ったらまた貸してなどと言えるはずもなく、落ち込んでいたら、それ僕持ってるよーと職場の同僚が貸してくれました。

    読めて良かった。
    学生でもないけど、まだ若くて青くさい社会人の恋愛、甘酸っぱくて素敵ですね。
    人生のマジックアワーかぁ。私のはいつだったのかな?
    北村匠海君で映画化されてるのですね。アマプラにあったら観てみようと思いました。

    • せりぐまんさん
      本当やらかしました。天災ではなく人災…図書館ヘビーユーザーとしてあるまじき!と思いまして、その後はビニールのチャック付きケースに入れて持ち歩...
      本当やらかしました。天災ではなく人災…図書館ヘビーユーザーとしてあるまじき!と思いまして、その後はビニールのチャック付きケースに入れて持ち歩くことにしました。猛省してます!

      読めて良かったです!私も気に入りました。
      映画もみはじめたのですが、やはり本のように細かい描写が描ききれてない感じがして離脱してしまいましたʅ(◞‿◟)ʃ
      2024/12/26
    • 1Q84O1さん
      2度目の失敗を犯さなければいいでしょ!w
      きっと図書館も大目に見てれますよw

      私も本で読んだものを映像で見るのはちょっと苦手かもしれません...
      2度目の失敗を犯さなければいいでしょ!w
      きっと図書館も大目に見てれますよw

      私も本で読んだものを映像で見るのはちょっと苦手かもしれません…
      自分の頭の中でイメージしている感じがズレてしまうのが嫌なのかも(;^ω^)
      2024/12/26
    • せりぐまんさん
      1Qさん、優しいお言葉ありがとうございます!
      ありがたい図書館の本は大事にしないとですね。

      やっぱり心の機微までを映像化するのは難しいので...
      1Qさん、優しいお言葉ありがとうございます!
      ありがたい図書館の本は大事にしないとですね。

      やっぱり心の機微までを映像化するのは難しいのでしょうね。自分にとって大事な部分が変わってたりするとガッカリしますし…
      映画やドラマも好きだけど、本が一番ですね!
      2024/12/27
  • 親友が一番好きな本と言ったので読んでみた。
    親友が好きっぽいなってすごく感じた。
    肩越しの恋人や汝、星のごとくみたいな一般的には間違ったような恋に依存するひとときを覗き見るような一冊だった。
    恋愛小説は久しぶりで思っていたより面白かった。
    社会人の悩みや思考もあって読みやすかった。
    映画も見てみたいなと思った。

  • なんだか共感できる気がしてスラスラ読んでしまった。自分自身、過去を振り返れる年齢になったなぁと思った。


    ★上司の判断は正しいのかもしれない。正しいのだとしても、正しさだけで成り立つ世界は、こんなにも生きづらさに溢れてしまうのだろうか。

    ★イチローや本田になれそうにもない僕らに足りないものは、三振続きでも諦めずに打席に立ち続ける覚悟と、それを支えるメンタルなのかもしれない。

    ★失恋の傷は、異性で癒そうとするな、時間で癒せ

    ★「こんなハズじゃなかった」とか考えてる余裕があったら、さっさと目の前の課題を進めた方が、よっぽど効率的なんだ。

    ★大切な人は、いつも突然いなくなる。でも実は「突然」でも何でもなくて、きっと行動や表情には見えない心の機微が積み重なって、「突然」のように見えているだけなんだ。それに気付けなかった僕にこそ、問題があった。残される側の人間に、彼らを引き止める権利を持たされていない。

    ★二十三、四歳あたりって、今思えば、人生のマジックアワーだったと思うの

    ★過去を思い出す事は、それほど悪くないのかもしれない

  • コッテコテの恋愛小説かと思えば、そんなことなくて予想外に引き込まれた。尚人の仕事に対する考え方が好きだった。

  • いや、まさかの不倫かい!!!
    意外な展開過ぎて。。。笑笑 思い返せば、作中、彼女のの名前が一切出てこなく、『彼女』と表現されていることに納得がいく。
    最初から彼女との日常が綴られていたので正直、彼女目線の日常も読んでみたかったな〜。
    映画もあると知り観たくなった。

  • 人生のマジックアワーを描いた青春譚。恋も仕事も純粋に、悩んで、迷って、前に進む。あの頃のこんなはずではなかったという挫折感や焦燥感。汚れなく美しい。あれだけ苦しんだ日々が輝いて見えるし、あの頃はよかったと思える。不思議だ。そう思えるのは、真剣に生きた証だと思う。

  • 前半はこんな男は嫌だな、こんなだったらじき振られるな、なんて思いながら読んでたんだけど、中盤、彼女の秘密が明かされ、それでこういう思考回路だったのねと分かり、一気に感情移入がすすんでしまった。
    『ノルウェイの森』を読んでいるような、そんな感覚がした。雰囲気が似てる気がする。

  • 8/2
    純粋な恋ってなんだろうってたまに考える
    浮気とか不倫はだめなのか
    ただ1人を愛さないといけないのか

    別に私たちの気持ちは初めから規則があって動いているわけではないから、「好きかどうか」がただ問題だと思う

    それが世間から見て、相手から見て「酷く普通ではない」行為だったとしても

    本自体はすごく読みやすいのでおすすめです

  • 主人公が彼女の好きなところをたくさん挙げていて、こんな風に人の好きなところいっぱい見つけられるようになりたいと思った。

    ただ女が酷すぎて胸糞悪い…
    人生のマジックアワーという単語が気に入った。

  • 誰かを心の底から愛して傷つく、
    ということを経験した人生はとても価値あるものだと思う。
    その人をまるごと愛するってどういうことなんだろう。
    どうやったらそうなれるんだろう。
    人生のマジックアワー、その一瞬の恐ろしいくらいのきらめきと苦しみ 
    目の当たりにできて良かった。
    映画も是非観たい。

  • 随所にサブカルが散りばめられてて、そういうのが好きな人にはめちゃくちゃハマるだろう。

    私は正直、思ってたより知らないものが多くて、勉強せねばという感じだったけど。

    でも、去年少しだけこの作品と同じ様な経験をしていたから、「僕」と私を重ねて読むことができたのが良かった。

    同じ様な経験なので、言うまでもなく成就しなかったんだけど、自分なりいろいろ気持ちを整理してきたつもりだ。

    だけどまだ何となく言葉にならないもやもやがあって、この作品の言葉がそんな私のもやもやに少し輪郭を与えてくれた気がする。(もちろん、まだもやもやしていたりもするのだけど。。。)

    たとえば、「彼女の下心を僕の真心と交換することで成り立っていた三年」みたいな表現で、「ああ。私は真心、彼女は下心だったんだな」と気づかされたりした。

    最近、小説を自分の気持ちを理解するためのテキストみたいに読んでる。


    さて、次は何読もうかね。

  • 浮気とか下北沢とか汚い居酒屋に、儚さゆえの美しさみたいなものを感じる人には刺さると思う。書評にも、「人生のマジックアワー」と書かれていたし。共感したり憧れたりするところがほとんどなくて、物語との距離を感じちゃった。高3とか大1くらいに読んでたらもっと楽しく読めたのかなぁ。

    ・好き、という言葉を愛おしそうに使う人だった。

    ・大切な人は、いつも突然いなくなる。でも実はまだ「突然」でもなんでもなくて、きっと行動や表情には見えない心の機微が積み重なって、「突然」のように見えているだけなんだ。

    ・「花火を見てるとき、大人が子供ほどはしゃがないのは、なぜか知ってる?」
    「わからん。なんで?」
    「いつか誰かと見た花火を、静かに思い出してるからなんだとさ」

  • なんかもうとにかくエモいという感じの小説。主人公の"僕"が"彼女"に魅了され、大好きで大好きで大好きで…という話。中盤の衝撃がすごい。胸が張り裂けそうな場面がたくさんあった。のめり込みすぎて、私も(会ったこともない)"彼女"のこと引きずってしまいそう

  • 21歳でこの本に出会えてよかった。
    何度も胸がキュッとなり、気がつくと下唇を噛み締めていました。

    第三者からすれば「沼」という一文字で呆気なく片付けられてしまうような、愛おしく切ない時間のお話でした。

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著者プロフィール

1986年、東京都生まれ。一般企業勤務を経て、2014 年よりライターとして活動を開始。2020年刊行の小説家デビュー作『明け方の若者たち』(幻冬舎)が大ヒットを記録し、映画化。2021年にはロックバンドindigo la Endとのコラボレーション作品として二作目となる小説『夜行秘密』(双葉社)を刊行。東京 FM でのラジオパーソナリティや雑誌連載など、活動は多岐にわたる。

「2022年 『恋が生まれたこの街で #東京デートストーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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