麦本三歩の好きなもの 第二集 (幻冬舎文庫 す 20-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1828
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344432611

作品紹介・あらすじ

新しい年になって、図書館勤めの麦本三歩にも色んな出会いが訪れた。真面目な後輩、謎めいたお隣さん、三歩に興味がなくもなさそうな合コン相手。そして、怖がりつつも慕ってきたひとりの先輩には「ある変化」が──!?マイペースな彼女の、あいかわらずだけどちょっとだけ新しい日々。気軽に読めてほんわか気分になれるシリーズ最新刊。

感想・レビュー・書評

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  • 第二集も三歩らしい楽しい雰囲気の本でした。特に特別な何かが起こるわけではないけどなんか楽しい。そんな本でした。

  • 好きなものに囲まれて日々を過ごす三歩の連作短編。
    大学図書館に勤めて三年目。ようやくできた後輩や、隣に住むお姉さんとの距離感に戸惑ったり、ツイッターを始めたり、人見知りな三歩にも少しずつ変化が見られます。
    相変わらず言葉は噛むし、とっても個性的な三歩だけれど、おいしい食べ物につられて参加した合コンで知り合ったお兄さんと、この後どうなるのか気になります。

    自分の好きなものがわかっていて、自分の手の届く範囲で毎日を楽しく過ごせるって理想的だな。
    マイペースで危なっかしい三歩だけれど、読むと肯定感の上がる不思議な魅力を持った小説です。

  • シリーズ第2弾。主人公の麦本三歩は相変わらずユニークなキャラクターの持ち主で、噛み噛みの口調やドジっぷりが過ぎるのだが、そんな三歩の日常がなぜか面白い。大晦日に実家に帰省した話が特に良かった。実は内面はとても真面目で日々三歩なりに葛藤や成長をしている様子が垣間見られる。こんな作風の小説はこれまで読んだことがなく、魅力的。「第3集」を楽しみにしたい。

  • 第一集(‎9784344430525)を読んでから丸々2年振りの再会となる三歩ちゃん。
    所々忘れてしまったエピソードがあるので面倒臭がらずにざっと復習しておけば良かったかなと思わなくもない。

    前巻の感想でも書いたことだが、やっぱり私は三歩ちゃんが苦手かもしれない。いや、20代の天然女子があり得ないドジ踏んだりやらかしたり打算を織り込みながらも健気に頑張ったりを見守りつつ、時折人生の真理めいた事を披露する、という類いの魅力ポイントはわかるんだけども、私にはその描写があんまりにもくどくしつこく幼く感じられてしまった。
    20代半ばを過ぎて職場に後輩も出来ていざこれから!という年齢の人物の姿としてこんなに悪気なくガーリーに失敗ばかりを延々と見せられてもな…、と困惑。何も別に図書館職員らしく企画展示の選書をキッチリ書いてとは言わないが、せめて、1話くらいまともに喋れる回があって欲しかった。もはやハムの諸見里さんにしか聞こえなくなってたし、〈麦本三歩は楽しい方が好き〉に至っては何の為のエピソードかさっぱりわからん。LINEでも噛むってさすがに嘘臭過ぎるよ。

    まさかとは思うが第三集を出すときはいよいよ三歩ちゃんもアラサーかアラフォーか。であれば、むしろ今のキャラのそのまんま年齢を重ねた’三歩さん’を是非見せてもらいたい。ぐっとキャラにコクと味が出ると思う。


    ※2023.5.26追記…第二集はどうしてここまで物語が入ってこなかったのか考えてみた一つの結論として、’単行本時に店頭で見かけた山積み実写カバー版の女性のイメージが印象に残っており、それが作中の三歩とあまりにも結びつかなかったから’ではないかと思う。別に私は件の女性歌手のファンでもアンチでも何でもないが、あの目力と鼻筋の通ったお顔立ちの方がこんなにドタドタバタバタと振る舞うように思えないし、男性にガッチガチに緊張したり舌足らずに噛み倒したりといった、へにゃっとした三歩っぽさの表現が足りていないように思った。けど、住野よる先生は何かのインタビューで「イメージ通り」と仰っていたので、ああ、三歩は不器用で変な子だけど超勝ち組級の恵まれた容姿を持ってる子なんだね。そら生きてて楽しかろうと、読みながらなんか冷めていたのだろう。


    1刷
    2023.5.25

  • やはり今回もイラついた三歩…
    イラつくのを分かっていながらも、あのキョーレツに記憶に残るキャラクター。
    そして最後まで読んでしまったぁぁぁ。
    嫌よ嫌よも好きのうちと言うように、イラッとイラッとも好きのうちなんだろうかうーん…。
    第三集がもしも出たとしたら、イラッとするから読みたくない!とか思いながらも探して読んでしまう気しかしないという不思議な魅力の三歩だった。

  • 第二集も読みやすい面白い。

    第一集は勤務している図書館周りの人間関係のお話。

    この第二集は少し行動範囲が広がっていき登場人物が増える。
    それがまたよし。

    麦本三歩のキャラがぬけてるばかりだったら読み進められてないけれど、しっかり人として大事なとこがあるのがキモで人たらしな部分も。(作中では相手に伝わってないかもですが)

    続編も出れば読みたいと思える作品です。

  • 前作を読んでから時間が経っていたせいか、読む本が多くなったからか分かりませんが、ホワホワした世界観に上手く入り込め楽しく読むことが出来たように思います。

    前作と比較し今作は、職場内やプライベートで新たな出会いと別れがあり、日常系小説の中でもイベント多めだった気がします。まぁ周りを取り巻く環境が変わっても主人公のキャラは特に変化しないので、そこが本作の主人公「麦本三歩」らしさだなぁと思います。

    地の文にしょうもないダジャレが差し込まれていたり心の中の言葉が差し込まれていたりで、読んでてクスッとしてしまい、周りから変な目で見られました。笑

  • 話のテンポが面白くて可愛い女の子だなぁと
    読んでいて感じました。
    こういう子と友達になってみたい…
    癒されるだろうなぁ…
    とも思いました(笑)

    • ういさん
      コメント失礼します。
      確かに!こんな子と友達になったら面白そうですよね!
      コメント失礼します。
      確かに!こんな子と友達になったら面白そうですよね!
      2023/11/25
  • 前作は、勤務先の図書館での三歩のことが多かったので、今作は、いろいろな場面での三歩が楽しめます。

    最もいいなぁと思ったのは、食事の場面です。三歩は、食べることが大好きで、大食い、大酒飲みなので、食べるシーンが多く出てきます。中でも、大みそかに実家に帰って、すき焼きを食べる場面。あまりにも、おいしそうに食べるので、こちらも幸せな気分になりました。この部分の描写が良くて、上手いなぁと思ってしまいました。何度も読み返し、何度も幸せな気持ちを味わいました。

    三歩は、おかしな行動をとったり、子供っぽいところもあるけれど、心の中では、自分のこと、相手のことを真剣に考えています。自己分析もきちんとできる子です。常に、相手を傷つけないように、ということを考えているのに、口に出して表現するのが苦手な子なので、変な風に受け取られがちです。そんな三歩をわかった上で、彼女を取り巻く人達とのあたたかなやりとりが、印象的でした。続編が出たら、また読みたいです。

  • 何にも考えたくない時に、読みたくなる本です。なんか成長してて、ちょっとかわいい。癒されます。

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著者プロフィール

高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第二位にランクイン。他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』『この気持ちもいつか忘れる』『腹を割ったら血が出るだけさ』がある。カニカマが好き。

「2023年 『麦本三歩の好きなもの 第二集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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