小梅のとっちめ灸 (四)傘ひとつ (幻冬舎時代小説文庫)

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344433427

作品紹介・あらすじ

その酷薄さから〝蝮〞と呼ばれ江戸中から恐れられる南町奉行の鳥居耀蔵。だが小梅に灸を据えられている間は柔和そのものだ。果たしてどちらが真の姿か? 恋仲だった清七の死にこの男は関わりがあるのか? 判断のつきかねる小梅だが、ふと耳にした鳥居の昔の醜聞に、ここが急所になりそうだと灸師の勘が働いて……。緊張高まるシリーズ第四弾!

感想・レビュー・書評

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  • 灸据所「薬師庵」を母お寅と営む小梅の奮闘物語です。

    時は、天保十四年(1843)三月。
    江戸は日本橋高砂町(現在の東京都中央区日本橋富沢町)で灸据所「薬師庵」を営む小梅は、父と、恋仲だった清七の死について・・・なぜと。父が焼死したこと、そして清七が殺されたことを調べていると、江戸中から恐れられる南町奉行の鳥居耀蔵の姿が出てくる。
    そして、小梅を助けていた弥助が、匕首で刺された。小梅の周りで大切な人が次々に死んでいく。小梅は、弥助の亡骸の前で「小梅さんの役に立つのなら、なんでもするつもりですから」と言った弥助の明るい声が、小梅の耳に響き渡る。

    【読後】
    サスペンス小説といった趣になってきています。これからさきどうなるか楽しみです。が、登場人物が、少し多いのでついて行くのが大変です。
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    小梅のとっちめ灸シリーズ一覧
    04.傘ひとつ     2024.02.14読了
    03.針売りの女    2023.12.04読了
    02.からす天狗    2023.02.12読了
    01.小梅のとっちめ灸 2023.01.11読了
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    「図書館」
    傘ひとつ ー 小梅のとっちめ灸シリーズ4冊目《文庫本》
    2023.12発行。字の大きさは…中。2024.02.12~14読了。★★★☆☆
    傘ひとつ、尋ね人、埋火、もつれる白糸、の連作四話。
    図書館から借りて来る2024.01.30

  • 内容(ブックデータベースより)

    その酷薄さから〝蝮〞と呼ばれ江戸中から恐れられる南町奉行の鳥居耀蔵。だが小梅に灸を据えられている間は柔和そのものだ。果たしてどちらが真の姿か? 恋仲だった清七の死にこの男は関わりがあるのか? 判断のつきかねる小梅だが、ふと耳にした鳥居の昔の醜聞に、ここが急所になりそうだと灸師の勘が働いて……。緊張高まるシリーズ第四弾!

    令和6年12月11日~14日

  • また一人、殺された

  • 小梅ちゃんと一緒に事件の謎を解けただけじゃなく、江戸の人情を、物語を通して垣間見る事が出来ましたし、続きが気になります。

  • 145

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著者プロフィール

一九四九年長崎県生まれ。会社勤めのかたわら倉本聰に師事し、七二年「おはよう」で脚本家デビュー。九七年、第十六回向田邦子賞を受賞。「鬼平犯科帳 」「剣客商売」「御家人斬九郎」「水戸黄門」など脚本作品多数。著書に「追われもの」「付添い屋・六平太」「ごんげん長屋つれづれ帖」「かぎ縄おりん」などの各シリーズがある。

「2023年 『小梅のとっちめ灸(三)針売りの女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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