- 本 ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344433588
作品紹介・あらすじ
ベルリンから帰国して一年。海外旅行も行けなくなって、友人にも気軽に会えない。でも、そんな時こそ日々の暮らしを満喫。毎朝愛犬のゆりねとお散歩をして、家では梅干しを漬けたり、石鹼を作ったり。土鍋の修復も兼ねてお粥を炊いて、床を重曹で磨く。読書とヨガで息抜きをしたら、夕方には銭湯へ。今日という一日を丁寧に楽しく生きるのだ。
感想・レビュー・書評
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コロナ禍で自由を奪われていた時期の日記風エッセイ。
エッセイはほとんど読まないのだけど、ブクログのレビューで読んでみたくなって、手に取った。
海外にも行けなくなり、自宅から出ることもままならず、やっと人に会えても、飲食店の閉店時間を気にしながらの食事・・・
どのエピソードも、突然今までの生活を奪われた人には共感しかないんじゃないだろうか。
そんな中でも日々を大事にしている作者の姿に、もう尊敬しかない。
手作り石鹸を作ったり、実家から送られて来る山菜を丁寧に調理したり、梅を漬けたり・・・
執筆しながら、こんなに生活に余裕があるのが羨まし過ぎるのと同時に、仕事を言い訳に趣味を充実させない自分を反省してみたり。
いろいろ共感する部分はあるのだけど、「ライオンのおやつ」の舞台が大三島だったことが、一番の収穫!
大好きな作品で、勝手に大三島をイメージしていたが、まさにその通りなのが、一番嬉しかった。
あと、あの状況で東京五輪をする意味をきちんと発信してくれて、個人的にはとても有難かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
寝る前に読むのにぴったり!な小川糸さんの日記風エッセイです。
優しい気持ちになれるので安心して読めます。
私も美味しい食べ物、ヨガや銭湯が好きなので、すごく共感できました。
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もはや懐かしい感さえ漂ってしまう
コロナ禍の暮らしを描くエッセイ
結構政治批判もあり
時流にのってて驚きました
でもこういう日記的なもののほうが
あとで読むと懐かしいというか
自分も含めて
日々それなりに生きていたんだなと
思った作品でした -
コロナ禍の暮らしが、すでに懐かしく感じた。
小川糸さんのエッセイ、いつも丁寧な暮らしぶりが垣間見える。
梅干しや味噌、石鹸などを手作り。八ヶ岳に別荘。
瀬戸内や石垣島へ、のんびり旅行。どれも羨ましい!
素敵だなと憧れるけど、なかなか真似できないなぁ…。
読書とヨガで息抜きだけは共通だった。
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小川糸さんのエッセイ
日にちが書いてあり、日記のよう。
お正月6日から始まる
いつもながら、自作のお料理は美味しそう!
ベルリンから戻り、都内で暮らしており、その日常が語られる。
自然が大好きな糸さん!
安曇野山中や、山形の田んぼの中のホテルでの様子が面白い。
このホテル、行ってみたいと思っていたら、先日カンブリア宮殿で特集していた。
素敵な場所だなぁ。 -
先日、群ようこさんのエッセイ読んだばかりで。
世の中?政治?への批判とか、自然のものとか手作り…とか、感性が似ていらっしゃるのかな?
小説は大好きだけど、エッセイはわたしにはふむふむ、こういう人もいらっしゃるのね…くらいです。
ペンギンさんはどうされたのでしょう?
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日記形式で綴られていてとても読みやすかった。
1日1日をとても丁寧に、大事に、そしてポジティブで
アクティブに過ごされている様子が、読んでいて楽しかった。
梅干しづくりや石鹸づくり、それにお味噌まで。
極めつけは山に土地まで買ってっしまわれました!すごい。
わたしも一人暮らしだけれど、こんな風に生きられたら素敵だなぁ…
と思いました。
繋がりの広い方だから、できるのかな。
時々お勧めの作家さんや、本、食材などを紹介していて
手に取ってみようかな?という気持ちにさせてくれます。
読んでいると、すぐそばで語り掛けてくれてるようで、
ほっこりしながら読み終えました。 -
小川糸のなんちゃってホットサンドを読みました。
エッセイで毎日を書き留めているのですが、作家だけあって、あちこち出かけたり感性が豊かで面白いと言えば面白いんですが、盛り上がりに少しかけていました。
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小川糸さんのエッセイ
エッセイなので、
自分の日常を
好きなように書けばよい。
共感する、しない、
好き、嫌いは
読み手の勝手な個人的な思い。
糸さんに関しては、
今後、小説だけを純粋に楽しむことにしました。
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味噌や石鹸を手作りするなんて、すごいなと思った。手仕事が好きなんだなと思った。ペンギンさんと別れてしまって残念だけど、エッセイの中の糸さんは相変わらずほっこりとしていてホッとした。これから八ヶ岳で生活するための山小屋を建てているというのもすごいなと思った。
著者プロフィール
小川糸の作品





