終止符のない人生 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2024年11月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (1ページ) / ISBN・EAN: 9784344434264

作品紹介・あらすじ

二〇二一年十月。多くの人を深夜のインターネット中継に釘付けにしていたのは、オールバックの髪を一つに束ね全身全霊でピアノを弾く一人の青年だった。いたって普通の家庭に育ちながら、ショパンコンクール第二位に輝き、更に自身のレーベル設立、オーケストラを株式会社化するなど、現在進行形で革新を続ける稀代の音楽家の今、そしてこれから。

感想・レビュー・書評

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    クラシック界の革命児
    明日死んでも
    悔いのない生き方
    ----------------------------------
    仕事帰りに本屋に立ち寄るのが趣味の私ですが、
    以前、新刊コーナーで出会った一冊です。

    幻冬舎文庫は、
    サイバーエージェントの藤田さんの本を読んでいて、
    本書も似たような感じかなあ、
    スタートアップとかYouTuberなのかなあ、
    と思ってました。

    著者の反田さんを全く知らずに読みました。

    結果、全然違いました!!
    本当に本当のクラシックでした。
    そしてすごい。

    通勤電車で読んでたのですが、
    スマホで反田さんを検索したら…
    表紙と検索結果で出てくる反田さん見た目違う!
    と思ってたら…

    本当にごめんなさい、と反田さんに心の中で謝りました。
    理由は…ぜひ本書を読んでほしいです。苦笑

    その後、帰宅途中の電車で反田さんのショパンコンクールの演奏を聞きました。

    本当にごめんなさい、と反田さんに心の中で謝りました。
    理由は…ぜひYouTubeで反田さんの演奏を聴いてほしいです。苦笑

    本当にすごい方でした。
    いつまでもチャレンジャーだし、
    感覚だけではなく、
    ちゃんと考えてアクションを起こせるし、
    想像もつかないほどの努力をされていて、
    とてつもない方でした。

    全くクラシックに明るくない私でも、
    いつか反田さんのコンサートを観に行きたいと思えるほど読んで良かった一冊です。

  • 反田さんの名前は知っていたのですが、本で知る彼の印象が100%変わりました。 というかこれだけの努力家で先を考えての行動はまだまだ足りないものが自分にもあるということを教えてもらった一冊でした

  • 音楽の世界の本は初めて読んだかも知れない。完全に未知の分野だったが、なかなか読みやすかった。反田氏は若手で実力のあるピアニスト・指揮者なのだろう。苦悩やそれに対する向き合い方などのエピソードがあったが、あえて綺麗に整えずに生々しく書いたままにして欲しかった。もっとも、それを書き過ぎても本として売れなくなるので、ある程度は仕方ないが。クラシック音楽に少し興味が持てたことは嬉しかった。

  • 反田さんの人生や生き方について知ることができた。
    たくさん考え、行動し、自分の手でチャンスを掴んでいる。行動力があるからこそ、多くの人と出会い、切り拓いていけているのではないかとも感じた。

  • 努力をする天才が好きだ。また、考え抜かれた戦略の数々も、この本の読みどころだと思う。

  • 背ラベル:762.1-ソ

  • 1. 音楽との出会い
    - 幼少期の影響: 1994年、札幌市に生まれ、音楽に早くから触れる。
    - 楽器への情熱: ピアノを通じて音楽の世界に魅了され、成長するにつれてその情熱は深まる。

    2. 競技と成功
    - ショパン国際ピアノコンクール: 2020年、18回目のショパンコンクールで第2位を獲得し、音楽界での地位を確立。
    - 練習と努力: 毎日の練習時間を増やし、競技のために多大な努力を重ねる。特に、他の競技者との比較から自分自身の成長を促す。

    3. 指揮者としての道
    - 指揮者の志: ピアニストとしての活動に加え、指揮者としてのキャリアを目指す。音楽の深い理解を得るために、オーケストラとの協働を重視。
    - 演奏の多様性: オンラインサロンの主宰や若手アーティストの支援など、幅広い音楽活動を展開。

    4. 挫折と成長
    - 交通事故の影響: コンクール直前に事故に遭い、右手を負傷したが、奇跡的に復帰して演奏を果たす。
    - 心の葛藤: コンクールや演奏に対するプレッシャーを抱え、自己の限界を感じつつも、それを乗り越える過程を描写。

    5. 音楽業界の現状と未来
    - クラシック音楽の普及: ジャパン・ナショナル・オーケストラでの活動を通じて、クラシック音楽の魅力を広める意義を強調。
    - オンラインコンサートの導入: 新型コロナウイルスの影響で、オンラインコンサートを実現し、音楽の新たな形を模索。

    6. 音楽家としての哲学
    - 夢の重要性: 音楽家としての人生は終止符のない旅であり、常に新しい挑戦を続けることの意義を語る。
    - 支援と感謝: 音楽活動を支えてくれる人々への感謝の念を表し、共に音楽を楽しむことの重要性を強調。

    7. 結論
    - 音楽の力: 音楽が持つ力や影響力について考察し、聴衆とのつながりを大切にする姿勢を示す。
    - 未来への展望: 自身の音楽家としての成長を続けながら、次世代へのメッセージを伝えることを目指す。

  • 大人になって初めてきいたコンサートが反田さんだった、
    それを思い出して本作を読んだけどとても面白かった。

    恵まれた才能でしょって何でも言いたくなるけど
    壮絶なプレッシャーと努力と経験がわかった

    答えあわせできない譜面を自分の思いを乗せて届けるっていいな。チェーホフの『芸術家の役割は問うことであり、答えることではない』

    さらに身近にクラシックがきける世の中が実現されるのが楽しみ

  • 反田恭平さんというピアニストがどのように生まれたのか。サッカーや友達や多くの先生、友達との出会いがピアノに広がりと深さを持たせていることが分かった。また、感性だけで弾いているのではなく、曲やプログラムを分析した上で演奏していることに驚いた。会社を設立したり、オンライン演奏会をつくっていったり、頭の良さ、企画力にも感心した。でも、すべては音楽を愛する心から生まれている。

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