姫と剣士 四 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2024年12月5日発売)
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本 ・本 (1ページ) / ISBN・EAN: 9784344434431

作品紹介・あらすじ

伊織が初音十太夫から勘当されたと知った琴乃は、初音道場に向かい許しを乞おうとする。一方、過激な尊王攘夷派として追われていた智将は遂に捕縛され、弟の伊織に道場を任せると告げた。だが、道場を継ぐことはすなわち旗本の娘である琴乃との別れを意味する。江戸末期、引き裂かれた伊織と琴乃の運命が再び交わる日は来るのか。感動の最終巻。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ最終話。
    父親同士の因縁で結ばれない伊織と琴乃。非常にもどかしい思いの流れだったが、今作でも同じ。反幕府側に居る兄の問題もあり中々進まない。その兄が斬られて亡くなる。幕府側に居る琴乃の父親のおかげでお咎めは伊織まで来なかったが、何故か二人の結婚に結びつかない。縁が完全に切れたかと残念な思いになる。
    紆余曲折があり、刀を持たないと誓った伊織が再度刀を振う。最後に怒涛のフィナーレ。永年の二人の想いが実りそうでホッとする。

  • 唇を重ね過ぎではあるまいか。
    何となく時代と合わない感じがした。

    もっと恋愛の糖度が欲しかった。
    今回は特に説明文のようで感情移入できなかった。最終巻にして新キャラ続々出てくるし、十太夫の死は呆気なく、気がつくと終わっていた。
    今思えば、わくわく楽しみに読めたのは前半(1〜2巻)までだったように思う。
    遠い親戚の結婚を祝うくらいの気持ちで、ハッピーエンドで良かった。



    「あ、ああ、腕が、腕がああ」で、
    ほんの少しムスカがよぎった。私も身体のどこかを負傷したら、きっとムスカ化するだろう。

  • 幕末の激動は色んな悲劇もあったでしょうね

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著者プロフィール

ささき・ゆういち
1967年広島県生まれ、広島県在住。2010年に時代小説デビュー。「公家武者 信平」シリーズ、「浪人若さま新見左近」シリーズのほか、「身代わり若殿」シリーズ、「若旦那隠密」シリーズ、「若返り同心 如月源十郎」シリーズなど、痛快な面白さのエンタテインメント時代小説を次々に発表している人気時代作家。本作は公家武者・松平信平を主人公とする人気シリーズ、その始まりの物語第11弾!

「2023年 『町くらべ 公家武者 信平(十四)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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