Marieの奏でる音楽 上 (幻冬舎コミックス)

  • 幻冬舎コミックス (2001年12月20日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (274ページ) / ISBN・EAN: 9784344800120

感想・レビュー・書評

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  • 「森は必ず彼女の周回軌道上に現れる。 だから森の上空を見上げると」(上巻、プロローグより)

    連載開始前に、最終回までのすべての下書きを終えてから連載に臨んだというこの作品、原作付きでない、ギャグ漫画でない作品としては作者の最高傑作ではないでしょうか。
    映画的なプロローグ、緻密極まりない作画、ゾクゾクする展開、全てをひっくり返したどんでん返し、切なく涙するばかりの真相と結末、読み返してからわかる仕掛け(表紙も)と演出の巧さ。

    上下巻を一緒に揃えてよかったマンガです。

    ただ、最後の最後に出てくるとあるセリフが、意外とその、「ぶち壊し」に見えてしまうことはあるかもしれません。作者はそれも承知であえて入れたセリフなのでしょうけど。

  • 空を飛ぶ人型の女神。この発想がいい。
    兎丸先生どうしちゃったんすかーと面食らうほどファンタジックな世界かと思いきや、
    上巻後半、面目躍如。そして下巻は圧倒的。

  • 本当好き

  • パヤオっぽい世界観。真新しさはないけど嫌いじゃないです。

  • 女神に恋をした少年のお話。青春。

  • 街並み、風景、線の細さ、気に入った。青年の葛藤。

  • 古屋兎丸の作品は独特の宗教観がある。
    人間がいて信仰がある。
    神は神でなく、ヒトがうみだす存在として描かれている。
    宗教が多くのヒトを殺すこの世の中だが、何のために神がいるのか感じるために読んでみて欲しい作品。

  • ナウシカに似てるな~なんて思って読んでたら最後にやられた!
    ん~面白い。

  • 古屋作品で一番好きです。

  • なんだろう。小説と美しい絵本の間のような感覚。


    全体はすんごくやわらかい。でも下巻に続く戦慄感と怖さも感じる描写がところどころに。
    全体観の説明から入って、徐々に核心に引き込まれていく。。。。
    御伽話ってのはこういうのを言うのだろう。未来になっても。

    下巻への盛り上げも込めて星は四つですが、僕の中では申し分なく星五つです
    (ほなら五つにせえやって話しですよね)

  • 描き込みの細かさがただただ凄い

  • 谷水君の激押しで
    教えてもらった一冊。
    (正確には上下巻で二冊だが。)

    「それっぽい」作風だとついつい
    「宮崎駿に映画化して欲しい」
    と言ってしまうのだが
    これも、是非、ひとつ。

    10歳の夏からただひたすら
    結婚もせず、一人きりで、
    人はこんなにも
    人を好きになれるものなんですね。
    (本文より抜粋)

    僕からしたらこの台詞は
    大きく間違っていると思うだが
    物語の中では
    言いえて妙であるのだろう。

    先程言っておいてなんだが
    宮崎映画にしては
    その答えは残酷すぎる。
    でも残酷な答えが
    導いたのが奇跡でもある。

  • 本当にこの漫画にはやられたよ・・・。
    まさかの大どんでん返しがあった・・・。
    理解できなくて何度も読み返してしまった・・・。

  • 古屋先生の作品で買ったもの2冊目。
    下巻が某古本屋に出るまで待機していたい。

  • 上巻のちょっとだれたぬるい感じは下巻に向けて必要なものだったのだと納得する。

  • marieの奏でる音楽の上。
    平和な世界は未来なのか過去なのか、不思議です

  • 下巻も持ってます。
    神ってなんだろうって、考えさせられます

  • この頃までの古屋作品が好きです。

  • 「これは奇跡の物語です」

    この作品は、ピリカの地という、生活を豊かにする便利な機械を作って生計を立てている、争いのない平和な土地が舞台。そこに住む、カイとピピという少年少女、そして人々の信仰の対象である「マリィ」。
    カイは10歳の夏に海で溺れてから、人の何倍もの聴力を持つようになった。彼だけに聞こえる、マリィの奏でる音楽。18歳になった彼に、神が与えた役目とはなんなのか。

    一見ほのぼのファンタジーに見せかけて、かなり内容は哲学的でシュール。進歩を取るか、平和を取るか。現代社会に対する風刺っぽい描写とかもあって、やっぱりちょっと怖い。
    上巻だけだと、彼らの日常生活やピピの恋心が前面に出ている感じだったが、下巻では上巻にちりばめられた謎が次々と解明されていく急展開で、特に最終話のどんでん返しは凄い。
    試しに上巻だけ、とかではなく、上下巻合わせて読むことを強くお勧めする。

  • 4コマとは違ったテイスト。美しく、悲しい。

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著者プロフィール

一九六八年東京都生まれ。九四年に『月刊漫画ガロ』より「Palepoli」でデビュー。卓越した画力と多彩な画風で熱狂的な支持を集める。著書に『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』『女子高生に殺されたい』などがある。

「2021年 『谷崎マンガ 変態アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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