羊のうた 1 (バーズコミックス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.69
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本棚登録 : 838
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344800229

感想・レビュー・書評

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  • 千砂は黒髪ロング界の頂点にいると思ってる。閉鎖的な世界での閉鎖的な関係。冬目姐さんが「世界が滅びればいい」的なノリで筆を執ったというだけあって暗い、依存しているだがそれがイイ。

  •  数少ない冬目景の完結作品。物語のテーマは吸血鬼だが、オリジナルのドラキュラと違って、単に突発的に血が欲しくなる病気の話。淡々と叙情的に進む物語は今の漫画のメインストリームと違って写る。バトル漫画は戦い、恋愛漫画は色恋がテーマだけど、羊のうたは人間描写の話になるのかなあ。

  • 寂しげだが、どこか美しさを感じる作品。
    話自体は生き別れの姉弟がいっしょに暮らすという単純なものである。
    しかし、作者の画風、雰囲気、間の取り方が素晴らしく、美しさまで感じるほどだった。

  • 暗い話ですね。最後は少しだけ明るく終わったけど。

    冬目景のマンガっておんなじこと繰り返すっていうか、グダグダするの好きだよね。全7巻だけど、描く人が描けば3巻もあれば終わる内容の話だよね。オチ自体も大したことはないかなあ…

    ただ、僕は絵が好きなのと、雰囲気が好きだから満足でした。話の面白さを求める場合は楽しめない人も多いと思う。

  • 古本屋で大人買い
    以前から読みたいと思っていたのだけれど
    どうしてか手が出せずにいた作品

    冬目景の作品は「黒鉄」が好きだった
    前回の本の整理で売ってしまった
    もう一度読みたいなぁ
    今度また古本屋で探してみよう


    「羊のうた」
    ふたりが倒れているシーンは
    一緒に逝けてよかったな
    と思ったのだけれど・・・

    忘れられてしまうのは
    何も残らない

    もっとも残酷な結末

    作者は希望が持てる最後になった
    と書いていたけれど
    全く違うと感じてしまった

    5巻の表紙が好き

  • 他人の血を求めてしまう奇病の一族をめぐる話
    途中話が進まなさすぎてダレた
    最終話一つ前の朝日に照らされる二人が印象的。だからこそ一砂には千砂と一緒に逝って欲しかった。ラストのセリフもいいとは思うけど

  • 大好きな漫画です。あの雰囲気が何ともいえません。
    千砂が好きなので、個人的には一砂も一緒に逝って欲しかった。または最終話が蛇足だった。
    最終話の1つ前の話のラスト、二人で朝を迎えるシーンがとても印象的でした。

  • むちゃくちゃ暗くて救いがなくて破滅に向かってGO!な話。
    一砂は、千砂と一緒に死んで欲しかったな。
    彼が記憶を失った事があの物語における救いだったとしても。。。

  • 高校生の時に初めて読みました。
    新刊が出るたび、二人の「いつか…」と言う時の流れに言葉が出なくなりそうでした。
    今読んでみると、当時と感想に差が有ります。

  • 最終回前まですき。血の絆。重み。廃退的で美しい世界。

著者プロフィール

1993年、「アフタヌーン」での四季賞受賞を経て、「モーニング増刊OPEN」で『黒鉄』の連載を開始。現在、『イエスタデイをうたって』(ビジネスジャンプ)、『幻影博覧会』(コミックバーズ)、『ももんち』(ビックコミックスピリッツ)を連載中。2008年7月より「アフタヌーン」で『アコニー』を連載再開。

「2016年 『新装版 LUNO』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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