- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344803534
作品紹介・あらすじ
カイが『月人』としての能力を解放しつつあることに気がついた近衛凱は、苦渋の結論を下す。三四郎ではカイを救えない。カイは三四郎から離れなければならない。凱は、バディシステムの解除をクルーに提案する。しかし、些細な出来事からカイは自分の記憶の空白期間について知ってしまう。そして、『イシス』として記憶退行を起こしていたことに気づいたカイは-。
感想・レビュー・書評
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久能先生も掘り下げますなぁ…
だけど本当、一筋縄ではいかないというか滅茶苦茶面倒臭いなカイ!(褒め言葉)
最強・最恐の受け様ステキすぎる。
相変わらず文章のおかしなところや脱字等も散見されるんですが、そんな事はもうどうでもいいです。この濃密なストーリーの前では些細な事です。
ドクターとのやり取りは謎かけみたいでクセになるし、ラストの引きもとても良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読
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青の軌跡シリーズ第8弾。
イラスト:沖麻実也
ストーリー、キャラクター、文章、イラスト、どれをとっても文句なしです。
BL小説という枠に嵌めてしまうのが勿体ない。
一物語として非常に楽しめる内容なので、BLに抵抗のない人にはぜひ読んでもらいたい作品です。
▽内容(「BOOK」データベースより)
カイが『月人』としての能力を解放しつつあることに気がついた近衛凱は、苦渋の結論を下す。三四郎ではカイを救えない。カイは三四郎から離れなければならない。凱は、バディシステムの解除をクルーに提案する。しかし、些細な出来事からカイは自分の記憶の空白期間について知ってしまう。そして、『イシス』として記憶退行を起こしていたことに気づいたカイは―。
▽シリーズ一覧
(本編全13巻)
1 青の軌跡〈上〉
2 青の軌跡〈下〉
3 カタルシス・スペル
4 クリスタル・クラウン〈上〉
5 クリスタル・クラウン〈下〉
6 バロック・パール
7 ペルソナ ノングラータ
8 ファントムペイン
9 タイトロープダンサー〈STAGE1〉
10 タイトロープ ダンサー〈STAGE2〉
11 タイトロープ ダンサー〈STAGE3〉
12 タイトロープ ダンサー〈STAGE4〉
13 タイトロープ ダンサー〈STAGE5〉
(番外編)
カデンツァ〈1〉―青の軌跡 番外編
以下、続刊。 -
『青の軌跡』シリーズ-06(08)
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カイの激しく複雑な性格をお勉強の巻。前回のドンパチとは一転して読むパワーが必要。とんでもないことが起こりそうで次のタイトロープダンサーが楽しみ。
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トラウマ持ちの人間嫌い、おまけに自己憎悪しまくる受けっちゅーのは探せば結構いると思うのですが、このカイは…それの筆頭でゴザイマスな。凄まじい。なんか<b>受けだとか攻めだとか述べてる己が顰蹙者のような気にさせられる。</b>す、すみません…ッ!<br>裏表紙に載ってる粗筋。コレが全てだと思います。粗筋で全部語ってしまえてる内容ッテ…(苦笑)今回は事件という事件が無く、専らカイの問題に終始しておりました。必要な巻ではありますが、シリーズ物だから出来る扱いだよね。これだけを丁寧に書けるっちゅーのは、ある意味贅沢だな、と。それにしても難しかったなぁ…頭フル回転して追って行かないと、何のことやらワカリマセンよ。「凱センセー、最初から最後まで何を言ってるのかわかりません」と以前三四郎が言っていた台詞が脳内を巡った(笑)<br>カイが日常に隠れる些細な矛盾に気づいていくのにドキドキした。あああ…カイが気づく…ッ!ッテ感じで。その矛盾も読者が気づかないような些細なコトだから、カイの指摘に「おお!そう言えば!」と唸らされた。さすがカイ!(笑)<br>イシスとして人前に出ていた事実を知ったカイが取り乱すのが良かった。それに安心してる三四郎の気持ちが良くわかる。<br>個人的には凱とカイがあんまり「仲良し」になるのは気に食わない…(苦笑)なので、名前をつけるのは反対ー!!断固反対ー!…と思ったが、なにやらカイさん企んでいそうですね。とっても気になるラストでゴザイマシタ。