Dr.猫柳田の科学的青春 第5集: 空想科学大戦!SPECIAL EDITION

著者 : 柳田理科雄

• 幻冬舎コミックス (2004年8月31日発売)

感想・レビュー・書評

[naoyuki19820718さんの感想 · 2009年4月7日]

Dr.猫柳田の科学的青春の最終巻。
最終巻だけに話の内容も傑作である。普通の湯から化学薬品を利用して温泉を作るところを読んだとき「自分たちはこんなものにまったりしてるのか！？」と思い大爆笑してしまった。猫柳田の「富士五湖とドブ池に溜まるイオンも溶けてしまえば同じ」という理屈には腹を抱えたものである。言われてみればそうだが…

その他には簡単にキャラメル包装が出来る機械を発明したり、乗り物酔いしない車などやはり全体的にドタバタ劇を演じる本作品は見どころ満載。
最後の最後まで見逃すことのできない作品である。

著者プロフィール

1961年鹿児島県種子島生まれ。東京大学中退。学習塾の講師を経て、96年『空想科学読本』を上梓。99年、空想科学研究所を設立し、マンガやアニメや特撮などの世界を科学的に研究する試みを続けている。

「2021年 『空想科学学園　理系脳を育む４冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」