8年目の約束 (幻冬舎ルチル文庫)

著者 : うえだ真由
制作 : 紺野 キタ 
  • 幻冬舎コミックス (2005年7月15日発売)
3.14
  • (2)
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  • 72人登録
  • 8レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344806030

作品紹介

中沢千波には忘れられない人がいる。親友の榊晴一に告白され一度だけ身体を重ねた高3の夏。幸せだったその日に起きたある事件をきっかけに、千波は晴一との約束を破ってしまう。晴一との連絡が途絶えて8年、千波は晴一のことを想い続けていた。そんなある日、千波の勤める小学校に晴一が現れる。晴一と過ごすたび、千波の恋心は強くなり…。

8年目の約束 (幻冬舎ルチル文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ★4.5。舞台になった田舎町の情景、思い出を共有する幼なじみの空気感が見事で、ぐいぐい引き込まれました。
    いつでも輪の中心にいるような、明るく自由な攻と、控えめだけど優しくて周りを放っておけない受。
    BLにありがちな俺様強引攻とか、美形繊細受ではありません。押すのは攻ですが♪
    小学生、中学生、高校生、と時折過去の思い出を挟みながら、現在の二人がじわじわと熱を持ち、再び燃え上がる過程が丁寧に描かれています。
    受視点なので受の心情メインです。丁寧すぎてやや受のモノローグの反芻がくどいと感じる部分もありましたが、最後は本当に良かった!と思わず安堵してしまう読後感。
    二人のその後が見たかったなあ。

  • 凪いだ海のように、静かな雰囲気。
    紺野キタさんのイラストが、より作品を繊細なものに仕上げている印象を受けました。

  • 【あらすじ】
    中沢千波には忘れられない人がいる。親友の榊晴一に告白され一度だけ身体を重ねた高3の夏。幸せだったその日に起きたある事件をきっかけに、千波は晴一との約束を破ってしまう。晴一との連絡が途絶えて8年、千波は晴一のことを想い続けていた。そんなある日、千波の勤める小学校に晴一が現れる。晴一と過ごすたび、千波の恋心は強くなり…。

    【感想】
    切なかったです。

  • お初のうえださんの小説でした

  • 中澤千波には忘れられない人がいる。親友の榊晴一に告白され一度だけ身体を重ねた高三の夏。幸せだったその日に起きたある事件をきっかけに、千波は晴一との約束を破ってしまう。晴一との連絡が途絶えて8年、千波は晴一のことを思いつづけていた。そんなある日、千波の勤める小学校に晴一が現れる。晴一と過ごすたび、千波の恋心は強くなり・・・・・・

  • 軽く読むにはインパクトがなくて、深く読むには矛盾や書き足りてない(知りたいことがかかれていない)ような気がして、ちょっとものたりなさを感じます。主人公は家族や仕事やいろんなものを棄てて結局攻めと一緒になる予定(のとこで終わってる)なので、まじめな主人公がそこをどう思っているのかとかもっと詳しく描写してほしかったりしました。
    静かな雰囲気のお話が好きな人にはいいのかもしれません。

  • ●あらすじ●</br></br>
    中澤千波には忘れられない人がいる。親友の榊晴一に告白され一度だけ身体を重ねた高三の夏。幸せだったその日に起きたある事件をきっかけに、千波は晴一との約束を破ってしまう。晴一との連絡が途絶えて8年、千波は晴一のことを思いつづけていた。そんなある日、千波の勤める小学校に晴一が現れる。晴一と過ごすたび、千波の恋心は強くなり・・・・・・。</br></br>

    ●感想●</br></br>
    高校卒業時に一緒に東京に行く約束を果たせぬまま、8年ぶりに晴一が故郷で小学校の教諭になった千波の元に戻ってくる。現在と小5の時に転校してきた晴一との出会いから、別れまでが千波の回想の形で書かれています。
    <blockquote>
    まさか、そんなことがあるはずはない。最後に顔を見てからもう8年、雰囲気だってずいぶん変わっているはず。現に、彼は8年前にこの町から引っ越して以来、一度も訪れたことがないじゃないか。</br>
    ただ似ているだけで、あれはきっと自分が知らない赤の他人・・・・・・</br>
    目を瞠り、瞬きすらせずに凝視している先で、男が顔を上げた。黒い髪、男らしく切れ上がった眉。涼しげな目許と、少年ぽさを残す少し厚めの唇。髪と同じ色の澄んだ双眸。</br>
    「---千波!」</br>
    さっきの叫び声で千波がわかったのだろう、8年前と変わらぬ笑顔で、彼---小学校の半ばから高校を卒業するまで、千波といちばん仲がよかった榊晴一は、こちらに向かって大きく手を振った。</br>
    ---小さな、狭い田舎町。</br>
    桜もすっかり散ってしまった、4月の上旬。抜けるような青空、眩しい陽射し。目に馴染んだ小学校の校庭で、彼の水色のシャツの裾が風に靡く。</br>
    一定の速さでゆっくりと流れていた時間が、急に歪んだ。想像もしていなかった突然の再会に、鼓動が怖いくらい速くなる。</br>
    「千波!」</br>
    満面の笑顔で手を振る晴一をただ呆然と眺め、千波は衝撃のあまり、声を出すことすらできなかったのだ。</blockquote>
    千波は影の薄い子ですね。凄くイイヒトだと思うし、同級生、教師仲間、生徒にも愛され慕われ一人息子として姑問題の仲介もし---悪いトコなんて一つも無い。それが逆に優等生過ぎて面白味に欠ける気がします。
    <blockquote>
    「何?千波」</br>
    「気にしないで」</br>
    「そんなわけにいくかよ。痛かった?・・・・・・違うよな」</br>
    まだ痛いことはしていないはずだけど、とでも言いたげに眉を寄せた晴一に、思わず恨みがましい目になってしまう。結局根負けして、千波は口を割った。</br>
    「ちょっと・・・・・・、想像していたのと違ってびっくりしただけだから」</br>
    「想像?」</br>
    「想像っていうか、・・・・・・」</br>
    これ以上言いたくなくて口籠もったが、晴一は感づいたらしい。千波の前髪をかき上げ、苦笑する。</br>
    「あの時と手順が違うってことか」</br>
    「・・・・・・」</br>
    はっきり言われて、顔が赤くなった。迫り来る晴一の胸を押しやり、千波は恥ずかしい表情を隠そうと顔を背ける。</br>
    そう---千波のセックスの記憶は、一つしかなかった。だから、あのとき晴一が触れた部分も順番も鮮明に覚えていて、無意識のうちに次に愛撫される場所を予測して構えていたのだ。
    </blockquote>
    冷静に考えると晴一もね、傲慢だと思いますよ。だって、一人息子の千波に家族も仕事も全て捨てて自分について来いって事でしょ。千波にとって小学校の先生は天職のように思えましたけど・・・。ここまでしてくれる先生がいたら娘を預けたいですよ。本当に千波のことを考えたら、アメリカに来て欲しいにしても、もっと一緒に段取りを考えるべきだと思うんですよ。駅に来なかったら2度と会わない---なんだか自分本位で子どもっぽい人だなと思ってしまうのは私だけ?誕生日の時にも、思い出の海に旅行に行く時も、駅で待ち合わせをして、千波を試しているような態度。過去の千波が来てくれなかったことがトラウマだとしても、あまりいい気はしないな。
    でもじゃあ、どうすれば全てが丸く収まって二人が幸せになれたのか思うと難しいですね。この狭い田舎の町で男二人が生きてくことは無理ですものね。でもやっぱり、千波ばかりが全てを犠牲にしてる部分ってどうしても気になってしまうんだよなぁ〜。</br>
    綺麗な綺麗なお話です。全体的にとても優しい文体で綴られていて、二人の会話も微笑ましいくらい---私的には”寒っ・・・”と思いましたけど。こういった話で何の感動もない自分って、どうなんだろ〜。私の望むBLではないですね。あの最中にあんまりお互い好き好き言ってること自体、引きますんで---。
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