真夜中の部屋で (リンクスロマンス)

  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344806320

感想・レビュー・書評

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  • 週末の部屋で、の第二弾。

    竹中の恋人になった久貴。だが、恋人になる前とほとんど状況は変わっていないので、本当に竹中が自分の恋人なのか、イマイチ自信が持てない。
    竹中の態度が分かりにくくて、そして自分もまた嫌われたくないという気持ちからワガママを言う訳でも、甘える訳でもない。
    そんな時、竹中の甥の翔太郎から気持ちを伝えられ、、、。


    竹中の態度が随分読者には分るように書いてあって、でも久貴は自分に自信がないゆえに強気に出れない。そういうジレジレ感をきたざわさんらしい描写で書いてあります。
    エチ場面も多く全体的に甘々な作品。

    挿絵はマンガチックでなんとも、、、。

  • かつては祖父の秘書で、ずっと好きだった竹中と恋人同士となった久貴。
    週末ごとに竹中と幸せな時間を過ごしていたが、久貴は一抹の不安を抱えていた。
    竹中に対する想いは日々強くなっていくのに、彼は以前と変わらない冷めた態度で、久貴に接するのだ。
    彼との想いの温度差に悩むある日、友人の翔太郎から、「恋愛は駆け引きだ」と助言される。
    竹中の本心を知るため久貴は、竹中と距離をおこうとするが…。
    『週末の部屋で』シリーズ第2弾。

  • シリーズ4冊

  • ●あらすじ●</br></br>
    かつては祖父の秘書で、ずっと好きだった竹中と恋人同士になった久貴。週末ごとに竹中と幸せな時間を過ごしていたが、久貴は一抹の不安を抱えていた。竹中に対する想いは日々強くなっていくのに、彼は以前と変わらない冷めた態度で、久貴に接するのだ。彼との想いの温度差に悩むある日、友人の翔太郎から、「恋愛は駆け引きだ」と助言される。竹中の本心を知るため久貴は、竹中と距離を置こうとするが・・・・・・。『週末の部屋で』シリーズ第二弾!!</br></br>

    ●感想●</br></br>

    ☆真夜中の部屋で(小説リンクス掲載作品)

    <blockquote>
    おそらく久貴が言い出すのを待っていたのだろうに、いざ言うと一度はあんな言葉を返してみせるから竹中という男は質が悪い。意地が悪いとしか思えないが、そんな男とわかっていても嫌えないのだからもう仕方がなかった。</br>
    「今か今かと言い出すのを待っていましたよ」</br>
    「必要ないって言ってたじゃないか」</br>
    「君の反応が可愛いので、つい」</br>
    にっこりと笑いながら悪びれることもなく言われ、久貴は言葉を失ってしまった。いい年をした大人の言うこととは思えない。それでも、手の中には欲しかったものがある。手を開き、嬉しくてじっとそれを見つめていると、しれっと竹中は続けた。</br>
    「まあ、鍵などはいつでも替られますけどね」</br>
    「な・・・・・・」</br>
    唖然として目を向けると、ひどく楽しそうな顔があった。いつもの他愛もない意地悪だとわかっていても、久貴はぷいっと顔を背けてしまう。これが竹中の言う「反応」だということもわかっていたが、止められないのが久貴という人間だし、子供っぽいと思いながらも拗ねてしまうのもつい、だった。</br>
    「竹中さんて意地悪だ・・・・・・」</br>
    「そうですよ」</blockquote>
    きたざわ作品の王道、お金持ちの大人攻×可愛い美人系の忠実年下受です。しかも兄弟親戚関係に男×男カップルがいたり、受がストーカーにつけられたり拉致られたり事件に巻き込まれる・・・・・・と。わかってて購入したんだから文句は言いませんが、途中で話が見えちゃってまた今回も・・・・・・かと。登場した時点で、いい人悪い人がくっきり解るんですね、この人絶対襲ってくるよな〜って。</br>
    竹中の丁寧語攻が好きだったんだけど、今回あまりにも変わりなさ過ぎな所もつまらなかったかな。淡々としているのが彼の持ち味で、久貴が何をしても怒りもせず許す姿(多少ヤキモチ妬いたりはしてますけど)は大人なんだろうし、愛してるがこそなんだろうけど。ちゃんと悪いことは怒る信の方が人間味があって魅力的に感じます。
    </br></br>
    ☆秘密の部屋で(書き下ろし)</br></br>

    「真夜中の部屋で」のあと、インテリア関係の専門学校に進んだ久貴と、社長に就任した竹中のお話です。前巻で登場した久貴狙いの助教授・大野が久貴に脅しをかけて迫ろうとして・・・・・・。
    <blockquote>
    久貴は胡乱な顔で、言葉の意味を考える。翔太朗のあの態度では、久貴に気があると思われても不思議じゃないし、実際その通りだ。そして信が久貴を特別扱いしてるのも、仲のいい友人であるのも確かだった。嬉しくもないが、二人が久貴の取り合いをしている、と誤解する者がいても不思議じゃない。</br>
    だが三つ巴となると、もう一人必要なわけで------。</br>
    「えーと・・・・・・もしかして、竹中さんも?」</br>
    「あの店へ一度迎えに行きましたしね。相変わらず、水野君は君に甘いそうで」</br>
    「甘いっていうか・・・・・・うん、まぁ・・・・・・そうかも。なんか・・・・・・わがまま聞いてくれるっていうか」</br>
    態度はいつもあんな調子だし、優しいことを言うわけでもないが、とにかく久貴に対して寛容なのは事実だった。それは翔太朗の目にも明らかなのだろう。</br>
    「わがまま・・・・・・ですか。私には、言いませんね」</br>
    「そんなことないと思うけど・・・・・・。だって、いろいろ面倒かけちゃってるだろ。学校のこと調べてもらったり、相談に乗ってもらったりしたし」</br>
    「それは当然のことですよ」</br>
    「月曜の朝とかもさ・・・・・・」</br>
    「君が私に甘えてくれるのは、寝ているときばかりですね。眠るという意味でも、もう一つの方の意味でも」
    </blockquote>
    久貴はやたらと男にモテて、まぁコレもきたざわ作品の特徴の一つなんですけど・・・・・・。前巻から気になってはいたのだけれど、そんなに久貴って魅力的なのだろうか。見た目は勿論美人って設定なんだけど、コレもお約束みたいなもんでして。でも、あまり久貴の魅力が現されて無いというか謎なんですよねぇ。悪い子じゃないんだけど、そんなにみんなで取り合うほどの子かなぁ。私の好みじゃないんで採点厳しいのか・・・!?</br>
    厳しいといえば、イラストもかなぁ。Leeさん嫌いな絵じゃないんだけど、色気とか感情とか感じられないんですよ。ただ、キレイって感じで。バスローブ着てても、際どいシーンでも全然エロを感じさせないの、清潔感ありすぎで。服装もね、なんだかなぁ〜。普通の久貴が余計普通の子になっちゃうんですよね。お坊ちゃんなんだからもうちょっとセンスのいい格好させるとか。ごくごく普通にユニクロっぽいのよ。翔太朗も役者の卵なのに無地シャツだし、竹中に至ってはスーツかバスローブのみだしね。私にとってイラストによって感情移入が上手くできるかに関わってくるんで、かなり重要視してるんですけど、今回マイナスに働いちゃったようで。</br>
    正直言ってコレは続編無しで良かったのに・・・と思いました。きたざわ先生は初期の頃から読んでる思い入れのある作家さんなんで、新作楽しみにしていますしほぼ読ませて貰っています。だからこそ、今回厳しくてすいません&#63916;</br></br>

    ●シリーズ刊●</br></br>
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    <blockquote>
    竹中が会社を辞めると聞いた久貴は、彼に会いに行く。彼にもう一度告白するために…。
    </blockquote>
    <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4344802241&amp;link_code=as2&amp;camp=247&amp;tag=makishome09-22&amp;creative=1211">鍵のかたち</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4344802241" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
    <blockquote>
    建築士の有賀雅人は建築士志望の高校生・北実浩と電車の中で知り合う。ある日、実浩は突然、雅人に告白される。驚き戸惑いながらも告白を受け入れた実浩だが、彼の前に雅人の父親の秘書だという竹中が現れ-!?

    </blockquote>
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    <blockquote>
    矢野は、一級建築士の有賀と同棲生活中。小さいながらも設計事務所に勤めはじめ幸せを感じている矢野は、有賀に対して素直になれずにいた。そこにかつて二人を別れさせようとした竹中が現れ、矢野も何者かに襲われた…。
    </blockquote>

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