- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344807136
感想・レビュー・書評
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もしも自分の好きな相手が10年来の親友で、しかも従弟と付き合っていたこともある超モテ男だったら。
洵が胸に秘めた片想いをしているのは、そんな幼馴染みの剛志です。好きという気持ちをひた隠しにしている上に友人と言う立場上、相手の恋愛の悩みや性癖全てを知り尽くしていて、剛志の華やかな恋愛事情を知り過ぎてるゆえに洵は打ち明ける自信も勇気もなくただ側にいるのみ。
どうして10年も我慢しているのか?と疑問に思いますが、そこは作者さんの筆力でしっかり納得することができます。そしてこの受の健気さは、六青センセならではです!
洵は親友のふりをしていながらずっと心の中では剛志に恋心を抱いたのがばれたり、告白して鼻で笑われたりするのが怖くて恥ずかしいんです。10年も隠していて今さらって思っています。
そうさせているのは、剛志のモテまくりで節操のない恋愛で洵にこぼしまくった愚痴が原因です。
剛志はほんとに罪な男ですよね。
でも、従弟の煌との仲を洵に疑われて、それをあざとく利用し彼の本心を探ろうとして墓穴を掘ってしまった剛志には同情しました。その後、逃げる洵をとことん追いかけてしっかり決着つけた剛志の好感度は上がりましたが。
書き下ろしの、恋人同士になってからの話がとてもいい。互いを信じあう気持ちがテーマです。
いやいや、信じるって難しい。洵の気持ちにすんなり共感できました。両想いになったらめでたしめでたしという甘いもんじゃなく、今度はいつ別れをつきつけられるか?という不安に苛まれる洵です。カッコよくて素敵な恋人を持つゆえの悩みです。もらった指輪も、煌に対して剛志が「そんなものまだ持ってたのか」と不用意な一言を言ったせいで心の拠り所でなくなってしまうあたり突き刺さります。
フクザツな恋心が鮮明に描写されていて、もう共感しまくりでした。
剛志には過去の豊富な恋愛経験がアダになっていることをつくづく反省してもらいたいですよね。そして、洵にはもっとあふれるくらい愛の言葉を剛志に囁いてあげてほしいです。
ものすごく気持ちが入り込んでしまった、胸キュンで甘い話です。六青センセのお得意な痛い系のエピはないので、安全。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あらすじ--高校生の時から同級生の城戸剛志を想い続けている瀬尾洵。臆病で優しすぎる性格の洵は、社会人になったいまも剛志に告白できない毎日を送っていた。そんな折、洵の前に、剛志が昔付き合っていた洵の従兄弟・煌が突然現れる。剛志とまた付き合い始めるのではないかと洵は不安と絶望の中、普段と変わらない態度で剛志に接する。しかし、剛志と煌が付き合い出したと聞き、剛志への想いを断ち切るため、ある決断をするが…。
感想--剛志x洵 登場人物の心情が目線やしぐさ等でうまく描写されているので思わず引き込まれました。特に修羅場なんかはキュンキュン、かと思いきやホロリとくる場面もありの、おすすめの1冊です。 -
前半「リスペクトキス」は良かったんだけど
後半「フェイスラブ」の洵はうざかったw -
(2010・1~3月位に読んだ)
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高校の頃から片思いをしている青年のお話。愛される事にもの凄く臆病なのがいじらしい。親友という立場を崩したくなくて好きと言えない気持ちが切なくて。想いを伝えても相手の恋愛のスタンスを知ってる分、さらに臆病になって。とイライラとしますがまたそれが良いです。
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六青さんにハズレなし!でございます。もう最高によかった。
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★あらすじ★
高校生の時から同級生の城戸剛志を想い続けている瀬尾洵。臆病で優しすぎる性格の洵は、社会人になったいまも剛志に告白できない毎日を送っていた。そんな折、洵の前に、剛志が昔付き合っていた洵の従兄弟・煌が突然現れる。剛志とまた付き合い始めるのではないかと洵は不安と絶望の中、普段と変わらない態度で剛志に接する。しかし、剛志と煌が付き合い出したと聞き、剛志への想いを断ち切るため、ある決断をするが…。
未読。 -
●あらすじ●
高校生の時から同級生の城戸剛志を想い続けている瀬尾洵。臆病で優しすぎる性格の洵は、社会人になった今も剛志に告白できない毎日を送っていた。そんな折、洵の前に、剛志が昔付き合っていた洵の従兄弟・煌が突然現れる。剛志とまた付き合い始めるのではないかと洵は不安と絶望の中、普段と変わらない態度で剛志に接する。しかし、剛志と煌が付き合い出したと聞き、剛志への想いを断ち切るため、ある決断をするが・・・・・・。
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