恋愛証明書 (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344807358

感想・レビュー・書評

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  • 遼一の不器用さが本当にもどかしくなった。普段は「ちゃんとしている」大人に見えるのに、自分のことになるとどうして。と思ってしまうほど。春海の言葉の足りなさがすれ違いの原因のひとつではあったけれど、遼一の自己評価の低さも大きな要因だっただろうな。と思った。遼一と元妻との関係も面白い。准は強い大人になりそう。

  • カフェの常連・システム開発部課長(元妻子持ち)×カフェスタッフ
    攻の離婚をきっかけに持ちかける関係

  •  カフェレストランに勤める安芸遼一は、幸せそうな家族の「父親」である男・皆川春海に一目惚れする。
     けれどそれはあくまでも憧れの眼差しであって、決して彼と付き合いたい、という思いではなかったはずだった。
     ところが、春海と夜の街で出会ってしまったことから二人の関係は変わり始める。

     離婚と子供と引き離されたことと、そして今まで考えもしなかった自身の性癖に思い悩んだ春海に体の関係を持ちかけた遼一は、自身の行動により、甘い罠にはまってしまう。

     相手のことが好きで好きでたまらないのに、そのことがどんどん自分の立場を苦しくしていく甘い罠。
     結局のところ月2回会うだけの関係しか持てずに、その愛人のような立場に遼一は苦しむ。
     そして別れを決意する。

     そんな切ない話でした。
     最初のボタンの掛け違いから、どんどん狂ってしまった二人の関係が最後にはハッピーエンド。

     切なくて苦しくて、愛され慣れない遼一のことに春海が気付いて大事に大事にしてくれる関係を結べる。
     幸せな二人のその後の話が読みたい! と思わせてくれる作品でした。
     オススメです。

  • 崎谷さんの絶倫で包容力のある攻が好きですw言葉が足りなくてすれ違っちゃうのにキュンとした。

  • 健気で不器用な子がぐるっぐるしているのが大好きなので、
    なかなかツボな展開でした。
    しかしえろしーんが長いっ・・・びっくりするほど長いっ・・・!
    あとがきによれば、掲載誌のコンセプトがエロスだったから、とのことなので、なるほど、と納得。
    本編の最後が、ちょっとばかりとってつけた感があったかなぁ・・・。

    いやぁそれにしてもえろしーんが長かった。

  • いやー!
    久々に泣いた!
    3回泣いた(笑)。
    自分でなにそんな泣いてんだって思いながら泣いてた!
    ちーちゃんが「いいなぁ」って萌えてるシーンにわたしも萌えた!
    森川のこういうお父さんっぽいこと喋ってるのすごく好きなんだよね!
    大好きだよっていうのが前面に出てる感じが!
    ヘタレ森川と聞いてたのでワクワクしてたらヘタレっていうか…なんか違った。
    普通に不器用な人でした。
    わたしが期待してたヘタレ像と違った(笑)。
    森川が森川がって言ってるけど、これほとんどちーちゃんの独白で展開していくからホントに切ないのね。
    店長にどういう関係になってしまってるかと自分の気持ちを敢えて淡々となんでもない風に言うところがつらい。
    3回泣いたうちの2回店長のせいです!(笑)
    演技微妙とか思っててごめん!
    そこがなんか逆にツボって優しいじゃんか!ってなってホロリした(笑)。
    ちーちゃんの演技にも何度も泣かされそうになった。
    そのうち伝わるだろうって思ってたとかなんか最後がちょっともにょったけど、スイッチ入った森川がやばかったからいいよ!(笑)
    元妻と会ってないとか言いながら会ってたじゃん!とか言わないの!?とか思ったんだけどさ…。
    でも自分のことも好きになってってたどたどしく言うちーちゃんにホントによかったねって思えたから気にしないことにした(笑)。
    このあたりの誤解というかそれぞれの思い込みが解消されていくところで泣いたわけなんですが、きっかけが森川の気づいてたよっていうところっていうね!
    結局ちーちゃんきっかけで泣いてないんだよね(笑)。
    むしろちーちゃん視点でしかないからそっちに感情移入しすぎて嬉しかったり悲しかったりするパターン。
    トークは森川がなんかご機嫌というか絶好調というか元気だった!(笑)
    美容室でシャンプーするときに顔にかけられるガーゼを鼻息で飛ばすとか声出して笑ったわ(笑)。
    飛ばしすぎ(笑)。
    あとパルック(笑)。

  • 受けが健気です。二人の距離がなかなか縮まらない焦らしプレイがお好みならツボです(エロアリ★★)

  • 幸福な家族の父が好みのタイプという、不幸体質なゲイカフェ店員×結婚して子供までいるけど、ホントはゲイだった・・・カフェの常連さん。
    離婚済みなので不倫ものではないです。

    スピンオフは、「キスができない、恋をしたい」
    あとがきの後に二人の後日談ありますー。

    なんか最近子持ちBLを手に入れる確率が高いー。

  • リーマンxカフェ店員

  • 恋愛証明書シリーズ1作目

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著者プロフィール

小説家。3月16日生まれ、九州出身。
1998年、『楽園の雫』でデビュー。
ブルーサウンドシリーズ」や「白鷺シリーズ」「グリーン・レヴェリーシリーズ」など、多くのシリーズ作品を生み出したほか、漫画原案なども手掛ける。代表作として『トオチカ』など。

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