- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344807662
感想・レビュー・書評
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全寮制ときいて。ちょっとご都合展開だなーって思うところあったけど、読みやすかったし、王道なかんじでよかったです。森理くんすき
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雪代毬絵さん、初読み。
独特の世界観な学園ものだけど、その独特さが悪い方向に特出しない筆致が好感触。健気受が得意な作者さんらしいですが、こちらは健気というより傷を負っているため自ら閉じているような受で、その受が攻によって少しずつ学園に馴染んでいくというのが新鮮でした。攻も強引ながらも押し付けがましくなく、それでいて受の窮地には必ず救いの手を差し伸べるというかっこよさ。これなんか懐かしい…なんだろうと考えて、コバルト文庫とかあの辺だ!と思いあたる。TLというよりはコバルト寄り。Hはあるけど肉欲は後からついてくる感じ。
そんな感じで主人公に次々と起こるアクシデント、かばってくれる先輩、ルームメイトとの友情、と話は面白かったが、ラストはちょっと消化不良気味。小羊事件での結末や攻がやや屈折してる理由も明かされないまま。今はいいけど三年生の攻が卒業しちゃったらどうするのかなど、不安要素も残っている。続編ありきの終わり方なので仕方ないかもしれませんが、ちゃんと結の部分を読みたかったな。 -
全寮制大好きなので飛びついた。
強引な攻に受が反抗するのと従っちゃうのがちょうどいい割合で好き。
ちょっと生徒会長それで決めるのはどうなのと思ったけども。
現生徒会長たちのお話読んでみたいなー。
挿絵が好きだなーと思っていたら、ラノベで読んでた…妹に言われて気づいた…。これ、伯爵と妖精の人だわ…! -
萩尾望都に傾倒した私にはベタながら好きな作品でした。全寮制で、裕福な家庭のご子息しかいなくてーーそんな中に編入生がやってくる。最早ケータイ小説でもありふれた設定なのに、カトリック系の学校であることと、ご子息たちの集まりであることを生かしてまとめられていらっしゃるのですごい綺麗な作品になっています。
三作品あるうちのゴシックが一番好きなのですが、こういうシンデレラストーリーはやはり王子が王子らしくあることと、シンデレラボーイ側がいかに虐げられたかによって面白さが決まると思います。この作品の爪痕がその後の作品へと引き継がれるのは読んでいて本当に面白かったです -
記念すべき櫻林館第1巻。けなげ受けすぎて嫌だなあと思いつつ結構面白くて読むのがやめられないシリーズ。
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あまりにもテンプレすぎないか…と思ったのだけど、中盤は萌えました
でも、ちょっと受けが意識を失いすぎなのが気になった
ラストの盛り上がりも今一つに感じた
攻めと受けのスペック・背景なんかのキャラ設定は良かったんだけどなぁ
この材料ならもっと萌える展開にできたんじゃなかろうか -
全寮制櫻林館学院シリーズ第1弾