シナプスの柩(上) (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344808386

感想・レビュー・書評

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  • たまらんくらいの樋口の大きな愛でしたね。 出会ってそんなにたってないのに~って思ってたんですが 、過去に会ってたんですね。 なんかそのあたりも上手いな~って思っちゃいますね。 そういう設定大好きなんですよね。

  • 2枚組にしてくれよ…!(笑)
    なんてところで終わってくれるんだ…。
    しかしいいなぁ…。
    小西の淡々とした、でも感情が端々に乗る演技がとても心地よかった。
    そしてのじくんも!
    というかのじくんでしかない(笑)。
    落ちた時は泣くかと思って泣かなかったけど、そのあとの展開に泣かずにいられなかった。
    いっぱいある伏線を理解して聞くとまた切ないなぁ。
    なんで?どうして?って繰り返す子供にイライラする気持ちもわかるし、そういうのもちゃんと入ってて嬉しかった。
    面倒見るってなった時、正直ちょっと簡単にしょい込みすぎじゃないかと思っちゃったんだよね…。
    そんなことなかったんだけど。
    記憶喪失+幼児退行と30歳だったっけ?の演技の幅がすごい。
    「死んだらこの指で解剖してください」ってセリフ、最初は医学に傾倒し過ぎだろって思ったけどさ。
    そんなんじゃなかった。
    これは2枚続けて聞かないと切なくて死んじゃう(笑)。
    ちょっともにょったのが、目の前にいるのにこれじゃないみたいな感じがちょっとなぁ。
    記憶ないからそういう感じになるのは仕方ないけど。
    秀樹さんに気付けなかったことがすごくくやしい(笑)。
    聞き直して絶対に見つけてやる…!

  • 天涯孤独の身である桐嶋水斗は、心臓外科の権威・長山の援助を受けて医師となった。だが、その人生は才能と身体で長山に代償を払うだけの悲しい日々。そんな時、水斗の前に、NYから帰国した敏腕外科医・樋口洋一郎が現れる―。最後の望みを絶たれ、絶望の淵に立った水斗。彼が選んだ人生の結末は―!?リンクスロマンスより華藤えれな原作の話題作がドラマCD化!!(帯より転記)

  • ⇒『シナプスの柩(上)』
    『シナプスの柩(下)』

  • CDから入ったせいか文字にすると少し物足りなさが残る。
    記憶が戻った後の後日談が読めるのは嬉しかったな〜。
    これは音で聴いて欲しい作品の一つ。

  • 重厚で美しい文章、ストーリー構成も的確、人間ドラマとしても医療ドラマとしても申し分ない、小説らしい小説です。
    何度読んでも涙があふれるし、胸にキューンときます。今じゃこういうの読みたくても見かけなくて、なかなか読めません。

    水斗の心象風景を湖水の水底にオーバーラップさせたり、樋口の指の動きに心酔する気持ちを「死んだらこの指で解剖してください」のセリフにのせたり、表現力が際立っています。さすがに目新しい感覚ではなく、どちらかといえば古典的でお耽美がぷんぷん匂いますが、むしろこれはどっぷり浸かりきるのが正しい読み方なんじゃないかと。BL作品としてのレベルが高いのは間違いありません。

    以前ならば、ただ水斗を襲う様々な不幸の連鎖に涙ぽろぽろだけでしたが、よくよく冷静に読んでみたらこの話、私的にめちゃ萌えの宝庫だったんですね。
    白衣はもちろんのこと、記憶喪失、イヤラシイ長山、赤ちゃんがえり、何だかてんこ盛りの萌え感!
    陵辱されているところを愛する男に目撃されて自殺を図るという、時代錯誤な貞操観念にやられました。
    それから、まっさらな水斗に一から仕込む光源氏ばりな樋口に萌え。大変な忍耐力が焦らし我慢プレイのようで美味しかったです。
    そして、なぜ?なぜ?を連発してかわいすぎる30男の水斗に萌え。
    天然誘い受けの小悪魔に認定!くらくらした後キュン死確実です。

    書き下ろしの「水棲類の夢」よかった。水斗を水族館に連れて行った樋口。人目を気にせず甘えてくる無垢な水斗にきゅんとして、それに弱りきっている樋口先生とともにせつなくなって、泣きたくなるほど胸が張り裂けそうに…うぅ、激萌え。

  • 医療モノには昔から名作が多いけど、その一つ。CDからだったんですが、好きになってからは繰り返し繰り返し聴き、繰り返し繰り返し読んでます。静かで少し悲しくて凄くいい。

  • 美しくも昏い深淵を覗いているような感覚で、華籐えれなの世界…といった印象を強く感じました。幼児退行してしまった受けを献身的に庇護する攻めが、ともすれば受けのメンタル世界に引き込まれそうになる危うさが、そうなってしまう感情を理解できるだけに切なかったり。上巻の本編ラストがとても気になるところで終わってるのでこのまま下巻も一気に読んだ方がいいのでしょうね。ドラマCDはサイバーフェイズなのですか!春のコミコミの在庫処分で買っておけばよかったと後悔…。

  • 職業で言うと 先輩医者攻め×後輩医者受け
    タイプでいうと包容力攻め×健気受け(…かな?)

    <あらすじ>
    心臓外科医桐嶋水斗(みなと)の勤める大学病院に、NYから天才心臓外科医樋口洋一郎がやってくる。
    着任早々緊急手術を行った樋口の手並みの見事さに、教えを請う水斗。
    水斗は樋口に惹かれて行くが、学費出資を理由に水斗を我が物にし、論文を代作させている長山教授はそれが面白くない。
    自分と水斗の情事の現場を樋口に見せ付けるように仕向け、また水斗がNYの病院へ行くために提出した論文も返却させてしまう。
    「このままでは…」絶望した水斗は窓から身をなげた…。

    <感想>
    洋ちゃんカッコイー
    水斗かわいー
    しかし、水斗は好きな人の目の前で(正確には洋ちゃんが部屋を出た後だったけど)飛び降り自殺とか
    ちょっとあてつけがましくないですかね。

  • ドラマCD シナプスの柩1
    原作: 華藤えれな  イラスト:佐々木久美子
    キャスト: (樋口洋一郎)小西克幸×野島健児(桐嶋水斗) / 千葉一伸(海堂) / (長山教授)うすいたかやす×野島健児 / 前島貴志(小笠原) / 加藤将之(沢井主任) / 田坂秀樹(研修医) / 高田べん(桐嶋豊) / 世戸さおり(院内放送)
    発売日: 2007年7月25日   3,150円
    収録時間: 78分09秒  トークあり
    発売元: サイバーフェイズCPCD-1092 / 幻冬舎コミックスLYNX ROMANCE刊
    脚本:月原真
    内容:
    「――死んだら、この指で解剖してください」高校時代に母親を、大学時代に父親を亡くし天涯孤独の身となった桐嶋水斗は、日本心臓外科界の権威・長山の援助を受けて医師となった。だが優秀な才能をあらわしはじめた桐嶋に、長山は代償を求める。長山の甥のために研究論文をすべて譲ること。そして、身体の関係――。心身ともに疲弊してゆく桐嶋。その前に、ひとりの男が現れる。NYで数々の実績をおさめた敏腕外科医・樋口洋一郎。長山の手の届かない米国で医師として…。最後の望みを樋口にかけた桐嶋だったが、長山との関係を目撃され、そして失意の果てに―――。
    フリト小西さん野島さん千葉さんで「ドッと来ました」「手術中」「2枚重ねて」約2分。

    非常にシリアスで重いストーリーです。
    物語前半は美人ツンなノジ医者、後半は記憶喪失に加えて『幼児退行が強く出ている』というのがはっきりわかる野島の演技分けがすごい。対する小西は、淡々としているようだけど実はきちんと深みがあって、不安定な水斗を支える樋口をしっかりと演じています。切ない小西の演技に泣かされる。
    飴玉を口移しで舐めるシーンがえろもえた。子供野島かわいいいいいいいwwwwvv
    ドラマとして非常に出来が良い作品。シナプスの柩2と合わせて聴いてほしい。

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