シナプスの柩(下) (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344808591

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5。攻めよりも受けを食いものにしていた長山とのほうが因果は深そう…どうしても、長山へのしがらみ>攻めへの愛、という印象が残った。
    自殺未遂で子ども返りした受けを、世話をする攻めが時々煩わしがっていたけど、最後は愛情だだ漏れなのがきゅんとくる。もっと名医である攻めの手術シーンとかの魅せ場があればよかったかも。

  • 良かったです! もう一気読みです。 二人の過去もちゃんと分かったし、教授も懲らしめたし! でもちょっと教授はゆがんでしまっているけれど、なんか 切なさもありましたね。 でもやっぱりムカつきます! そんなすべてのものがきれいに完結されてます。

  • 前作というかIを聞いたら即聞かずにはいられない。
    あの人のおかげで小西が報われたような錯覚があったけど、それは違ったね。
    相変わらず目の前にいるのに好きなのはおまえじゃない感がなんかつらかったなー。
    きっとあの人の話をいっぱいした気持ちを考えるといじましすぎて泣ける。
    一伸さんの声ってこんな感じもあるんだ!っていう新発見もありつつ(笑)。
    でもさすがに医者なだけあって、これはやばいっていう線引きのタイミングばっちりだったな。
    共倒れになる前にっていう。
    のじくんの緩やかな変化がホントに素晴らしい。
    そして根底にある自分の醜さから目を逸らせないからこそ、その指で治してほしいという願いが切ない。
    「その指で解剖してほしい」という言葉を再び発した時は自然と涙が出た。
    凌辱していた側にも切なく苦しい思いがあって、やるせなさが倍増。
    嫌いになれない悪役って困るね(笑)。
    もっと早く聞けばよかったって思ったけど、でもこのタイミングでよかったような気もする。
    トークというか一言感想みたいのは、余韻が欲しいひとは聞かない方がいいね。
    のじくんがかわいいのは安定だけど(笑)。
    素で手振ってるし(笑)。

  • 人生に失望し、すべてに終止符を打とうとした水斗…。外科医の樋口は、記憶をなくした水斗の面倒を一生みていこうと決意。同時に心臓外科学会で、水斗を追い込んだ長山への復讐を果たそうと立ち上がる!!だが、長山の魔の手は再び―!!新しい愛を育みはじめた水斗と樋口。湖の底に眠る水斗の記憶は果たして―。リンクスロマンスより華藤えれな原作の話題作ドラマCD第二弾!!(帯より転記)

  • 『シナプスの柩(上)』
    ⇒『シナプスの柩(下)』

  • シナプスの柩(上)に記入済。

  • 読み応えある医療モノBL完結編。
    中弛みなく最後までぐいぐいと魅了されるストーリーです。

    水斗が樋口によって自身を取り戻していく過程が描かれています。思い出せない過去のせいで傷ついてしまう水斗を守り抜こうとする樋口の包容力が素晴らしいです。愛の成せる業です。
    イヤラシイ長山が愛し合う二人に絡んできて、それがまた話を盛り上げていました。長山がそこまで水斗に執着する理由も下巻で知ることができます。多少こじつけっぽく感じる部分もあるけど、誰かの身代わりっていうのは萌えとして申し分なし。

    「幸福の領域」は、樋口と水斗が恋人として幸せに生きていく過程が詳細に描かれていて、納得かつ安堵できるストーリーです。水斗の苦悩や心の揺れが、お気楽に幸福を求めているわけではないことを切実に感じさせます。そして、功労者というか、存在感を大きく示した樋口先生の魅力も満開。

    「あとで一つになっていいか?」とか、キタキツネのぬいぐるみとか、一生修正のきかない恥ずかしいラブっぷりがたまりません。
    ステキすぎる樋口です。
    そして、けなげに幼児プレイを続けていた水斗にも激萌えでした。

  • 本編だけでなく、シリーズファンとしては後日談が非常に嬉しい下巻。

  • もう少し掘り下げて知りたい部分もあったけど、水斗と樋口のお話として、とても満足できました。柩が開き、過去と現在の記憶が重なっていく描写が印象的で好きです。本編の雑誌掲載時の読者の希望に応えた書き下ろしもよかったです。樋口に庇護される暖かな幸せをもう少しだけと願って、子供の振りをする桐嶋の心情にいじらしさを感じたり。キタキツネのぬいぐるみとか微笑ましいのに切なくて…。そして、この二人らしい愛のカタチを育んでいるのがわかるエンドになっていてとても良かった!これから同人誌読みます。

  • 初出 
    シナプスの柩 下――2002年 小説エクリプス2月号(桜桃書房)掲載 
    幸福の領域――書き下ろし

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