QUO VADIS クオ・ヴァディス 1 (バーズコミックス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 159
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344810563

感想・レビュー・書評

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  • 未来から人類滅亡を防ぐ分岐点を探しに来た教授とオーディン。
    そして吸血鬼を退治するバチカンの人たち。
    お互い不老不死の肉体を持ち、敵対していたが…。
    キリストの謎を絡めつつ、分岐点を探る壮大な物語。

    いろいろな登場人物が魅力的で、ストーリーも次が早く読みたくなるほどおもしろい。
    新谷かおる原作らしく、救いのある(はず)ストーリーで良い。
    何度も読み返したくなる作品。

  •  ヴァンパイアと人類の戦い、のように始まって、実は…。
     
     まあ、新谷かおる原作、佐伯かよの作画、っていうんだから、読まずにはいられまいww
     相変わらず、佐伯かよのの絵は耽美でよいです。このクオリティーでずっと長年やってきてるっていうのは、実際すごいと思う。って、黒髪ストレートの美女っていうのは、お約束ですかww

     で、真祖(オリジナル)と呼ばれる男と、その男から教授と呼ばれる少女が、ヴァンパイアのもとになったぽいようにあるけど、彼らが血を求めることはなくて、どうつながっていくかがこれからの謎か。

     なにはともあれ、佐伯かよの好きにはたまらん要素にあふれてます。

  • 作画:佐伯かよの 原作:新谷かおる(ご夫婦による合作である)

    使徒ペテロがキリストに
    「主よ、何処へ行きたもう(Quo Vadis, Domine?)」っと声を掛けたってな話があるが…
    そこから取ったタイトルだろうか?

    ロンドンでアンティークショップを経営しているオーディンは、
    長年捜し続けた「教授」を、大きな木の中から見つけ出した。
    彼女は、大きな樹と一体になって眠り続けていたのだ。それも相当長く。
    そして成人女性だったはずの「教授」はなんと、少女の姿へと逆行していた。

    どうやらオーディンも教授と呼ばれている少女も、とてつもない時の流れを旅し
    この先の人類の運命を握っているらしい。
    はたして、それはいったいナンなのだろう???

    大雑把に書くとこんなお話である
    「吸血鬼」が絡む中世ホラーかと思えば、根底にはSFがあるし
    時代も紀元前から現代、そして未来まで様々な時代を、とても巧く使っている

    話のテンポも速く、とても面白いのだが…まだ途中までしか出ていないらしい(笑)

    今回も何時もブログで遊んでもらっておるサミュエルどんからお借りした。
    7巻で完結か~っと思ってセッセと読んだが、途中で終わりア然とした(ハハハハハ)

    まだ途中なのでナンとも言えないが、夫である新谷氏のSFっぽいエッセンスと
    妻である佐伯氏の人の心情を描き出す絶妙な技が、とても素敵に交じり合い
    一味も二味も違った話が描かれている。

    夫婦で同じ仕事を成し遂げる難しさを、薄々感じている私としては
    とても仲の良いご夫婦か…はたまたプロ意識がお互いにシッカリとあるのか
    また、お互いの仕事をとても尊重しあっているのだな~っと思わずにはいられない。

    絵は上の表紙を見ていただければ解るように、とても美しい。
    男性よりも女性の登場人物の方が多いと思うが、
    相変わらず女性は強いし逞しい(笑)

    私はバンパイア物では「アンライス作 夜明けのヴァンパイア」が好きである。
    レスタスというバンパイアが主人公のこのシリーズを
    あまりの面白さに貪るように読んでいた。

    どうしてもバンパイア作品というのは、長年生きていて大変楽しいってな感情より
    長い終わりのない人生を生き続けねばならないってな悲哀が描かれている作品が多いのだが
    このQUO VADISでは、それぞれが何か目的を持って生きているので
    悲哀を感じる場面は少ない。それを隠しているのか、長く生きているうちに乗り越えたのか
    長い人生でもそれなりに楽しみつつ生きているのが、読んでいて楽しかった(笑)

    やっぱり、どんな人生でも目的意識を持っていないとダメなんだの~
    いつか老後を迎えてお金も無くなった時…
    そんな私の目的意識は、いったいナンだろう(笑)
    目的意識を持ち続けていないと、人間ダメになるのはバンパイアでお墨付きだしの

    本や漫画を空調の効いた図書館で、読み漁ることくらいしか今は浮かばん(アハハハハ)

    さても続きが楽しみな漫画をまたも発見してしまった。
    嬉しい限りである。ああ~早く続きが読みたい~~(ハハハハハ)

    ※作画:佐伯かよの 原作:新谷かおる 合作のこの作品は
     私のブログに遊びに来てくれていたtooruさんが、絶対に好きな作品である。
     きっと、きっと、ご無事であることを信じてtooruさんの大好きな作品を載せた。
     こんなつたないレビューでは、tooruさんは満足しないと思われるが…(笑)
     でも表紙絵を見て元気になってくれることを祈る

     漫画の月刊誌なども、ネットで無料公開されているそうな
     被災地の方々も楽しめているだろうか?
     一日も早い復興をっと願いつつ、元に戻すのではなく
     二度と同じことが起こらないような、新しい町つくりが出来たら良いなっと思う。
     まだまだ色々なことが続くが、皆が希望を失わずに顔晴れたらイイな

  • 在庫状況:1~最新巻

  • まだ全然わかりません。さすがにどんな吸血鬼もそれは死ぬだろう・・・

  • 新谷かおる作・佐伯かよの画…つまり夫婦合作です。とうとうというか、待ちに待ったというか…(^^;;;

  • 原作:夫、画:妻、という夢のコラボ。テーマは「ヴァンパイア」<詳しくはコチラ>http://hedel.jp/blog/comic/log/eid203.html

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著者プロフィール

1951年4月26日生まれ、大阪府出身。
高校時代から少女マンガに傾倒し、高校卒業後に上京。
72年にりぼん漫画賞佳作に入選し、73年「りぼん」4月大増刊号に『吸血鬼はおいや?』を発表してデビューする。
同年2月、マンガ家の佐伯かよのと結婚、3月に松本零士の零時社に入社する。
3年半ほどのアシスタント生活を経て77年に独立、「月刊プレイコミック」に「戦場ロマン・シリーズ」を連載して本格デビューする。
さらに同年「増刊少年サンデー」に発表した『ファントム無頼』(原作/史村 翔)がヒットし、一躍注目を集める。
以後、精密なメカニック描写と魅力あふれるキャラクターが織りなす物語で、多くのファンの支持を獲得。
85年、『エリア88』および『ふたり鷹』で、第30回小学館漫画賞を受賞。
航空マンガやカーアクション物のほかに、『クレオパトラD.C.』、『砂の薔薇(デザート・ローズ)』など、女性を主人公とした作品もファンを熱狂させている。

「2023年 『新谷かおる航空機グラフィティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

新谷かおるの作品

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