赫蜥蜴の閨 (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344813526

感想・レビュー・書評

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  • 蛇淫の血からのシリーズのスピンオフ。これだけ読んでも問題ない内容です。

  • 岐柳組シリーズのスピンオフ。
    もう・・・受けが可哀想過ぎて読んでて辛かったです。
    家でも会社でも不遇な上凌辱されまくり。
    そのうち家も会社もひどいことばっかり起こるので
    凌辱されてる方がましだな・・・的な感じになってきました。
    そもそも最初の秘書の安曇が捕まったくだりで
    私なら見捨てるな・・・この人、情が深いな・・・。
    と思っていたんですが、案の定安曇が敵だったので
    本当に救われなくて泣きそうです。
    最終的には消去法でこの人と結ばれるしかないな・・・
    みたいに感じてしまいました。
    彼にはもっと幸せになってほしかったし、
    嫁と浮気相手と嫁の父親は叩きのめしたかったな。
    厄介払いされただけじゃないの。悲しすぎる。
    でも話自体は面白かったので最後まで一気に読めました。
    せめて熾津組では大切にされてほしいです。

  • 奈良さん素晴らしい

  • 「蛇淫の血」シリーズラスト。
    前作では凪人とは敵対組織で拉致った張本人の若頭×企業社長。
    前作のイメージがあったからどうかな〜と思ってましたが読んでみたら何だろう…人間臭い所もあるじゃないかw
    逆に一番すらすら読めたかもしれない。
    臣の呼び方がコウちゃん→洸ちゃんにスライドしていくとことか、洸己が臣に来るなと言うとことか私的に萌えポイントも多々あり♡
    スパンキング描写もありますがそこまで酷い描写ではないので問題なく読めるかと。
    ラストとあって凪人らいつものメンバーも登場しますが…凪人成長してましたww久隅に報復を許可するとことかスゴイ様になってるww
    ラストなんだけど続き読みたいよ〜!

  • 送られてきた妻の浮気の動画…商社支社長の洸己は熾津組若頭の臣に脅されて嬲り者にされてしまう。以降、臣に妄執され!?

  • 熾津臣て凪斗をあんな酷い目に合わせた超本人じゃないですか。そんな人がメインの話を果たして読めるのだろうか。と訝りつつ読みました。シリーズってだけで、誰の話か確認もせずに買ってたので。結果、面白かったけど複雑な気持ちも芽生えてしまって非常に戸惑い。
    主人公は臣ではなく違ったから思ったよりは読めるなと序盤。それでも蛇恋の禊で非常に腹立ってなにこいつ!と思ってたので、やっぱりどこかむかむかしつつ読んでました。この話でも最初は陵辱脅迫、主人公を陥れる為に動いているから余計。でも段々、こう、主人公とともに微妙に傾いていってしまって。そんな所にキリュウ組が登場するのでとても複雑でした。だってこの話からしたらキリュウは敵なんだもん。凪斗が赫蜥蜴を潰してみせましょうとか言う度に、有り得ない事に、イラっとしてしまって複雑。凪斗と角能が好きなはずだったのに。心が引き摺られる事もあると言ったところが特にきつかったです。凪斗自身がそうだったからね…多分キリュウ組側の話の中で書かれたセリフだったら何も思わなかったと思うんですよね。今回は敵として出てきてるので。話が面白かっただけに非常に複雑です。なんでわざわざ熾津組の話でこれを書いたんだよー、キリュウと関係ないもしくはキリュウ組側の組織の話で書いてくれればこんな複雑な気持ちにはならなかったのに。リンク作にしなくても。花シリーズでも上海のでも思いました。敵の話書かれても移入しにくい!特に血生臭い話での敵対関係は。最後久隅にも複雑でした。腕折ったの。主人公やくざじゃないのに。一応一般人なのに。久隅も一般人の神谷を傷つけられたから当然の報復、なのかもしれないけど、一般人巻き込まれたから一般人巻き込み返すのって違うくないですか。それを指示した凪斗にもえぇーと思いました。情報漏らした相応の見返りだとしても。久隅には大して思い入れないからいいですけど、凪斗も結局しょせんやくざかと思ってしまいました。巻き込まれる事の理不尽さは一番知ってるだろうにね。
    陵辱脅迫されても一切声をあげない弱音を吐かない主人公が男らしくて良かったです。

  • シリーズ4作目。最初はスパンキングとかで好みじゃないと思ってた。やくざの抗争が、お先真っ暗な展開もマイナス。でも、結局は純愛なのね。凪斗達も出て来て後半はしり上がりに楽しめました。
    凪斗がイロの報復を許す場面が、特に好き。
    沙野作品4作、この本を一番読み返してる。

  • やくざ×エリート

    英国人の血が流れる誰もがうらやむ容姿をもつ主人公は、育ての親に利用され、愛情もない妻のわがままに振り回されている。
    そんなとき、妻の浮気の証拠をネタにやくざに強請られる。

    シリーズの番外です。
    が、このシリーズの中では一番入り込めなかった。
    主人公の性格が好みじゃなかったんですね、たぶん。
    ただ、スパンキングあり、鏡の部屋でのエチあり、○んぐりがえしありの、安心のラインナップ(笑)
    ある意味エリートが転落していくというところも、ちょっとゾクゾクしてみたり。

  • すごく楽しめました。順番に読み進めてきたこのシリーズ、読むほどに引きずり込まれていく魔力がありました。カプ的には、攻め×攻めの印象の強いこのカプが一番萌えツボかも。極悪非道な攻めも、頑ななまでの強さを見せる受けも大好き!二人の抱える過去と現実の息苦しいまでの閉塞感もいい。愛情表現だとか甘い描写だとか一切ないのに、惹かれあっていく二人の心情が伝わってくる不思議。沙野さんの才能ですよね。そして物語を彩る奈良絵も素晴らしい!顔の見えない攻め受けの絡みと二つの瞳という構図の口絵が衝撃だった!

  • 蛇蜘蛛シリーズ三部作の番外編ですが、これ単品で読めます。
    というか私、これしか読んでないです。
    沙野さんは独特なエロ描写で有名ですが、これもあまり見たことのないモチーフ(蜥蜴)がエロとストーリーに実にいい感じに絡み合ってます。
    男同士の体のぶつかり合いを視覚的に訴えてくる文章っつーのは貴重。
    BLで普通にスパンキングがプレイとして取り入れられてるのも珍しいかも。
    そのイメージにぴったり合ったイラストでキャラクターに肉付けしてある奈良さんもすごい。奈良絵の凄さというものを初めて実感しました。

    エリートがヤクザの若頭に脅迫されて無理矢理…という筋書きだけならよくあるパターンなんですが、引き込まれてぐいぐい読んでしまいました。
    企業内の陰謀を巡るサスペンス要素があるのもですが、予想外にキャラクターが良かったせいでしょうか。
    関西人で狂犬でヤクザな臣にもしっかりバックボーンがあって、うっかり感情移入してしまいました。光己もただのエリートじゃないし。この男、どんなに屈辱を味わわされても堕ちないんです、全く。
    気骨のある受け大好きなんで、これは良かった。
    ガタイがよくて男としても一流で…という受けはいい。実にいい。
    陵辱ものに相応しく終始薄暗いトーンなのもポイント高いです。

    この2人、もっと読んでみたいなぁ。

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