しもべと犬 (幻冬舎ルチル文庫 け 1-3)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344814080

感想・レビュー・書評

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  • おおっ!玄上さんの新刊じゃん。デビュー作から2作目までに1年以上かかっていたので、今年に入って2作目、3作目とわずかな期間で新作が読めるなんてうれしい…。今作も2作目系統の人外です。良いですよ。私、玄上さんの作品が好きです。

  • 読みにくい!との感想を見て、覚悟して読みましたが、本当に読みにくかった…

    刑事×人形
    警視庁の非公式部署の刑事の智重は過去に大切な人を亡くすキズを追っていた。
    そんな智重に与えられたのは人形。人形でありながら、人と犬との特性を持ち、主人に忠実な僕である信乃はただ人の役に立ちたい、主人に愛されたいという純粋な気持ちだけで智重の側にいる。
    しかし大切な人を失くしてきた智重には信乃を愛することが出来ず、欲しくてたまらないものが与えられない信乃はストレスで弱っていく。
    諦めの目で自分を見る信乃をどうしてやることもできないまま、事件を追う智重だったが…

    事件自体も登場人物が多くてだれが誰だかわからなくなるし、同じ課のメンバーの名前もわからなくなるし、さらには主語と描写が激しく省かれているから、状況がさっぱり見えない。
    これは誰の想い?どういう状況?ってなりながら読みました…。
    お話としてはいい話だと思うんだけど、わざとなのか下手なのか、本当にわかりにくかったです。

    ちなみに主人公たちの過去が明かされたらわかる。とかいうレベルではないです。
    普通に読みにくい話です。

  • おもしろいんですが1冊の中で事件が数件・暗号めいた会話や断片的な謎、そしてCPのやりとりと登場人物の多さで自分の中で収集つかなくなることしばしば...。

  • 面白かったけど、ものすごく読みづらい作品でもありました。
    文章が独特な上に、事件が複数起こって、一つ一つの内容がややこしい。でも物語は面白くて萌えました。

    大事な人を次々失って人に愛を告げることが怖くなった智重と<犬>として人の手で造られて愛されることを存在意義とする信乃。
    愛をもらうことを諦めて、それでも頑張っている信乃が健気で愛おしかったです。

    ラストで怒涛のように智重の過去が語られ、
    惜しみなく愛が与えられ始めたので
    良かったね・・・と微笑ましく読みました。

    ただ、智重はいつ信乃をそんなに好きになってたのかな。
    惚れられたら惚れちゃう人なんでしょうかね。
    信乃は単純に刷り込みなんでしょうかね。

    エロも結構ねちっこくて、しかも絶倫なんですね~。
    受けが懇願しても許してくれないほどほぐしてくれるのはよかったな。

    しかし、何でこんなに読みづらいのかなと考えながら読んでました。
    読点の位置が独特な気がします。
    やたらと読点が多いですよね。
    あと、脇キャラ多くて説明があまりないのも辛い。

    信乃だけは、どの夢にいても信乃で、
    信乃だけはどこにいても信乃だ。

    この文章などは、読点の位置を統一した方がリズムがいいのにな、と思いました。

  • 智重が信乃を好きになる過程がなかったのが惜しい。

  • 警察と警察犬の話。
    愛されないと死んでしまうわんこと、愛した人が皆死んでいった人間。
    忠犬可愛い・・・!

  • 玄上さんの文章はやっぱり非常に読みにくいな。しかし評価を下げるほど嫌いではないのだった。

  • 非公式部署の刑事・奥村智重×人型の「犬」・石凪信乃

    人造人間?めいた登場人物有。

    人間の細胞から造られた、犬の特性をもつ信乃の一途な姿がいじらしい。
    大切だと伝えた相手が次々亡くなってしまった智重の過去も悲しい。

    あらすじ
    警視庁の非公式な部署に属する刑事・奥村智重は、人間の細胞から作られた人型の「犬」と呼ばれる生命体・石凪信乃を与えられ、組むことに。自らが傷つけられることなどものともせず、危険の中に飛び込む信乃。「主人」である智重を恋い慕う信乃に、智重は冷たい。時には身体を繋ぎながらも、信乃は智重との距離に心を痛めているのだが...。

  • 何回も読んでいるお気に入りの本。信乃と智重が大好きです。でもどうして信乃が最初から「智重」と名前で呼んでいるのかがすごく気になりました。こういう状況なら苗字で呼ぶと思うのですが。

  • 【あらすじ】
    警視庁の非公式な部署に属する刑事・奥村智重は、人間の細胞から作られた人型の「犬」と呼ばれる生命体・石凪信乃を与えられ、組むことに。自らが傷つけられることなどものともせず、危険の中に飛び込む信乃。「主人」である智重を恋い慕う信乃に、智重は冷たい。時には身体を繋ぎながらも、信乃は智重との距離に心を痛めているのだが…。

    【感想】
    『千流のねがい』にリンクしている特殊な設定は、志水ゆきさんの漫画『是』にも通じるところがあるでしょうか。
    南総里見八犬伝の登場人物の名前を与えられた信乃(主である智重が拒否したので、名付け親は一水先生)の健気さがいっそ哀れなほどです。智重の過去もかなり痛いので引き分けかとも思いますが…
    題材的にも本編はかなり重い感じですが、番外編(同人誌)ではラブラブな二人が見られます。体育会系新婚生活(笑)。
    登場人物が多い上、あちこちに伏線が張り巡らされているので(番外編の分も含め)、最初は話についていくのが大変かもしれませんが、読み終わる頃にはすんなり頭に入ります。大丈夫。ノープロブレム。
    《犬》の特性で嗅覚が鋭く、智重がカレーを作るとくしゃみをするくせに、鍋をかきまぜようとする信乃が可愛いです。

    【番外編】(犬姫メインを除く)
    『楽しみを希う心』(同人誌・残念ながら未読)
    『主の処方箋』(同人誌)
    『合同合宿』(同人誌)
    『あの虹の色を。』(同人誌)
    『Trick or Trick? Otherwise Sweet』(同人誌・残念ながら未読)
    『チョコレートスキャンダル』(同人誌)

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