うちの巫女が言うことには (幻冬舎ルチル文庫 か 1-13)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344816640

感想・レビュー・書評

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  • 【※BL注意】

     麻績冬真は、警視庁捜査一課の刑事。
     連続殺人事件の被害者全員が同じ神社のおみくじを持っていたことから捜査のため、ある神社に訪れる。
     けれど、今まで神社にまったく興味がなく、足を向けたことも無かったことから、なってないマナーで足を踏み入れたことから、祢宜である咲坂葵に怒られてしまう。
     その最悪な出会いだったにも関わらず、なぜか麻績は凛とした背中を持ち、自分には手厳しい葵に惹かれていく。
     その後、事件はぱたりと止んでしまうが、どうやらその事件に葵が大きく関係しているようで……

     という話でした。
     過去の出来事から人と少し距離をおくようになった葵と、こちらも過去の出来事から刑事への転職を果たした麻績とのじれったい恋愛物語。
     麻績は今まで頭もよくて、見た目もいいから女性に苦労したことがない。向こうから寄ってきてくれるから、こっちからアプローチしたことがなくてどうしていいかわからない。おまけに、女はより取り見取りなのになぜ男の葵に惹かれなければならないのか、と多少の葛藤もあるも、麻績にも麻績の過去があってそこが惹かれ合っているのか……なんだかいいなあと思いました。
     おまけにその後の展開も「トントントン」って感じじゃなくてちょっと足踏みしてる感じとかがかわいくてとっても好きです。
     取り扱っているテーマはそれなりに重いんですが、久々にほのぼのBL読んだなあ……という満足感でいっぱいです。

  • 連続殺人事件を追う警視庁捜査一課の麻績冬真。まるで規則性のない殺人に唯一の共通点は被害者が大吉のおみくじを手にしていること。それはすべて都内の高清水神社で販売されたものだった。聞き込みに神社を訪れた冬真は、涼やかで凛とした佇まいの禰宜、葵と出会う。神社の境内で喫煙していたところを葵に見咎められ、頭ごなしに叱られたことにムッとして冬真も応戦。まさに第一印象は最悪。それでもなぜか冬真は葵のことが印象に残り気になって仕方がない。
    キャラの立ったサブキャラ達、申し分ないエリートなのにどこか世間を冷めた目で見ているような、恋愛にも本気になれない冬真の過去、いまは禰宜として神職に身を捧げている葵にも犠牲になってしまった別の人生があったことなどを絡め、軽めの事件モノとしてはそれなりに楽しめる。
    でも、でもですよ!!
    私の目から見ると、冬真に対して葵がノンケを転がすほどの魅力をアピールしてるとは思えなかったんだけど…。
    冬真が男同士の恋愛にものすごい順応性を見せて、冬真→→葵のラブベクトルは瞬時にフルスロットル状態で私は若干置いてけぼりに…。
    まぁこれは一目惚れ、ギャップ萌えと納得するとして、葵はいつの間に冬真を好きになってたんだろうか…。最後取って付けたようにエロまで持ってかなくて良かったんじゃないかな。やっぱノンケ男同士乗り越えるものはそれ相応にあるはずなので、へっ?もう!?感は否めませんでした。
    基本出されたモノはおいしくモグモグする主義ですが、
    内容的にシリーズ化前提なのはわかっているのだから、もう少しふたりの関係に時間をかけても良かったのでは…と思います。
    蛇足ですが、穂波さんのエロ絵は素晴らしかったです☆

  • とてもさわやかなんだけれど、麻績の坂崎への純粋な想いの重なりが届く作品。
    もっと萌え萌えかと思っていたのですが、よかったです。
    坂崎の弟二人の女装だけは萌えだったけれど、下手に入り組んだ内容がなかっただけに好感の一冊でした。
    作者チェックです!

  • 刑事×禰宜。
    メイン二人もいいのですが、脇のキャラクタも可愛い。双子、いい味が出ているかと。
    でも、このタイトルではなくても良かったような。

  • タイトルがよくわかりません。

  • テンポよくぽんぽんさくさく読み終わった。葵さんかわいい!
    好きになっちゃっておろおろどうしようみたいになってる攻めもかわいかった。そのわりには瀕死で告白したり寝てくれとか言ったり強気な感じで、年下攻めはこれくらい押さなきゃな!と思った。
    一冊だとラブラブ拝みたりないので続刊も読みたい。

  • 最後ちょっと駆け足すぎたのが残念でしたが、個人的に萌えツボだらけだったので楽しめました
    穂波さんの表紙&挿し絵も良い…!
    続きも読みたいと思います

  • 禰宜である咲坂葵は連続殺人事件の被害者が皆、自分の神社で扱っているおみくじを持っていた事で警察の捜査対象となる。
    担当捜査官麻績は帰国子女で頭脳明晰の上、容姿に優れている。
    そんな彼に対して冷たい葵に次第に惹かれていく。。。
    事件そのものは深く書いてありませんし、葵と麻績との絡み合いも物足りなかったような。。。次回に期待します。
    きっと、このお話が前章なのでしょう~
    しかし、最後まで麻績=おみが読みにくくて読み方を探して疲れました~

  • ツンデレ眼鏡受~♪巫女モノはあまり惹かれないんだけど、この作品はそういった意味の巫女ではありませんでした(笑)事件がきっかけで出会う刑事と禰宜がその事件を通して惹かれていく。攻、受それぞれに重い過去を抱えているという背景や、味のある個性的な脇キャラたちも面白かった。特に双子のインパクト大!だからこのタイトルなのか!?恋愛部分が少々あっさりな印象ですがこれは冬真の性格だからかなwでも死ぬ気モードの告白は良かった(笑)あ!そうそう!私も蓜島と矢吹が気になります~!

  • 好みから外れたのか表現全体的に上滑りしてしまって。刑事と殺人事件の捜査で知り合うとか面白そうな設定なのに残念。

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著者プロフィール

1994年『透き通った空の破片』でデビュー。BL作家。代表作『守護者がめざめる逢魔が時』(キャラ文庫)では、難しいとされるBL×ホラーに挑戦し、新たなジャンルを開拓した。

「2017年 『ちび神さまの初恋むすび 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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