銀とシュガースノー (幻冬舎ルチル文庫 け 1-5)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 84
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344817708

感想・レビュー・書評

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  • 最初は反発してばかりだった秋彦。カミカの態度を見れば当然だけど、そのカミカも戸惑っていたと思うとちょっと楽しい。人と関わるのがこんなにも苦手なのに、なんで預かることにしたのかな。とは思ったけれど。カミカへの気持ちを自覚してからの秋彦はとにかく真っ直ぐで心配になるほどだったけれど、見ていると気持ちが通じるといいな。と応援したくなる。秋彦と一緒にいれば、カミカも幸せになれそう。と思えたから。

  • 親の離婚で血のつながらない叔父宅に居候することになった主人公。

    気難しい若い叔父(23)との同居生活で
    ちょっとずつ心を開いていく感じのお話。
    割と早い段階でカミカ(叔父)がゲイだと分かり
    そこから意識してしまうようになる秋彦。

    玄上さんの他の作品よりも癖がなくて読みやすいです。

    が、お互いが恋愛感情を持つまでが説得力が少なく
    感情移入しにくかったかな。

    カミカの良さが美貌以外分からなかったのもあります。
    もうちょっとカミカと打ち解けて仲良くなってからが
    良かったかな…ちょっと仲良くなったと思ったら
    すぐに好き!と言い出してちょっとびっくりしました。

    秋彦の子供らしいまっすぐさはよかったのですが…
    カミカをもっと好きになりたかったです。

  • イケメンの高校生と、血のつながりはないが叔父・美貌の調律師のカップル。
    ゲイであること、熱烈な恋の相手に拒絶されたことから
    ピアノ演奏家としての道を断ち、調律師として
    孤独に生きて居た、人嫌いの叔父、ってキャラが
    よくわからない。好かない。
    美貌だけど生活能力皆無な生活破綻者の
    どこにそんな熱烈惹かれたのか、ちっとも共感できない。
    熱を上げた男のコのうわごとのような恋心の吐露も
    一本調子でいただけない。
    サブキャラもとってつけたよう陽気さラフさが
    貧相。
    すきな作家さんだけど、これは無評価。

  • 末長くお幸せに。

  • 思春期の懊悩って言うか暴走? が非常に面白かったです。

  • わかりにくい。
    カミカの過去、今のきもち、秋彦のきもち、これからのこと…など全部理解できるとすごくおもしろいお話。しっかりとした筋はあるものの、描写が若干まわりくどく、読んでいてなにを言いたいのかを見失う。
    見え隠れする程度の裏設定(本書の中に出てこない話の要素)が多いのが気になった。

    • greenkappaさん
      ゴールでンビッチに引き続き、こちらでもよろしく。m(__)m
      犬シリーズ一作目でめげたものの、こちらは大分文章が読みやすいらしいとの事で、...
      ゴールでンビッチに引き続き、こちらでもよろしく。m(__)m
      犬シリーズ一作目でめげたものの、こちらは大分文章が読みやすいらしいとの事で、他のブログで絶賛されていた分厚い同人誌とセットで読みました。でも相変わらず読みにくい文章だし、同人誌とセットでないと…みたいな話は職業作家としてどうよ?と思ってしまい、どうにもダメでした。
      この作家さんとは相性が悪いみたいなんで、今後読まない作家リスト入りとなった作品でもあります。
      2011/03/08
  • 両親の離婚によって、血のつながらない叔父の家に居候することになった秋彦は、大学進学かパティシエになるため専門学校に進むかで頭を悩ませている高校生。だが居候先にいたのは、予想以上に若い叔父・守柯だった。ピアノの調律師である守柯は、5つしか歳の違わない秋彦を子ども扱いして冷たくあしらう。そんな守柯に孤独の影を見た秋彦は……。

    ヤることメインな小説より、ストーリー重視な方がやっぱりイイ!と再確認。
    理想を詰め込んでる感じだったけれど、それが不自然じゃないストーリーの進め方でした。

  • 玄上さんが普通のBLを書いている…!
    なんだかいつもよりクセのない読みやすい文章になってるような。

    両親の離婚と母親の渡米のため、高校最後の半年を血の繋がらない叔父の家で過ごすことになった秋彦。叔父は23と若くて愛想がなく家事に一切興味のないピアノの調律姉、カミカ。

    お菓子が好きで漠然とパティシエになりたいとは思うけど、努力だけではどうにもならない道であることも知っているので思い切れない。大学進学したら良いのだろうか。それとも母について行って渡米したらいいのだろうか判らなくてぐちゃぐちゃな秋彦の進路についての葛藤。

    そしてカミカが過去と向き合い、誰かとの未来を考えるようになるまでを、2人が不器用に距離を縮めていく過程と絡めて、丁寧に書き切ってます。
    タイトル通りに甘いのに、ひやりと涼やかな物語です。おすすめ。

  • 文章が合わなくて流し読み……

  • 【あらすじ】
    両親の離婚によって、血のつながらない叔父の家に居候することになった秋彦は、大学進学かパティシエになるため専門学校に進むかで頭を悩ませている高校生。だが居候先にいたのは、予想以上に若い叔父・守柯だった。ピアノの調律師である守柯は、5つしか歳の違わない秋彦を子ども扱いして冷たくあしらう。そんな守柯に孤独の影を見た秋彦は…。

    【感想】
    初めて買った(書店でなんとなく手に取った)玄上八絹さんの作品です。独特の文体だなぁ…とは感じましたが、他作品と違って普通の日常を題材にしています。
    まったく別のきっかけで『篝火の塔、沈黙の唇』他を発行順に読破した後、この作品も玄上さんだったのだと気付き、かなり驚きました。
    五係シリーズ(『しもべと犬』『茨姫は犬の夢を見るか』)の方が好みです。

    【番外編】
    同人誌で数冊出ています。未読。

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