やさしい傷跡 (幻冬舎ルチル文庫)

著者 : 崎谷はるひ
制作 : 石原 理 
  • 幻冬舎コミックス (2010年6月15日発売)
3.16
  • (5)
  • (7)
  • (23)
  • (6)
  • (2)
  • 本棚登録 :165
  • レビュー :9
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344819856

やさしい傷跡 (幻冬舎ルチル文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 10年ほど前に発表されたものの文庫化。
    非常にシンプルなストーリーでした。

  •  久しぶりに乗った車がエンストしてしまい、立ち往生し、途方にくれていた童話作家・槇原宙彦。
     そんな彼が悪戦苦闘しているところを助けてくれたのは、中古車のディーラーだという宇多田志朗。
     エンストの上に、貧血を起こして倒れかけた宙彦を助けてくれた挙句、自宅へと送り届けてくれた上に、食事を作ってくれ、介抱してくれた志朗。
     それ以来、何かと宙彦の面倒を見てくれる。
     植木の手入れや、電球の取り替え、棚の修理……
     持ち前の器用さで、次々と仕事をこなしてくれる志朗に対して、宙彦は申し訳なく思いつつも、嬉しく思っていた。
     過去の事故により、人との関わりを避けてきた宙彦だったが、年下の志朗に徐々に惹かれ始め……

     というような話でした。
     志朗は、宙彦よりも年下の19歳だけれど、長男体質で、困っている人を放っておけないタイプ。
     なので、ついつい宙彦の世話も焼いてしまう。
     けれど、志朗にもそれなりに若くて危うい部分と、志朗の過去から変に老衰しているように見える部分と、両方がきちんと描かれていて好感度がめちゃくちゃ高かったです。

     余り年下に見えないしっかりものだけれど、どこか憎めない攻めと。
     ずっと人と距離を保っていたため、うまく人と関われない美貌の受け。
     というカップルでした。

     しっとり系王道BLなので、ちょっとしんみりしたいでも最後はハッピーエンドがいい! という人にはオススメです。

  • およそ11年前に出版されたものの復刊。

    資産家の家系で天涯孤独の美人童話作家と、
    やんちゃが過ぎて友人を亡くした過去のある見習い自動車整備工のお話。

    ゆっくり丁寧に、
    お互いへのやさしさを積もらせていくので、
    ああ、いい話だと単純に心にしみた。

    お互いに傷があって、
    そのせいでいろいろと思い悩んだりするんだけど、

    好きだからって無理やりすべてを理解したり共有したりする必要は無いんだし、

    一緒にいて居心地が良くてひたすらやさしくしてやりたいと思いあえるのはすてきだなぁと思いながら読んでました。

    通じ合うまでの過程で、
    いやいやそれ絶対恋だからね!
    と度々突っ込んでしまうくらいじれったかったのだけど、

    好きだとか愛してるとか、
    端的な言葉で表せば簡単なのに、
    そんな安易な方法をとってしまいたくない、
    と言えるほどの恋情に一生に一度は浸ってみたい、気もします。

    携帯電話の普及していない時代の、
    アナログでトレンディなにおいに、
    個人的ロマンを感じてみた作品でした。

  • かなり古い作品の文庫化。当時のイラストをそのまま使用

  • 過去作品の文庫化

  • 穏やかに流れるお話でした。ゆっくりと二人の距離が縮まり惹かれ合っていく描写が素敵だった。志朗が事故に遭って、病院にかけつけた宙彦がはらはらと泣いてたところグッときました。なんか後半部分は、うるっとくるシーンが多かったです。

  • 穏やかにやさしく流れていくストーリーに癒されました。二人の初めてのキスシーン、しっとりと美しくて好きです。崎谷さんの古い作品ですが、天候を絡めた情景描写の文章が素敵で、それは今も変わらない崎谷さんの魅力のひとつですね。特に本編ラストシーン、冬の早朝の庭の景色と、二人の柔らかな寝顔が映像のように脳内に映し出されました。

  • ノベルズ文庫化
    宙彦って名前に全く萌ない。
    名前についてどうこう思ったことないけど、あんまりにも好みじゃなさすぎて…。
    いい空気の流れてるお話。
    絶対に味方になってくれる家政婦さん、思いっきり悪役の親戚のおっちゃん等々。
    お互いが持つそれぞれの過去の傷。
    理解しやすい展開と心情で、ひきこまれる。
    きれいな日本語(?)が使われていていいなぁっと。

全9件中 1 - 9件を表示

やさしい傷跡 (幻冬舎ルチル文庫)のその他の作品

崎谷はるひの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

やさしい傷跡 (幻冬舎ルチル文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする