夜に薫る純白の花 (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.30
  • (2)
  • (5)
  • (14)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 77
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344821385

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 買ってから気づいたノベルズ版読んでたwww 
    健気な受けは可愛いよね。もう懐に入れて外に出したくないくらい可愛い受けだった。そこが好き嫌いのわかれるところだな、うん。

  • ★3.5。不器用過ぎるだろ攻!あんな不埒な勘違いしちゃったのは、ズバリ自分が受をそういう目で見てたからだろ〜(笑)受にやってる事は酷いけど、なかなか憎めない攻…。年上攻ながら、包容力があまりなかったのは残念だ。それにしても康宏パパ…泣いた。攻と受のラブより、康宏パパが生きてた頃の過去話が好き。過去の回想とは言え、大切な人が亡くなる話は悲しいなあ。受の成長をもっと見てあげて欲しかった。いいオヤジキャラだったのに…。

  • 幼い頃に引き取られてから成長をする二人。思いはどう変わっていくのか…切なくてキュンとします(エロアリ★☆)

  • 父親の借金のカタにヤクザに連れて来られた一葉。
    ちょうど居合わせたヤクザの治療をしている医者に引き取られ、何不自由なく育ててもらう。
    父代わりの康宏と兄のような宏晃。しかし、康宏が一葉を庇って刺され、宏晃と二人きりになる。
    宏晃は康宏と一葉の仲の良さに二人には身体の関係があると思っていたらしく・・・。
    結構切ない部分のある話でキュンとしました。
    特に父に売られた一葉がなんかもー、カワイソカワイイな~と。しかもイイコだしなぁ。
    なのに慕ってる康宏との関係を好きな人に疑われるカワイソーな子ですねぇ。

  •  一葉は、父親に借金のカタにやくざに売り飛ばされかけたところを、鳴宮医院に引き取られた。
     鳴宮医院は、養父・康宏とその息子・宏晃の二人暮らしで、恵まれない暮らしをしてきた一葉を大切に慈しまれて育った。
     実は鳴宮医院は、昔からの知り合いであるというヤクザのまともな病院へは連れて行けないような病気を実はこっそり見ていた。
     そんなある日、いつものように組員から呼び出されて一葉を連れて往診に向かった帰り、いきなり敵対する組のものに銃撃され、足がすくんで動けなかった一葉をかばうようにして康宏が撃たれてしまう。
     そしてそのまま康宏は帰らぬ人となってしまうが、一葉はそのことを自分のせいだと悔いていた。

     その後、朦朧とした意識の中、次に一葉が目を醒ましたのは、康宏の葬儀のときであった。

     そして、それから毎晩、深夜まで外出を繰り返す宏晃に一葉は、自分のせいだと落ち込むけれど、ある日、帰って来た宏晃に声をかけようと寝室を訪ねると、宏晃にそのまま押し倒されてしまう。
     どうやら宏晃は一葉が康宏に抱かれていたと勘違いしていたのだった。
     幼い頃の後遺症で、いまだ口下手な一葉はその間違いを訂正することもできず、また、宏晃の行為に応えることが「償い」なんだと思ったことで、一葉はその行為を受け入れられてしまう。
     以来、昼は診療所で宏晃を手伝い、夜は週末に宏晃に抱かれる日々。

     実は、宏晃に対してほのかな思いを抱いていた一葉は、宏晃を失うことを恐れて、恋心を押し殺して関係を続けていくが――

     という話でした。
     すれ違いがすれ違いを呼ぶ話。
     宏晃は、一葉が康宏のことを好きで、身体の関係を持っているんだと考えていて。
     一葉は、宏晃がこんなことをしてくるのは康宏のことで一葉に嫌がらせをしたいからだ。
     と考えている。

     どっちかが素直に自分の気持ちを伝えれば、このすれ違いは起こることがなかったのに、残念ながら起こってしまったすれ違い。

     このまま平行線をたどっていた二人がどうやってハッピーエンドになったのか、といえば。
     例の組の息子の余計な入れ知恵。

     彼も彼なりに責任を感じていて、宏晃に普通に幸せになってほしいと考えて、一葉に宏晃のところから出て行ってほしいと伝えて、一葉が結局、それを受け入れて家を出て行ってしまったことによって二人の関係が動いてハッピーエンド。

     実は、宏晃は一葉の中に指を入れてはいたけれども、一葉が家を出て行くきっかけになった出来事さえなければ、実は自分自身を入れてもいなかった、というヘタレ具合。

     そんなヘタレな勘違い攻めと控えめな従順受けの話がお好きな方はどうぞ!

  • 診療所の医者×義弟
    父親の借金のカタに893に渡された子供。こう書くとハードな設定だがその場に居合わせた医者に引き取られ素直で健気に育ちます。
    かかわっていた893も何気にいい人でした。次巻「夜に舞う薄紅の花」の登場も含めて。

    次巻で893にも男の恋人が・・・とならなかった。そこも雰囲気を壊さず高ポイント。

  • 育児放棄されて育ち、あげく借金の担保になった一葉はお医者さん親子に引き取られる。高久尚子先生の描かれる一葉が可愛くて可愛くて可愛くて! しばらくコロッケ見るだけで泣けてきそうです。BLと関係ない箇所ですが 私も宏晃も一緒ってことで。
    『夜に舞う薄紅の花』は続編

  • 父子家庭で出生届けも出されず、食べるものもぎりぎりしか与えられない悪列な環境で育った一葉が父親の借金の形にヤクザに売られそうになったところを医師、鳴宮康宏に救い出され引き取られる。
    華やかな顔立ちをしたひっそりとした風情をもつ一葉は学校に行かずに家庭教師について勉強していた。
    それは将来弁護士になって、康宏を助けたいという思いから。
    只、情欲の対象として一葉に接する家庭教師が半数位いた。一度だけ、ねじ伏せられて身体を弄られたが危機一髪、家政婦さんに見つけられて救出される。
    それからは家政婦の通る玄関脇での勉強となった。息子である宏晃と家政婦の八重さんが一葉がそういう対象になるのを嫌がったせいだ。その息子である宏晃も医師として働いている。
    非合法ではあるがヤクザの手当てを康宏はしていて、連絡があれば駆けつけていたが、ある日、敵対するヤクザの鉄砲玉がヤクザの耕嗣に襲い掛かった時、庇った一葉を庇って康宏は刺されそのまま亡くなってしまう。
    大切な人を自分のせいで死なせてしまったという後悔と康宏とした約束「一葉だけはずっとあいつの傍にいて味方をしてやってくれ」
    を守る為に一葉は宏晃に抱かれる。
    お互いに大切に想い会っているのに絡まってしまった気持ちが邪魔をしてもどかしかったです。
    一葉のけなげな愛に心打たれました。
    捨てられた小犬みたいな盲目的な愛♪~

  • ⇒『夜に薫る純白の花』
    『夜に舞う薄紅の花』まもなく文庫化らしい。

  • リーフさんからの新装版、書き下ろし付きです

    もちろん、旧版はシリーズ2巻とも読んでいます
    今回は書き下ろし付きということで、即買い

    こう、閉ざされた感が萌えツボを刺激します

    すれ違いラブなので、ちょこっとじれったいかもしれません

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1999年にデビュー。「鬼の求婚~桃太郎の受難~」「風神×雷神」「夢詠みかぐや」などを執筆。

「2023年 『魔法遣いは魔王の蜜愛に篭絡される』 で使われていた紹介文から引用しています。」

真崎ひかるの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×