プリズムのヒトミ―ヤスメ― (幻冬舎ルチル文庫 さ)

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  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344821682

感想・レビュー・書評

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  • 「アオゾラのキモチ」から始まるシリーズの番外編3種詰め合わせ、です。
     本編で誕生した3カップルのその後を描いた一冊なんですが、多分、これ、普段は一冊に収める量じゃないですね……。すごく本が分厚いです。

     1つめは、「ハーモニクス」。
     功と史鶴のカップルの若い二人ならではの、人生の転換地点を迎える前のすれ違いの話。
     生活の変化のタイミングってとてもとも別れる理由になりやすいなのですが、一旦は、この二人はうまく乗り越えられそう、ですが、無事にこのまま幸せになってもらえたらうれしいなと思います。

     2つめは、「シュガーコート」。
     こちらは栢野と朗の話。
     栢野の昔の恋人がしゃしゃり出てきて、ちょっとした二人のすれ違いを生み出すことになる。
     こちらは栢野が大人であるがゆえに起こるすれ違い。
     一方的に守られるのは、確かに嫌ではあるけど、それは当人の性格によるよね……

     3つめは、「バズワード」。
     そんな子供たち(と大人)を見守る伊勢と昭生。
     長い長い時間をかけて結びついた二人にはたくさんの過去があるけれど、それもちょっとだけ遠い過去になっていることが明らかになる。

     そんな三者三様の話でした。
     各シリーズがお好きだった人には、それぞれの登場人物のその後がわかるので、オススメです。
     とかく急いで大人いならないといけないような気もするけど、それを見守ってくれる大人もいるし、時間だけが解決してくれるものもあるという優しいけど厳しい話でした。

  • 一番最初に読んだせいかオレンジ組の二人が気になって読み進めた
    こう、ゆるく幸せなほもが読めるっていうのが良い

  • すごい良かった(*^^)
    今までの3組のCPが同じ時系列を進みながらそれぞれ抱えていた問題をクリアしていって。

    ってか、冲村×史鶴に出てきたあの女があまりにウザすぎて(>_<)
    でも、最後ちゃんと分かり合えてお互いが遠慮していたのが実は甘えだったことに気づいて向き合うのが良かった!!

    栢野×相馬は、なんか変態ストーカー元彼との決着の仕方が微妙すぎて。
    まあ、それだけどうしようのない奴だったんだろうけど。
    栢野が相馬を護りたいのと庇護は違うんだなぁと。
    これはホント相馬のいいところ満載なお話で良かった!

    実は3作目のCPを読まずにこれを読んだんだ。
    くっついた後の話だから安心して読めたw
    1作目で想像してた昭生のイメージと絵がちょっと違ったけど、でもいいお話だった!伊勢さん、カッコいい!!

  • シリーズ前半3巻に出てきた3組の短編集。

    色々問題等は出てきますが、基本的にハッピーエンド後なので
    安心して読めます。
    シリーズ通して、とても良いアドバイザーのムラジくんとミヤちゃんカップルが一番良いなぁと思います。

  • 信号機シリーズの番外編。確か第4作にあたるかと。
    それまでの3作品に登場した子たちの番外編。

    「アオゾラ」編の冲村×北がお気に入り。
    史鶴の相変わらずのマイナス思考っぷりがいじらしい。

  • 信号機シリーズ番外編です。ひまわり組がイチャイチャしてて個人的に満足です。信号機シリーズを読んでからだとさらに楽しめます。

  • 信号機シリーズの3cpまとめて3つの番外編。いっぺんに読めておいしいですが、前作読んでいた方が楽しめる内容です。
    「ハーモニクス」はアオゾラcpが同居にまで漕ぎつけたはいいけど、卒制に没頭して相手もしてくれない史鶴にちょっと拗ねてしまったオッキーが年下ぽくてかわいい話。しかも、史鶴は相変わらず冲村に自分の本心を見せるのがヘタクソなので、冲村はあまえたなのにかなり我慢してがんばっているのがまたかわいい。市川との関係を誤解されたのはかわいそうでしたが、雨降って地固まる流れで一安心です。最終的に仲間に肩を押されてとても積極的に心も体も開いた史鶴はやっぱり根は素直なかわいい受だな~と再認識。「どうでもいいとか思ってない」と拙いながらも勇気を出して本音で迫ってたのもよかったです。二人の仲直りHはきゃーって言いたいほど恥ずかしくエロかった。

    「シュガーコート」はオレンジcpの年の差ならではの甘やかしストーリー。かわいいけど勝気なところもある朗の魅力がものすごく発揮されていて、栢野先生よりキャラが立っています。先生の元カレの病んでる男が二人の仲をひっかきまわしますが、やっぱり仲間の力もあってぐだぐだありながらも落ち着きます。ムラジが大活躍。アオゾラcpもオレンジcpもムラジの助言がなかったら、もっとめんどくさいことになってたような。栢野の元カレの件では、弁護士の伊勢も絡んでくるので、3つの話のリンク性とか構成は読んでいて面白いです。

    その伊勢と昭生のヒマワリcpがとってもスイートでラブラブな「バズワード」。特にめちゃくちゃベタ甘なHシーンがよかった…ていうか、そこしか印象に残らなかったくらい。ツンな昭生が、何気にデレてて従順。かわいげが出てきた昭生に伊勢がものすごく濃厚なイジワルHをしかけます。

    どの攻もかなーりイジワルHで受をメロメロにしてるのが見どころ。栢野もかわいがりながらも思いどおりに朗を扱ってるし、冲村はすごく上手に史鶴の隠れたエロさを引き出しちゃってるし、どの濡れ場も甲乙つけがたく充分に萌えました。

  • それぞれのカプのらぶらぶっぷりがいい!

  • こうして番外編でまとまると・・・このシリーズの受キャラのめんどくささがよけい引き立つ。
    攻がいい男揃いなだけにちょっと読んでてイライラする。
    まぁ、本編で一番めんどくさかった昭生がちょっとオトナになってたのでその点は良かったかな、と。
    でも読んで楽しかったー!とか共感したりって部分があんまりない。このシリーズ。

  • 信号機シリーズ-04

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著者プロフィール

小説家。3月16日生まれ、九州出身。
1998年、『楽園の雫』でデビュー。
ブルーサウンドシリーズ」や「白鷺シリーズ」「グリーン・レヴェリーシリーズ」など、多くのシリーズ作品を生み出したほか、漫画原案なども手掛ける。代表作として『トオチカ』など。

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