サユリ 2 (バーズコミックス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
4.14
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本棚登録 : 231
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784344822245

感想・レビュー・書評

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  • 押切蓮介の真骨頂!
    「人間が悪霊を圧倒する」という初期から変わらない基本姿勢に、最近のシリアスなエグさや絶望感、そして「燃え」が加わった、まさにこれだよこれ的なあれ。読んで損なし。

  • 力こそパワー!

  • なんてとってつけたような希望。そしてなんて豪快で強いババア!

  • ばあちゃん、最強。

  • 5読目くらい。
    モヤッとしてる時とかに読むとモチベーションが上がる。
    下手な自己啓発書なんかよりずっと、ばあちゃんの言葉が心に響くぜ。

  • 抗えない悪意に対して気合いで乗り切るって言う展開はなかなか見ごたえがある
    人間の最後の武器は気合いと根性であるってのがよくわかる
    凄く人が簡単に死ぬ様は何とも言えない虚無感に襲われる
    毒度:★★★

  • これで完結。死への恐怖と生への希求って、表裏一体のはずなのに、両方を描けている作品は意外と少ない。どちらかで充分価値あるものができるからだと思うけど。この作品は両方が描けている稀有な例。一気読み。

  • 作者がJホラーに投げ込んだ爆弾。なぜか普遍的な人間力のイメージのある「おばあちゃん」という存在に色々託してもう言いたいいことやりたいこと全部やってくれた。最高だゼ! 表紙の押切美少女がサユリだろうか、とても美しく儚げだがそれがどうしたと言わんばかりじゃないか。しかしこれ二巻同時か合本で出すべきではあったと思う。

  • 昨今のホラー映画だと、遺体見つけて供養したぐらいじゃ問題解決しないこと多いしなぁ。こういう手段になるのも頷ける。それにしても恐ろしいなこのババァ。よりにもよってそんな手を使うか……怨霊より生きてる人間の方が怖い。ふと思ったが怨霊に殺された連中は自分たちを殺した怨霊恨んだりしないのかな?則雄みたいに怨霊に対して怨み抱く場合も当然あるだろうし……。怨霊側としては対象を自分と同じフィールドに立たせる行為は自分を追い詰めるだけなような。怨霊同志は喧嘩出来ないのかね

  • 一軒家に越したとある家族が、その家での悲劇の呪いによって、次々と変死を遂げていくというホラー作品。一見すると可愛らしくもみえる絵柄が、胸糞の悪さを倍増させます。

    しかし、一般的な作品と同様にただ不条理な死を受け入れるだけかと思いきや、この作品は2巻がすごい!
    ボケ始めていたおばあちゃんが覚醒し、主人公の則雄を諭し、勇気づける。そしてなんと、生命力を強くすることで霊に対抗しようとします。最後には霊に対して揺すりまで(´д`)

    「許さん 甘えは聞かんぞ 食べて命を濃くせんとワシャ許さん」
    「家はなるたけ綺麗にしろ則雄 内である事は外でもある 内を良くすりゃ外も良くなるこった」
    「奴がワシらに手が出せんのは命の濃さに気圧されてるからじゃ」

    おばあちゃんが吐くなんと力強い言葉の数々に、後味もスッキリの怪作です。

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著者プロフィール

漫画家。『でろでろ』(講談社)などのホラーギャグに加え、『ミスミソウ』(ぶんか社)など内面的なホラー作品も手がける。1997年、週刊ヤングマガジンにて『マサシ!!うしろだ!!』でデビュー。去年はいいことがあったらしいが今年は不明。月刊少年シリウスにてアクションホラー『ゆうやみ特攻隊』を超絶進行&大人気連載中!

[HP/ブログ]
「カイキドロップ」→ http://www.kinet.or.jp/osikiri/index.htm

「2012年 『NEMESIS No.7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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