輪るピングドラム 中

  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344823402

作品紹介・あらすじ

生存戦略しましょうか。輪るピングドラム原作小説第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • アニメの文章化ってそもそも難しいと思うけど
    本作は特にだと思う。
    でも、中巻も良かったです。

  • アニメがすごく好きで、店頭で見かけて思わず買ってしまったのですが、よかったです。これぞ原作という感じで忠実に再現されていたのですらすらと読んでしまいました。ただアニメと違ってそれぞれの(とくに晶馬の)心情がわかるので多蕗の復讐のシーンなどはとてもわかりやすかったです。
    下巻に期待大。

  • アニメにグイグイ引き込まれていたのに、何が起こるか分からない、どこへゆくのかも良く分からないので感想を書けずにいた、「輪るピングドラム」。
    小説版の中巻を読んだら色々と整理がついたり、素直に面白いと思ったので、ややとりとめもないけれど雑感をまとめておく。

    受け取る人によって、映像の方が瞬間的にピンとくる人と、文字の方が飲み込み易い人が居て、僕は断然後者である。けれども、上巻を読んだ時には余り新しい情報を感じなかった。アニメ版で表現されている事が、過不足無く文字になっただけに感じた。

    中巻は違う。僕には映像から読み取れなかった内容が多かった。文字派の人は中巻を読む価値が多いにあろう。
    以下、僕にとっては新しい発見だったこと。
    ひとつ。冠葉の(陽毬への)気持ち。ひとつ。苹果の(周囲への)気持ち。ひとつ。「何者にもなれない」存在に対する理解。

    以下、長文&ネタバレありのレビューはブログにて公開しています。
    http://tk2to.blogspot.com/2011/11/blog-post_13.html

  • 小説だと地の文で晶馬の心情がきちんと書かれているのでうれしい

  • 醜いものを叩こうが美しくはならないし、美しいものは叩けば醜くなる。美は正義だ。でも、美しくあるべき!と生きるのは最高に醜いしダサいので人間はそれをやめろ。


  • 上巻では陽毬が印象的に描かれていましたが、この中巻は苹果のための巻でした。
    アニメ版のオープニングのモノローグとは違うタイミングで運命についての想いが語られたところ、すごく良かったです。

    またこの巻では、アニメ版ではセリフから判断するしかなかった登場人物達の気持ちや心象風景がたくさん語られています。

    アニメでは多蕗がなぜあそこまで至ってしまったのか、個人的にイマイチ分からなくて、ある日いきなりそうなった…みたいな違和感があったのですが、この小説版でははっきりと解る形で描かれていました。
    他にも同じように輪るピングドラムを補完出来たものがいくつかありました。


    文体がとても優しくて心地よいです。

    あと1巻しか読めない
    さみしい

  • 徐々に物語の背景、モチーフが明かされ始める。

  • 「だって、時籠さんて、とってもきれいだから」


    桃果側、ゆりタ蕗回。キーキャラクターが桃果(日記)なのでそうなるんだけど、もういない桃果がすごい影響力をもっているなあ。とにかくみんな過去にあるものにずっと引きずられて今ピングドラムを巡って争っているのが悲しい。過去激重奴。晶馬の性根がどうしてもいい奴で、とにかく読んでいて救い。登場人物が増えてきて場面転換が沢山あるけど、それぞれに決め台詞があるので分かりやすい。すごいな。

  • 読了…もう序盤からアレな展開に…。
    建設中ビルのゴンドラのシーンとかもう。

    『家族』の呪縛から逃れられない、何者にもなれない子どもたちの生存戦略のお話。

    アニメの時はわけわからなかった心境が文章になると分かりやすくなってて助かる。

    結構忘れてるかなって思ってたけど読めば読むほど色々蘇る。

    面白い。

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