楽園は甘くささやく (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
制作 : サマミヤ アカザ 
  • 幻冬舎コミックス
3.50
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本棚登録 : 60
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344823471

作品紹介・あらすじ

母を亡くした十八歳の穂波貴史は、遠縁の四兄妹、穂波冬杜・春臣・夏那・秋那の家で暮らすことに。人づきあいが苦手な貴史を、「穂波家の末っ子」として春臣・夏那・秋那は気遣ってくれる。そんな中、貴史はなぜか一番反感を覚えていた冬杜の優しさに、次第に心を開き始める。ある日、春臣から告白された貴史は、冬杜への気持ちに気づき…!?待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  •  母を亡くした十八歳の穂波貴史は、遠縁の親戚に引き取られることになる。
     その男・穂波冬杜は、突然貴史の前に現れ、弁護士に話をし、貴史を引き取ることを了承してしまった。
     貴史は18歳。未成年の間だけだ、というけれども、いけ好かないその態度に貴史は反感を抱いていた。
     けれど、心を病んでいた母親に付き添うために家から一歩も出ることなく生活をしていた貴史には、一人で生活をするすべもない。
     渋々同居を了承した貴史だったが、穂波家には冬杜の他にも春臣・夏那・秋那のにぎやかな三兄妹がいた。
     貴史のことを「穂波家の末っ子」として大切に扱ってくれる春臣・夏那・秋那。
     中でも春臣は、貴史のことに始終心を砕いてくれ、丁寧に扱ってくれる。
     ところが、貴史が心を開いたのは、いっそいないかのように貴史を扱う冬杜。
     以前より眠りの浅かった貴史はなかなか上手に寝付くことができなかったけれど、どういうわけだか冬杜の隣では眠れる。
     そんなある日、春臣に「好きだ」と告白された貴史は今まで考えたことのなかった気持ちに気がつくけれど……

     という話でした。
     
     実は冬杜と貴史は昔、会ったことがあって。
     貴史はそのことをすっかり忘れているのだけれど、なんとなく彼の着ていたシャツに見覚えがあった。
     その意識していない記憶が反発を覚えていたはずの冬杜に、貴史が少しずつ惹かれていく原因になるのだけれど、冬杜には冬杜の、貴史の母親に会いに行ったときのごたごたの記憶が頭の中にあって、貴史に対して、消せない罪悪感を抱いていて、そのことから自分の気持ちを認められずにいる……という感じで、少しごちゃごちゃ。

     けれど、まったく世間ズレしていない貴史にとっては大事なことは自分が「冬杜を好きでいていいのか」というただ一点だけで、結局、冬杜が観念してハッピーエンド。
     ピュアで世間知らずの恋人を持つと苦労しそうですが、歪な形で育った貴史のゆがみとかが丁寧に描かれていて、とても優しい雰囲気の話で面白かったです。

  • 貴史の母親が病みすぎてて、感情移入する前に笑ってしまった(^^;)

  • ショコラノベルズからの文庫化、書き下ろし有りです

    母親と閉ざされた世界で暮らしていた主人公
    そこから外の世界へと連れ出した親戚のおにいさん

    暮らすことになったのは、4人兄妹の住む賑やかなお家

    そんな中での好意が、恋愛の”好き”に変わっていく…

    登場人物がみんなやさしい、あたたかな物語です

  • 攻めも受けもどちらも過去ありなところが萌え。

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著者プロフィール

小説家。3月26日生まれ、A型。
1994年、『透き通った空の破片』でデビュー。代表作・シリーズに、「仇花シリーズ」、「守護者シリーズ」。

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