秘密より強引 (幻冬舎ルチル文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344823488

作品紹介・あらすじ

とある秘密を抱え、息をひそめて暮らしてきた奎斗。ようやく緊張せずつきあえる友人ができた大学一年の春、その縁で院生の賀津と知り合い、どういうわけか居候させてもらうことに。美形で優秀でジェントルな賀津にスキンシップ過剰に甘やかされ、戸惑いつつ惹かれていく奎斗だが、賀津が自分の秘密に気づいているのでは、と気が気でなくて…。

感想・レビュー・書評

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  •  奎斗はとある秘密を抱えていて、息を潜めるように生きてきた。
     そんな奎斗も大学一年生になり、太智という信頼できる友人もでき、ミステリー研究部という少し得体の知れないサークルにも入った。
     奎斗の大学のミステリー研究部は、ミステリー小説などの話をするのではなく、街に流れている民間伝承や、噂話を調べることを主としてやっていた。
     そこに創立者兼OBとして未だにトップに立ち続けているのが、太智の従兄でもある賀津。
     賀津はミス研の入部に試験を設けないといけないほどの人気がある。
     そんな賀津が、「部屋が余っているから」という理由で太智と奎斗に同居を持ちかけてきた。
     折りしも、奎斗は父親が自分を3つしか離れてない女性と再婚するのをきっかけに気まずさから家を出たいと考えていたが、そんなに他人に迷惑をかけてはいけない……と一旦は断るものの、太智と一緒なら、と最終的に了承をする。
     賀津が出した条件と言うのは、家の中のことに慣れている奎斗に家事をしてほしいということだけ。
     それならば元々父子家庭で育ってきた奎斗にとっては何の違和感もなく、受け入れることの条件で、こんなに至れりつくせりでいいのかと疑問に思うけれど、優しい賀津の眼差しにほだされるように次第に慣れていった。

     ところがある日、奎斗が抱えている秘密について賀津が調べていると知り、奎斗は次第に不安になってくる。

     そんなさなか、賀津が奎斗の身体を求めてきて、奎斗は拒みきれず……

     という話でした。
     ちょっとぼんやりさんだけど、とんでもない(といっても暴力沙汰なだけですが)秘密を持つ奎斗と。
     優しくて甘々に見えて、実は鬼のように厳しい賀津との甘いお話でした。
     ちょっとした「秘密」のアクセントはあったのですが、これは別になくてもよかったような気もしますが。
     それで青くなったり白くなったりする奎斗を楽しむ賀津が悪趣味であることを強調できればよかったのかなー……? と勝手に考えてみたり。

     最後はきちんと告白されてハッピーエンドでした。

     個人的に不満が残る点としては、実は奎斗には「理央」という留学中の年上の幼馴染みがいるんですが、その彼がもうちょっと張り切っちゃったり、邪魔しにきてもよかったのかなー……と。
     最後まで彼は、きちんと奎斗の保護者でした。残念。

  • 甘々であったけど、腑に落ちないというか物足りない気がする。最初から変にネタバレしてたからなのか、分からないけど、結末あたりでバラした方が盛り上がったかなとか。
    村居の横恋慕ももうちょっと絡みが欲しいかなぁ。でもこれから続編あるんだったら、と期待。
    理央も戻ってくるって言ってたし、続編あるのかな?あるんだったら次に期待したい。

  • 激甘なお話でした(笑)久々にきたざわさんの作品読んだけど、相変わらずのテンプレwでもこれがいいんですよねぇ〜(笑)タイトル通り、攻めが強引でそれに流される受け(苦笑)攻めにいいように扱われててむかついた(笑)なんかこの攻めイラっとする;受けの秘密というのが何なのかと思いきや、族を潰したとは。今の彼からは全く想像できない過去でびっくり。あと、幼なじみの理央がめっちゃ気になった!最後、こっちに戻ってくるとか言ってたし、もしかして続きありなのかな〜?あ、神田猫さんのイラスト可愛かったですv

  • う~ん。精神的S×小鹿ちゃん。
    なんとも攻の賀津の魅力がわかりにくいです。たんに嫉妬深い強引な男にみえちゃって・・・ほんとにこの男でいいの?と聞きたくなりました。

  • なんだか腑に落ちない。いや、物足りない?盛り上がるかな?!ってところで毎度肩すかしをくらう感じがします。主人公の受けの魅力も攻めの魅力も解らず仕舞いで終わってしまった。脇の理央と太智はいいなあって思うんですけど。というか太智が可哀想で仕方がなかった。そっちに気がいったのかもしれないけど、うーん……微妙。一回読んだらもういいやって感じかな。

  • ちょっとビクビク系の受のお話です。
    罪を感じながら生きている?っていうか過去に怯えて生きているって言う方がしっくりくるかな?
    そんな受のお話なんですが、お相手の攻はSが入ってますね。精神的に追い詰めるっていうか割りと軽めのSです。

    当て馬なんかも出てきて割り楽しめました。でも最近のきたざわさんのお話は何人かで同居?みたいなお話が多いですね~♪その分キャラが多めだったりするのですが、今回は割りと少なめです。
    何より気になるのは電話出演のみの受の幼馴染です♪次は出てくるみたいなので楽しみにしてます

  • 今後一波乱も二波乱もありそう

  • いやいや、ほんとに、久々にきたざわさんの胸焼けするほどの甘々話!
    おもしろかったですっ!!

    これ、続編とかありそうなエンディングでしたけど…

    モテモテな受け様、もっと読みたいです♪

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