窓の灯とおく (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
制作 : 穂波 ゆきね 
  • 幻冬舎コミックス
3.71
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本棚登録 : 240
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344823761

作品紹介・あらすじ

企業で遺伝子の研究をしている葛井築は、人づき合いの一切をひたすら面倒だと思ってきた。そんな築が通勤電車で、灰谷新と出会う。痴漢に遭っていた高校生を颯爽と庇う新を理解できないと断じた築だが、実は近所住まいだった彼から人なつこく構われ続ける羽目に。新に会ってからというもの、築は己の情動と行動をうまく制御できなくなって…。

感想・レビュー・書評

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  • 街の灯ひとつ、のスピンオフ。初鹿野の同僚葛井さんのお話。
    他人に関心が薄く、恵まれた環境にいて頭も良い葛井のキャラクターは一穂ワールド的というか、どしゃぶり(ナイトガーデン)の和章を思い起こします。
    新はBLにありがちな重いバックグラウンドを抱えたキャラクターですが、悲壮感が強すぎず、傷を抱えながらもひたむきにまっすぐ生きている健やかさの持ち主であるところに好感を持てました。
    考えも生き方も違う二人が静かに穏やかに心を寄せていく様が言葉運びの軽妙さと繊細な感情描写で丁寧に穏やかに思いを育てていく様が心地よい。
    派手さはないのですが、静かな灯火のように心に灯るぬくもりが優しかったです。

    個人的に一穂ワールドの「理屈も苦悩もなく本能のまま恋に堕ちる」人間像は男同士の恋を悲劇に仕立て上げない居心地のよさがあって好きです。
    家庭がほしいという新の苦悩を知っているから踏みとどまる築と、それでも良いと軽やかに築を選ぶ新の嫌味のなさがとても良かった。

  • 「駆け引きじゃなくて賭けだったのだと分かった。」

    『街の灯ひとつ』のスピンオフ。
    同じ時間軸で、元で絡んでいたところ以外、初鹿野は出てこない(´・ω・`)
    もっと初鹿野と葛井の絡みが見たいな〜〜

    (再読)

  • 義肢職人・新×遺伝子研究者・築。「街の灯ひとつ」のスピン。人付き合いの一切がひたすら面倒だと思っていた築。そんな彼が新と出会い、構われていくうちゆっくりと、築らしく変わっていく様子が丁寧で良かった。仕事面でも遺伝子の事や、特に蚕の事など「へーっ!」と思う事が多くて効果的でもあり、興味深くもあり、とても面白かった。一穂さんの文章は心にスッと入ってくる感じで、いつもいつも感動します。

  • 前作が良いとスピンオフにはあまり期待しないのが常だけどこれは良かった。どうしても前作と比べてしまいそうになるので、独立した話だったらもっと良かったかも。

  • 街の灯ひとつ、で登場した葛井の話。街の灯〜と時間は同時進行だが、初鹿野は同じシーンにしか登場せず。常に葛井、灰谷の登場シーンでした。

  • 理路整然とした築行動が面白かった。新みたいな好きー。

  • 静かなお話という印象です。
    近くて、でも遠い暖かな距離感のふたりが好き。
    築が新への恋心に気がつく場面がとてもいい。
    街の灯とセットで大好きな作品になりました。

  • 後半の新目線の話が好き。

  • 待ちの灯ひとつのスピンオフ。築と新の関係が最初は全然進まないんだけど、少しずつ築の気持ちが変わっていくのが良い(≧∀≦)サイト作った辺りで何度胸が締め付けられたかっ(;∀;)言葉の表現の仕方がさすがという感じでした(*´д`*)スピンオフだけど前作を読んでなくても全く問題ありません(^O^)

  • 『町の灯…』があんまり好きな路線ではなかったのでどーしよっかなぁと思いつつ読んでみた。
    別にスピンと謳わなくてもアレだったな。ほとんど接点ないしw。
    あの性格の受けさんが電車で肩を貸してしまうあたりで、もうすでに何かを許してしまっているのでしょうが、なにかいきなり恋愛スイッチ入りました?
    ……まぁ、恋なんていきなりおちるものだから仕方ないにしても。好きだからこそのその方向・・・なのかぁ?やっぱこの受けは理解の斜め上の行動。そこを受け入れられるかどうかでこの本の感想って違うんだろうなwww

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