ほろ苦くほの甘く (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 102
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344823785

作品紹介・あらすじ

大手商社に勤める綿貫充彦は、関西から単身赴任で異動してきた須藤斎課長に好感を抱いていた。有能で女子社員からも人気のある須藤だが、部下の肉食系女子社員・小峰から強引なアプローチを掛けられて困っているところを、偶然居合わせた綿貫が助けて以来、二人の距離はぐっと近くなり!?書き下ろしでお贈りするビタースウィートな大人の純愛。

感想・レビュー・書評

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  • とにかくあの女子キャラにムカついた。
    あれが起爆剤なんだろうが、とにかく嫌w
    そしてあて馬というにはあまりにいいヤツすぎる竹本に情が移るという。
     『もう【オトナ】な上司はどうでもいいじゃん!竹本にしなよ竹本に!』→あげく引き際まで綺麗!→んもうっ!逃がした竹本は大きいぞ!wwww 
    などと思いつつ読み終えました。

    上司?? んまぁ仕事はできるし大人だったけれど恋愛はまるでお子様だったのねと。絶対竹本の方g・・・wwwww

  • しっとりした良いお話でした。
    あて馬が良すぎてなぜこっちを好きにならないかと・・・。

  • 攻め:須藤斎
    受け:綿貫充彦


    ゲイの充彦は課長である須藤を心密かに思っている。ある日社外で会った事でプライベートでも会うようになり、須藤はただ自分を部下として可愛がっているだけだと思っていてもつい期待しそうになり…。


    あとがきで「感情の流れを少しずつ追いかけてい」く恋愛が書きたかったと遠野先生が言われているとおり、纏まるまで焦れました。
    変な女の部下に攻めが迫られ変な噂にまでなって、二人の感情よりそっちが最初は花が大きかった。そして打ち明けたものの、須藤は充彦をそんな目では見られず今までの友人としての関係すら無くなって。
    しかも後半三分の二も過ぎた頃に新たに受けを好きになるキャラが登場したり、ちょっとどうなのかなと思いました。
    充彦は控えめなのか大胆なのかよく分からない。嫌われないようにと思っていながら告白したり、これ以上嫌われたくないと思っていながら、いきなりキスしてみたり。

    須藤にしてみれば、当て馬が現れた事が自分の気持ちを知ったきっかけにはなったと思うけれど、当て馬出現にはちょっと唐突さを感じました。
    それと竹本が充彦の気持ちを知って去っていくなんて、展開が都合が良すぎたのがどうかなと思いました。

    まあ、でも遠野先生らしかったかな。

  • 可も不可もなく王道なリーマンものって感じだった。

  • リーマンものは良いです。ノンケの上司に想いを寄せる、好みの内容でした。

  • 恋愛感情を示してきた相手に対して戸惑いながらフェードアウトする。
    いい歳をした課長がなにやってるんだと。

    充彦に対して、課長に対して、竹本に対して、ついでに小峰に対して
    イラっとしながらも、
    戸惑いが変化していくのを丁寧に読んだ。

  • 2人が幸せになれてよかったんだけど、竹本がいい人過ぎてこのままでは不憫すぎる…。彼も幸せにしてあげてほしいです。

  • いつもの上品で麗しい浮世離れしたストーリーとは趣を変えて、リーマンもの。大手商社の上司と部下のお話です。リーマンものは手軽に見えて実はかなり手ごわいジャンルだと思いますよ。地味で身近な設定はごまかしがきかないので。893モノとはちがってド派手なシーンが描けるわけでもなく、少しの違和感でBLファンタジーが嘘くさくなってしまっていきなり正気?に戻ってしまったり。

    そういうわけで、全体的には悪くなかったのに、読んでいる途中ところどころでひっかかりがあり興をそがれること度々でした。充彦の須藤に対するかなわぬ想いには理解できて切なくなったんですが…
    しかし、いきなりそのタイミングで告る?と思ったり。小峰も同性から見てありえないほどイヤな女だったけど、その小料理屋を知っていた充彦にもちょっと引いた。
    須藤はモテて仕事もできるイイ男なんだろうけど、その魅力もうすぼんやりとしかわからない。
    須藤が充彦を好きになった理由も今ひとつ説得力が無いように感じてしまった。
    なぜこんなにモヤモヤしてるかというと、竹本です。充彦どうしてあんなステキな男を取らずに、ノンケの須藤を選んだんでしょうか?わかりません。竹本の方が優しくて誠実で魅力的です。竹本とくっついて欲しかった。そして、遅れてなびいてきた須藤をむちゃくちゃ失望&撃沈させたかった…ノンケと遠距離恋愛するより竹本と愛を育む方がよほど先が明るいんじゃないかと思います。

    切ない片想いで終始したらよかったのに。それか、須藤の傲岸不遜な超絶エロ?とまではいかなくても強力な性的魅力が見えていたら、それでもババを引いた充彦の気持ちに共感できたかも。
    Hシーンもそれなり。今ひとつもの足りなさが。
    ちょっとしたことで引っかかると、興醒めしてしまうのがBLの恐いところなんです。

  • う~ん。あらすじに惹かれて購入したんですけど、私の知った段階のあらすじとは微妙に違っていたみたいです。単身で・・・・。なんて単語が本のあらすじには入っていたんですね。仕事は出来るし、上司としては文句はないんだろうけど、なんか恋愛面でははっきりしないというか逃避してる感じで好みのキャラではなかったです。この中で一番良かったのは当て馬的存在だった竹本だけだったんじゃないだろうか! 彼はチャラい見た目にそぐわず真剣で優しいし、引き際も心得ていてすごくいい感じでした。何よりあの女はいらない!

  • 攻めに全く魅力が感じられなかったな。
    なんか、最後も結局相手に投げる・・みたいな感じだし。
    なんで、あれに惚れるかな・・
    竹本くんのがずっといい男だよ。

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著者プロフィール

貴族や名家の御曹司等、きらびやかな世界観を表現した作品が数多く、読者の支持を集めている。

「2017年 『なんでも屋花曜祐介の事件譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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