千分の一の確率 (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 100
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344824157

作品紹介・あらすじ

初対面が最悪だった警視・岡谷暁嗣と鑑識官・佐倉周一。数年後に再会するが、エリートコースを歩んできた暁嗣は、自分に対して反抗的な態度の周一に新鮮さを感じ挑発を試みる。「俺を好きになる確率は?」問いかける暁嗣に周一の答えは!?表題作に加え、体を重ねながらも素直になれない同級生たちを描く「グリーン・グラス」ほか書き下ろし短編も収録して文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 職業BL
    ①警察キャリア * 医大出鑑識官
    茅島氏ドクターのパートナーがチラリ
    ②サラリーマン * 質屋若旦那(同級生)
    茅島氏が小泉さんとビスクドールを買いにくるお話はココ

  • 表題作は、管理官には是非とも出世してトップに上り詰めて欲しい。偽装結婚しようとも。「グリーングラス」は、真っ当な接し方をしてもどうせ受け入れられないと言う、90度直角に3回曲がって元に戻る屈折しまくった心持は理解できる。笑えるけどw。茅島氏と小泉さんがチラッと登場はウレシイ。小泉さんに春が来るスピンオフないかなぁ。

  • 『千分の一の確率』と『グリーン・グラス』の2組のお話がSSを含めて収録。2作とも面白かった、特に『グリーン・グラス』同級生カップルの臆病な猫の様な千冬のツンデレが良くめちゃくちゃ可愛いかった。茅島氏も登場するサプライズもあって更に楽しみました。そして河合君に幸あれと願う。ただイラストのデフォルメが凄くてこのイラストでは萠にプラスされないな〜

  • 遠野春日先生デビュー前の同人誌の短編集+書き下ろしショートショート。
    遠野先生の作品は「秘めた恋情を貴方に」のみしか読んだことがなかったので、こんな作風のものも書いていたのだと驚きました。
    粗削りな部分はたくさんあるのだと思いますが、上品にまとめているものよりもこれぐらい勢いがあるものの方が個人的には好みです。

    特に、短編のうち表題ではない方の作品が好きです。
    絶対に好きだと認めようとしない受と、そういう目で見ていたはずではないのにいつの間にか惹かれて心を開かせようと動き回る攻、両方とも切なくて応援したくなります。

    作品の世界がそれぞれリンクしているのも読んでいて楽しかったです。
    奈良先生のイラストも素敵で美しい。

    どちらの作品も描写が足りないなと思う部分はあり、消化不良になる人もいるかもしれませんが、千冬の話がすごく良かったので満足です。

  • 奈良さんのイラストカード目当でコミコミで購入した本。短編集新装版。表題作カプ書き下ろしあり。「千分の一の確率」と「グリーン・グラス」が攻視点で書かれてるのが個人的に嬉しい♪表題作カプ、同時収録作カプ、共にツン猫受で、表題作受は気性が荒く、同時収録の受は一途で意固地。表題作は傲慢攻が受を落とすのに手こずり、攻本人もそれを面白がってるようで楽しい。同時収録作は元同級生の二人。お互いに想いあっているのに双方素直になれず取引めいたHをするだけという拗れた関係がもどかしく切ない。個人的には同時収録の方が萌えた♪2作がリンクしてたり、茅島氏&小泉、森下医師がチラッと登場したりミスティブルーが出てきたりと他作品とのリンクも楽しい。奈良さんの表紙絵にもリンクがw

  • 古い作品らしいが、作者さんも書いているように、作風が現在と違う雰囲気で、これはこれでおもしろかった。2つの話が掲載されている。
    千分の一の確率の方がストーリーは好きだけど、なんで好きになったのかとかの描写が少なくて物足りなさを感じた。また元恋人らしき人物は結局登場しなかったのも腑に落ちない。
    後半は、別カップルの話で、こちらの方が心情描写があってよかったが、ツンデレキャラのデレの部分をもっと読みたかったかな。

  • デビュー前の同人誌として発表された作品に書き下ろしショートを付け加えた作品です。
    絵は奈良先生。
    エリートコースを歩いてきた岡谷が鑑識官佐倉に「俺を好きになる確率は?」
    その答えが題名ですね☆

  • 思わずニヤリの短編集。千分の一…続編読みたいです!

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著者プロフィール

貴族や名家の御曹司等、きらびやかな世界観を表現した作品が数多く、読者の支持を集めている。

「2017年 『なんでも屋花曜祐介の事件譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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