憂える姫の恋のとまどい (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 73
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344825529

作品紹介・あらすじ

唯一の身内である祖父に疎まれながら育った奥野朔は、14歳のある満月の夜に金髪碧眼のロシア人・ヴィクトルと出会う。朔に優しく「カグヤヒメ」と呼びかけ、祖父の下から連れ出してくれたヴィクトル。朔はそんな彼に恋をするが気付いてもらえない-。引き取られてから4年、恋心を打ち明けようやく抱いてもらったが、彼の「恋人」は朔だけではなく…。

感想・レビュー・書評

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  • この攻め、マジでどついてやりたいくらいムカつく所業を受けに対してしてくれているわけなんだが、何故だろう、最近、金髪の傍若無人な攻めは許せてしまう自分がいる。
    受けの子の生い立ちは可哀想で、これでもかというくらいに祖父が人非人に描写されていて、だからこそ「優しい」彼に縋ってしまうのは王道的展開。
    しかし、最終的には受けの方が男前だった。
    男前受けと行動が残念なバカ美形攻めは、最近の私のマイブームなのでツボったけど、この萌えが来ていない時だったら評価は下がったかも。

  • ロシア富豪×薄幸少年。切なさも力強さも愛しさも丁寧に描かれているにも関わらず、何故か薄靄がかかったような印象。設定も展開もハードな割には身悶えるような息苦しさを感じさせない不思議なストーリー。個人的に受けの変化に少々戸惑いも覚える、が、ラストは愛し愛されハッピーエンド。

  • ・初出 
    憂える姫の恋のとまどい…書き下ろし 
    いつもの週末…書き下ろし

  • 一目惚れ系な…

    これ、評価が割れてる作品なのですね
    私的には、受け様が意外にもオトコマエで良かったかと
    祖父が破綻した大ばか者って設定がかなり救われないのだけれど…
    まぁ、物語的には後半に色々なことが動いてしまい
    忙しない感じがするのかもですね

    全部読み終えたときには、うんうん、これで良し!でした

  • 祖父に愛されず売られることを自覚して育った朔は14の時にロシア人のヴィーチャと出会い、彼に救いだされて彼のために生きていた。彼が好きで彼の願いならなんでも叶えたかった。しかしそんな朔の想いとは裏腹にヴィーチャは朔に触れようとしない。
    お願いしてやっと恋人同士になれたと思ったのに、彼にとっての「恋人」はたった一人ではなく・・・
    籠の鳥だった朔がヴィーチャに愛されるために、唯一無二の存在となるため自立する話。
    決意してからの朔はまったく別人だけどね・・・
    まー、かなりファンタジーな感じだけどテクノサマタさんの挿絵がとってもキュート

  • 女装ショタ系の話かと思いましたが案外そうでもなく、姫卒業後の前向きな感じがよかったです。

  • スピンオフ物だと知らなくて買って読んだ本です。
    ヴィクトルがかっこいいし、朔も健気で可愛い。
    朔が成長して男前になったのもよかったし、ヴィクトルがヘタレみたいな感じもよかった。

  • 読んでいて私の感想も2転3転してしまった!総合的には大好きな展開!前作のあの方が今回は主役ですね。またしても攻めがロクデシ!優しければいいのか!って朔に突っ込みを入れたくなりましたけど。 でもあんなに熱心に橘の事を誘っていたのにまさか、この本の時期と被ってる!ってどうよ!それはあんまりにも朔が可哀相だわ!優しいけれどホントロクデナシ!でした。でも最後は可愛かったですね。文句を言いながらも結構この攻め好きでした♪ キュンキュン来ましたね。書き下ろしは前作のカップル"いつもの週末"甘々ショートでした♪

  • 2011年05月刊 「悩める秘書の夜のお仕事」 スピンオフ

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