暁に濡れる月 上 (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 107
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344826779

感想・レビュー・書評

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  • 清澗寺家シリーズ第二部です。
    親世代からバトンタッチし、終戦後の子供世代へ。
    鞠子の双子の子供である、弘貴と泰貴のCPが同時進行。
    清澗寺家の養子として和貴に育てられ、純粋培養で育った
    弘貴と、家族と離ればなれになり、生きる為には身体を
    売らなければいけなかった故に擦れてしまった泰貴。
    あまりの境遇の違うふたりが再会し、清澗寺家で一緒に
    暮らすことになったのですが、自分に与えられるかも
    しれなかったものを、全て当たり前のように享受してきた
    弘貴に憎しみを覚える泰貴が、もうなんというか……。

    双子それぞれが恋をするのですが、純粋培養な弘貴は
    健気で素直で確かに可愛い。
    いじらしくって、人を疑うことを知らない弘貴は、
    逆を言えば無神経だったりもする。
    反対に戦後を孤児として生き抜いてきた泰貴は、擦れて
    いて疑り深くても、根っこの部分は優しい子。
    あまりに不憫すぎる泰貴の方に肩入れしてしまうというか、
    和貴系のにおいがプンプンするこの子の先が気になる。
    弘貴は箍が外れたら冬貴系に変身でしょうか……?
    上巻なので評価は★3ですが、下巻が気になる!

    書き下ろしの和貴子育て編に身悶えました。

  • 鞠子の双子の息子の話。幼い頃に別れて暮らし境遇の違いから全く違う双子の様に見えるけれど、根っこには清澗寺の血が流れている二人。純真な弘貴と擦れている泰貴がどう変わって行くのかが気になる所。そしてそれに絡んで来ている男達も二人に依ってどんな風になっていくのか?まだこの段階では萌えまでは行かなかったけれどそれを和貴と深沢で補った。冬貴パパが年を取っても変わらないのはやっぱり恐るべし冬貴パパだと思った。

  • 麗しき双子それぞれの恋愛が、平行に進んで行くので期待感が倍増です♪純粋でまっすぐな兄は健気だし、悪ぶってるけどほんとは優しくてすなおな弟にも惹かれてしまう。上巻で損な役回りな弟が、ちゃんと幸せになることを願って…下巻もよみます^^

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著者プロフィール

「清澗寺家シリーズ」(幻冬舎コミックス)や「キスシリーズ」(講談社)など、多くの人気シリーズ、著作を持つ作家。ドラマCD化した作品も多数ある。特に名門華族・清澗寺家一族の大正時代から戦後までのドラマを描いた「清澗寺家シリーズ」は熱心な読者が多く、完結を記念して完全予約限定のファンブックが発売されるほど。

「2019年 『キッチンカー鎌倉、推して参る 再出発のバインミー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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