一夜妻になれたら (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.26
  • (2)
  • (3)
  • (12)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 73
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344827233

作品紹介・あらすじ

箱入りでちょっと世間知らずな近江佑樹は、知人・五百川の同僚である十和田繁之が苦手でどうしてもうまく話せない。しかし、五百川から十和田はゲイの遊び人だから近寄らないように、と釘をさされたことがきっかけで自分の恋心に気付いてしまう。それ以来十和田に自分と遊んでほしいと思うようになるが、恋愛未経験の佑樹にはどうしていいのかわからなくて…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • うーん、先生の甘いお話大好きだけど、この攻めの奔放さ……
    といっても、最後はちゃんと独占欲丸出し溺愛攻めになるんだけど。
    受けは世の中を知らずに育った、そして生い立ちに難ありな店主。
    素直だけど、無意識な自己犠牲が痛くて。
    ある意味、恋愛初心者同士の心の変わり方が如実に現れたいいお話でした!
    スピンオフだとは知らずに読みましたが、単体で全然読めます。

  • きゅんきゅん。よかったね〜。

  • 途中でスピンオフだと気付きましたが、他を読んでなくても話は解かりました。
    金持ちで独り暮らし浮世離れしていている佑樹が十和田へ「遊んでほしい」と変なアプローチを仕掛けます。十和田は紹介した上司の五百川の手前、がまんがまんです。
    後半、異母兄弟が突然事件を起こしたりやや中途半端ですが佑樹は可愛らしかった。

  • 糖分を摂取したい気分の時、ぴったりな黒崎センセの作品。
    これ、スピンオフだったんですね…高星麻子センセのきれいな表紙に魅かれて、つい買ってしまったのですが。でも多分、本編未読でも大丈夫です。

    遊び人でゲイの十和田×天然記念物クラスな世間知らずで箱入り息子の佑樹。
    亡くなった母親が趣味でやっていたような店を独りできりもりしている佑樹は、五百川が連れて来た十和田のことを意識するようになります。
    しかし、初心で世間知らずな佑樹はどうやって彼に自分の想いを伝えたらいいかわかりません。
    恥ずかしくて照れている態度を十和田には嫌って無視していると誤解されたり、やることすべてがすべりまくり。過保護な五百川から「遊び人だから近づかないように」と注意されて、逆にそれなら一度でいいから十和田に遊んで欲しいと思いつめるようになってしまします。

    突っ込みどころはありますが、とにかく佑樹が天然でかわいい!
    どうすればいいかわからなくて、一人で考えて出した答えが「遊んでほしい」です。無垢だからこそちょっぴり切なくて、いじらしいな~と思わせます。まぁ、成人男子としてそこまでウブなのもどうかなと思うんですが…
    十和田は遊び相手として佑樹を見ることはできなくて、距離を置こうとしますが、あることがきっかけで同居することに。
    自分の生き方を変える気などさらさらなかった遊び人の十和田が、佑樹の拙い気のひき方に絆されて、庇護欲から独占欲まで芽生えてしまうのがとても快感でした。
    確かにほっとけません。心配です。
    でも、家事はちゃんとできるので、嫁にはもってこいなんですよね~
    まっさらだから、十和田好みに抱けるというのもポイントだったのかも…
    遊び人を夢中にさせてしまった佑樹の純粋さ、というのが面白かったです。
    佑樹のちょっとずれてる思考にきゅんとさせられました。

    SS「懐かしい庭」は、十和田のお祖父ちゃん登場のとてもいいエピソードでした。

全4件中 1 - 4件を表示

黒崎あつしの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×