吐息はやさしく支配する (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344828155

作品紹介・あらすじ

"なんでも屋・アノニム"で働く笹塚健児は、四つ年上のカフェ&デリの雇われ店長・芳野和以とセフレの関係。元モデルで派手な美形の和以は"アノニム"所長の義弟だったが、それを知らず健児は誘われ関係を持った。ある日和以より護衛と調査の依頼が。彼の家から盗聴器を見つけたことで、健児は仕方なく和以を自宅へ匿い、同居生活を始めるが!?-。

感想・レビュー・書評

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  • 『心臓がふかく爆ぜている』
    『静かにことばは揺れている』 スピンオフ
    『爪先にあまく満ちている』 スピンオフ
    ⇒『吐息はやさしく支配する』 スピンオフ

  • 「グリーン・レヴェリー」シリーズ、でも舞台が何でも屋「アノニム」に移っているので新シリーズかな。楽しんで読めました。前作で気になっていた健児が主役、強面で素っ気ない態度だったりするけど、根っこは優しくて正義感も強い、それを本人無自覚で行動に移せる世話焼き攻め♪ 相手の和以もビッチ系ですが健児に対して一途で可愛かった。内容的にはまぁ、重い過去ありの受けでっていう崎谷さんの鉄板ですが、今回はわりとあっさりな読後感でした。志水さんの健児がめっちゃカッコ良かったです!! SSの甘い2人に、によによしちゃいました。

  • 受けが高飛車かと思いきや甘えただった。
    健児の過保護っぷりもなかなか良いかと思う。
    好きな一冊。

  • このシリーズでは一番好き♥

    なんでも屋の強面イケメン×元モデルの年上カフェ店員。
    どっちもモテるのでスレてて、だからこそ本気との境目でぐらぐらする話。
    視点は攻。
    セフレの受に「ストーカー被害を受けている」と依頼され、攻がしぶしぶ腰を上げてみればストーカーは一人じゃないし、受はつねに攻がいる状況を楽しんでいるしで攻がイライラ・・・。
    イライラとムラムラに振り回される攻が、自身のメンツにかけて強い意志でムラムラをねじ伏せ、純情ビッチな受に主導権もってかれないよう奮闘する様が笑えます♪
    受も好意を伝える素直さを、エロでからかう方法でしか攻に伝えられないなかなかの不器用さで、ツン×ツンなふたりからデレ×デレになるそのギリギリを最後までお楽しみいただけます♥

    グリーン・レヴェリーシリーズ(2013年現在4冊刊)
    1.「心臓がふかく爆ぜている」
    2.「静かにことばは揺れている」
    3.「爪先にあまく満ちている」
    4.「吐息はやさしく支配する」

  • 受の過去とかそこそこ大変そうだけど、キャラのおかげであんまり暗くならず読めたのでよかったです。一連のシリーズの中で一番好きかもしれないと思いました。

  • 13/06/17 FBにて購入

  • グリーン・レヴェリーシリーズ第4作。
    『爪先にあまく満ちている』スピンオフ。


    攻め:なんでも屋・笹塚健児
    受け:カフェ店長・芳野和以


    身体だけの関係になった相手からストーカーされているので調べて欲しいと勤めている事務所に依頼が入り、知ろうとしていたかった受け・和以の過去などを聞かされることに戸惑う攻め・健児。


    エロくて面白かった。
    やっぱり読ませる作家さん。時に言い回しが巧妙で鼻につく場面もあるけれど、そこも個性。

    今回もそれなりにやっかいな過去を持つ美人な受けがストーカーされていて大変だった。折り込み済みではあったけど。

    ビッチな美人受けは好きなので前作の寛×來可のカプよりこっちの方が好き。

    エチ場面も長くてごちそうさまでした。

  • ストーカーの件、最後の最後まで引っ張った割にはあっさり(^0^;)
    くっついてからのイチャイチャも読めて満足だお
    シリーズ読み返すか…

  • グリーンレヴェリーシリーズ最新刊なんですが、前作までとは打って変わって雰囲気もキャラも背景もガラリと変わりましたね。 主人公にちょっとした闇があるっていうのはあまり変わりがないんだろうけれど、明るいんですよね。なのでしっとりという感じではないです。でも面白かったです。

  • 前作での健児のとがりが消えてた。寛への態度は、寛がした事が酷すぎたから苛ついてた+嫉妬だと思っていたけど。
    この巻を読んで純粋に正しくないものに対する怒りだったんじゃないかと考え直した。

    過去に対して恨み節をいう人も嫌いじゃないけど、和以の匂わせてもグチグチ過去を晒さない所もいいと思った。

    お互いがお互いを大事に思っているラブラブな話で良かった。
    BLでも純文学でも私は、人が人を思う姿が好きだからこそ本を読む。
    途中シリアスだろうと、コメディだろうと崎谷作品のそういう所が私は好きだから。

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著者プロフィール

小説家。3月16日生まれ、九州出身。
1998年、『楽園の雫』でデビュー。
ブルーサウンドシリーズ」や「白鷺シリーズ」「グリーン・レヴェリーシリーズ」など、多くのシリーズ作品を生み出したほか、漫画原案なども手掛ける。代表作として『トオチカ』など。

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