片翅蝶々 (幻冬舎ルチル文庫)

著者 : 雪代鞠絵
制作 : 街子 マドカ 
  • 幻冬舎コミックス (2013年9月18日発売)
3.50
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  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344829275

作品紹介

没落した伯爵家の嫡男・雨宮水帆は、騙されて借金のカタに遊郭へ売られてしまう。そんな水帆の前に現れた、元家庭教師の一佳。七年ぶりに会う彼は財閥の次期総帥にまで出世していたが、どうしてか水帆の記憶にある優しい一佳とは違っていた。「お前を水揚げしてやる」と冷たく告げられ、一佳に買われた水帆は…。書き下ろし短編も収録。

片翅蝶々 (幻冬舎ルチル文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2006年ショコラハイパーの新装版。遊郭ものが受けつけなかった体質が改善された一作。当時、遊郭エロはBLとして許容範囲外だったので。それが今では何でも萌えられるすごい間口の広さですが。
    そもそも遊郭を舞台にすると大体お決まりのパターンで、幸薄い受が売り飛ばされ鬼畜な男たちに弄ばれかけるのを、金持ちの攻が救い出すという読まなくてもわかる展開。
    その上ひどく辻褄の合わない稚拙な描写だと、いくら絢爛豪華でエロ満載でも興醒めでガッカリしてしまう危険なジャンルです。
    BLコミックスでさんざんそんな目に遭ってきたので、これは目からウロコでした。遊郭もので初めて泣いた作品です。

    この後、遊郭ものでもっと良い作品にもめぐり逢えるきっかけとなりました。
    でも、改めて読んでみると、なんと堂々のテンプレ…
    それでも文章の上手さか、キャラの魅力のせいか、当時心を動かされてしまったのは確か。
    とっても世間知らずで子供っぽいお坊ちゃまと、復讐心と愛しさの間で苛まれている酷い男という組み合わせもよくあるパターンなんですけどね。
    エロももちろんじっくりたっぷり。
    かといって、攻以外の男に抱かれることないよう「封殺」で根回しされていて、手ぬるい気もするけどそこが安心だったりもします。鬼畜攻め好きですが、これに関してはそうじゃなくてよかったというのが正直な気持ち。とにかく、水帆があまりにも箱入りのお子ちゃまなので、鬼畜にいたぶるには忍びないんです。いじらしくて、置かれてる立場ゆえに無垢さが際立ってしまう受なので。…しかし、H時の「お兄ちゃん」て、かなりのショタ風味入っているのがドキッとします。しかも街子マドカセンセのイラスト…
    そして、性懲りなく「何も知らないでいて、ごめんね」というところで涙。
    純真で一途な水帆にやられます。

    今回一佳視点の書き下ろしがついていたせいか、以前はあまりわからなかった彼の心のせめぎ合いが胸に伝わってきて、いっそう切なくなりました。すごくいい後日談でした。ここでも一佳のことばでボロ泣き!

    単にエロばっかりじゃなくて、二人の背景と心情がしっかり描かれていて切なさが前面に押し出されているところがポイントでした。

  • 文庫化。
    書き下ろし短編あり。

  • CDを聞いて原作を気になってたから読んだ!
    結構端折られてて知らないエピソード満載で新鮮だった。
    脳内再生余裕だったからさくっと読めた。
    水帆がいい子過ぎてちょっとうーんってなったし、朝倉もなんやかんやでいい人過ぎてなんだかなー。
    でもCD好きだから結構好き。

  • 既読でしたが文庫化と聞いて。
    書き下ろしが読めて良かったです。

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