翼の帰る処 4 ―時の階梯― 下

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344829695

作品紹介・あらすじ

"黒狼公"をキーナンに譲り、待望の隠居生活に突入した過去視の力を持つヤエト。しかし、残念ながら隠居とはほど遠い仕事量に忙殺される日々を送っていた。そんな中、ターンの預言者・ウィナエに導かれ、ヤエトはジェイサルドらと共に世界の罅を塞ぐ手がかりを得るため、砂漠の深部・シンリールへと赴く。数ヵ月後、ようやく都へと戻ったヤエトだったが、都では第七皇子が反旗を翻し、まさに戦いの火蓋が切られようとしていて-。

感想・レビュー・書評

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  • やっぱりおもしろい。
    おもしろすぎて、次が出るのが待ちきれない。

    ヤエトが倒れている間に周りの人たちがどんどんいいように動いてくれて、なぜか彼の評価が上がっているという不思議な状態。

    これで、ヤエトが頑健だったら向かうところ敵無しなのか?というと、それも違うという気がする。

    皇妹が言ったように、ヤエトには彼にかけられた期待に応えたいと思わせる何かがある。
    ヤエトには意図せず人を動かす人徳(?)が備わっているということか。

    人間同士で争っている場合ではないのに、なかなかままならないもどかしさがあるが、次こそは、世界の危機に対処せざるを得ないか。

  • 砂漠での出来事のあっち側の切ないところから、こっち側の現実に引き戻されてからがあっという間だった。
    ジェイサルドの最強ぶりにもホレボレでした。
    ヤエトは気絶?していると勝手に話が進む(時間が飛ぶ)し、寝ていて当然と周囲も思っているので気絶している時=隠居なのだともう悟るべき…。
    そして次巻はいよいよ魔物との戦いか。

    ※ジェイサルドの人外ぶりもアレだけど皇妹の人外ぶりもアレでした。

  • え、この次の巻で終わりなの・・・?
    最後の告知で、がーんとショックをうけてますが、それはともかく。

    ウィナエとの道程が長い、長くないか?と思っていたら、実際主人公が過ごしていた時間が、長い、という・・・。
    それからもちろん、対になる神の恩寵を受けた相手だから、よりいっそう、この喪失する過程が重要で。
    その異世界を経験したからこそ、生まれ変わった気持ちで最後に主人公はある決意をするのだし。

    あんまり主とのからみはでてきませんでしたが、最終巻に期待というところでしょうか。

    みんなから心配され、頼りにされる隠居ヤエトの本当の隠居生活は訪れるのか。

    もったいないとも思い、しかし終わりが楽しみでもあります。

  • ※上下巻一緒に読んでます。
    隠居したー!!けど理想の隠居じゃなくて、隠居してるのに隠居したいって言ってて笑ってしまった。安寧には程遠いね…。
    あとウィナエがかなり人間らしくなっててじわっとした。切ない…。次の上下巻で完結。かなり忘れてるから初読の気持ちで楽しめそう。

  • “黒狼公”をキーナンに譲り、待望の隠居生活に突入した過去視の力を持つヤエト。しかし、残念ながら隠居とはほど遠い仕事量に忙殺される日々を送っていた。そんな中、ターンの預言者・ウィナエに導かれ、ヤエトはジェイサルドらと共に世界の罅を塞ぐ手がかりを得るため、砂漠の深部・シンリールへと赴く。数ヵ月後、ようやく都へと戻ったヤエトだったが、都では第七皇子が反旗を翻し、まさに戦いの火蓋が切られようとしていて――。

    前半は皇女はお留守番で、ほとんどヤエトとジェイサルド、ウィナエが活躍するのですが、最初は少し反発というかいまいち信用しきれていなかったウィナエに対して、彼女の支えとなる言葉を贈っていたその主がヤエトだったとは・・・。彼女が生きる上でどれだけ拠り所にしてきたのかを思うと、胸が痛い。恩寵の力は理想的に語られるけれど決していい意味だけではなく、むしろ持ち主にとって呪いの力だと度々思う。ヤエトはそのせいで祖先が恐ろしい目にあっているし。そんな彼が世界の平和を穏やかに享受できる日がくるのか。皇女のもとで幸せな未来を思い描いては自分がそこまで生きているのか不安になるヤエトですが、きっと彼らは乗り越えてくれるだろうと信じて続きを読みます。だいぶ皇子の数が減ってきたシリーズですが、果たして皇女はどういう選択をするのか気になるところ。

  • 隠居を命じられて公職から退いたヤエト。公的な身分がないので、皇子たちの継承争いからかなり離されます。ヤエトがぶったおれてたり戦さの能力がないばかりに皇女様そのまわりはもりもりどんどん動いていきますね。。。(継承争いに関しては完璧に助言役としてしか機能しないヤエト)

    ヤエトがやれることといえば魔界のヒビを修復する方法を探すこと。という4巻全体の流れが最後の最後まで読めなくて結構読むのに疲れてしまいました。
    1巻2巻あたりでは継承争いにどんどん巻き込まれるのかなって思ってたので、突然の情報取集への舵きりについて行けなかったです(突然でもないのかもしれないですが)

  • 隠居志望だったところを、思わぬ隠居となったヤエト。しかし、やるべきことが減るわけもなく、かえって増えるばかり……という悩みのつきない、「禿げろ」が口癖になりつつあるヤエト殿です。預言者の言われるるままに旅立ち、とんでもないことになったり、でも思わぬ嬉しいこともあったりも。その後もハラハラしつつ、いつもの「倒れている間に事態が収まり」、しかしそれもヤエトのおかげ。自分だけではできないことも、それぞれの立場からやることをやっていく。だからできたこともあるし、救えないものもあった。それを心得つつ、次には何をしていくか。次の世代につなげていくこととか、ヤエトが歴史好きだからだろうな一歩引いた視点が好きです。次が最終巻とのことですが、まあそう言わず(笑)この楽しみを続けていきたいなあ。

  • 進み、必要なものを手に入れ、そして…。

    まさかのお別れです。
    そして驚きの、隙間産業状態。
    あれをそういう表現でいいのか、と思いますけど
    まさに文字通り、そんな状態。
    久しぶりに鳥も出てきて、脳内的にふわふわでしたが
    状態がそんな事もいってられない状況に。

    血で血を洗う、というのは、傍から見たら辛いですが
    本人達は…情がなければ辛くもないのでしょうか。
    石橋を叩いて渡るのも大事ですが
    走って渡るのも大事です。
    さくっと進まないと、主人公、死にそうです。
    1巻につき1回、はお約束ではありますがw

  • 寝ているだけでも役に立つ男、ヤエト(笑)。

  • 魔界の蓋を調査するため、沙漠の迷宮都市シンリールへと向かったヤエト。また、皇女とは別行動になる。ヤエトが女神と会ったり、倒れたりしていた間、皇女も頑張っていて、成長したなあと感じられた。第七皇子が皇帝に反旗を翻し戦いが勃発。戦いに出た皇女に心の中でじゃじゃ馬と毒づくヤエトが面白かった。いつも倒れて心配かけているんだから、たまには心配しといた方がいいよ。魔物に戦争と、いよいよ大詰めにきたんだなあ、というラストでした。

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