- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344829978
作品紹介・あらすじ
平凡な大学生の真生に訪れた突然の出来事-それは平安時代へのタイムスリップ!なんと真生は、波長が合ったからという理由で、陰陽師・安倍晴明に心と身体を入れ替えられてしまったのだ。さらに真生は、思う存分現代生活を満喫したいという晴明のわがままにより、三カ月の間平安時代で彼の身代わりをする羽目に。最初は無理だと断るものの、晴明が残した美貌の式神・佐久に命じられるまま、祈祷や予言から痴情のもつれ(?)に至るまで、あるゆる思考をフル回転させなんとか晴明のふりを務めあげる真生。そんななか、次第に真生は自分をさりげなく支えてくれる佐久に惹かれはじめるが…。
感想・レビュー・書評
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タイムトリップもの。とても松雪センセらしい設定で面白かったです。
平安時代に飛ばされた大学生の真生。現代を覗き見たかった陰陽師の阿倍清明に心と身体を入れ替えられてしまい、わけもわからないまま清明のふりをしなければいけなくなってしまいます。
そんなパニック寸前の彼を助けてくれるのが式神の佐久です。
人外である佐久との淡い交流から始まる胸キュンな恋にときめきました。
人外で、式神で、しかも異空間にいる相手への想いが、どう育まれ成就するのかが見どころでした。
そして、平安時代と現代のギャップであれこれ妙な事件が勃発するのにもハラハラさせられるし笑えるしで、中だるみなしでした。
ラブ面では、真生そのものが飛ばされてくるんじゃなくて魂だけが入れ替わっている状況なので、外見は清明であるというとてももどかしい状況。本当の自分の姿でも佐久の心は変わることがないのか、またどうやって異空間の相手と相思相愛になるのか、いろいろドキドキさせられました。
…でも、心配していたよりずっといい感じに丸く収まっています。というか、ゆるーくまとまってるw
そのツッコミようもないところがトンでもなくて、またいいんですよね。
エロ的には、いつものセンセよりもかわいいかなと。
ホントの姿で!と思っている真生の気持ちがちゃんと叶えられているHだったので、そこはよかったです。 -
★3.5
勝手に3か月間魂入れ替えちゃう安倍晴命。トンでも設定です。
式神・佐久(攻)と真生(受)がだんだん魅かれあっていきますが、いかんせん身体は晴命のままでは勝手も出来ず。自分が好かれているか不安な所も良く分かります。
晴命編も読みたいですね。
表紙で攻め受けが分からず更に身体は晴命なので、はじめは戸惑いました。 -
★3・4
松雪さんらしいヘンテコ設定なお話で、ツッコミ所が満載でした(笑)結局晴明が現代に来てそのままの能力が使えるとか、佐久と真生も一緒に居れるだとか都合良すぎ(苦笑)2人のあのせつない葛藤や決意はなんだったんだ(笑)なんかあっさりしてて物足りない部分もあったので、現代編とかあれば読んでみたい。 -
佐久さんの後半でれでれなのが面白い。これは清明編に続くのかな?