幼馴染み ~荊の部屋~ (リンクスロマンス)

著者 :
制作 : 乃一 ミクロ 
  • 幻冬舎コミックス
3.92
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本棚登録 : 58
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344830011

作品紹介・あらすじ

肌冷えする梅雨のある日、母の葬儀を終えた石井舟の元に、華やかな雰囲気を纏った長身の男・能登敦朗が訪ねてくる。二人は十年振りに再会する、幼馴染みだった。十年前、地味で控えめな高校生だった舟は、自分とは対極の溌刺とした輝きを持つ敦朗に、焦がれるような想いを抱いていた。しかし、親友ですらない、ただの幼馴染みであり続けることに耐えかね、大学受験を控えたある日、舟は敦朗と決別することを選んだ。突然の来訪に戸惑い、何も変われていない自分への苛立ちを覚える舟の脳裏に、彼と重ねた、苦しくも甘美な日々の記憶が鮮明に甦り-。

感想・レビュー・書評

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  • 沙野風結子さん作品で
    ファンタジーでもヤクザでもない
    普通の現代ものって珍しい気がしました。
    すっごくよかったです!

    ほの暗い小学生時代からのお話もよかったし、
    それを踏まえて大人になってからのお話もよかった。
    大人になってからのお話は
    お仕事BLっぽいテイストなので、一粒で二度美味しい感じ。

    濡れ場も美しくて官能的でよかったです。
    何と言っても乳首を責められて喘ぐ攻めが最高。
    BL界、もっと感じてる攻めを
    積極的に描いてもいいと思うんですよね!

  • 嫌みない文学素養が滲み出る、詩的でありながらわかりやすい文章、滑らかな視線の流れも心地よかった。最後には、家族や友人が張り巡らした奸計をくぐり抜け、強く結びついた恋人たちによかったなぁと安堵できるし。
    気品を保ちつつエロ極まりない濡れ場のところ、沙野節と感じいる。
    男らしい野郎の感じやすい乳首をおずおずと、日ごろ受け身の美形めがねが攻めるところが今作の肝!

  • これは攻が受っぽく喘いだりするので、苦手な人は苦手かもしれませんねぇ。病んでる系の話で結構好きなんですが、攻のそういう感じが萌えれなくて残念でしたw

  • ★3.5。面白かったです、でも…。暗いテイストで陰鬱な非日常の世界観になかなか高揚してたんだけど、後半に入ってから平凡になってしまったような…、最後のオチ(ラスボス)もやや未消化気味。結局狂っていたのは周りの人間だけだったかー。

    家庭崩壊の受けの部屋に入り浸りになるクラスメイト(攻め)との閉鎖的な雰囲気が良かった。攻めが無自覚なのか、受けに当て付けなのか、中学に入って彼女ができたり乱こうしたり…がなんとも腑におちず。攻め目線があれば結構面白く読めたかも。

    攻めが乳首に性感帯あり(笑)最後、積極的な受けにリバるかと思った(^-^;

  • 幼馴染みの甘酸っぱさではなく、屈折した小学生がホントにツボです。ほの暗さがたまりません。
    逃げてばかりな舟ですがイライラはしません。まわりに優しいからかな。
    解析に没頭して引き寄せられるところが能登上手い!と思いました。
    でも能登から見れば舟に振り回されっぱなしですよね。

  • 前半仄暗く、後半ジェットコースターのようなドラマ展開で良かった、なんたって小学生で出会った2人だもんね。大学受験の時は能登の気持ちを思うと胸がキュウとしたよ。ラスト頁…「僕は『特別』にしてもらえてたんだな。子供の頃から」舟(受) 「俺の行動はいつだって、バカみたいにわかりやすかったのにな」能登(乳首に弱い攻め)本当だよ。能登は(ガタイの良い檜山とは)リバとばかり思って騙されてた自分も大馬鹿だ。

  • 幼馴染みもの。
    小学五年生から、29歳まで。
    受けの舟(しゅう)目線で話はすすみます。ちなみに舟は眼鏡くん。

    攻めの能登敦朗は小学五年生の時に舟の学校に転校してきた舟の斜向かいの豪邸に住む製薬会社社長の次男坊。

    紆余曲折の末、出会ってから二十年。
    ハッピーエンドで良かった。






    攻めの敦朗くん、乳首の感度が恐ろしく良いので、受けなのかと思ってしまいましたー。


    敦朗くんのお兄さんの維一朗さんの気持ちもわからなくはないけれど、もっと早いうちに舟を遠ざけることは出来たのだろうに回りくどい。

  • 久々に特殊設定じゃない沙野作品を読みました。タイトルどおりでありながら、そこは一味も二味も違う幼馴染みものになっています。とてもセンセらしく、ほろ苦くも隠微な話でした。はっきり言って、エロ満載。

    医療機器関係の会社で経理をしている舟(しゅう、です。どうしてもフネwと読んでしまって大変でした)は、母の葬儀の直後に幼馴染みの同級生だった敦朗と10年ぶりに再会します。
    小5の時に転校してきてたちまち人気者になった輝かしい存在の敦朗とは正反対で、地味で家庭内のトラブルや母の呪縛から逃れたいだけの苦しい毎日を送っている舟。敦朗に取り上げられてしまった「お守り」を取り返したい一心で始まったちょっと奇妙な交流は、中学になっても高校になっても途切れ途切れに続けられていたのですが。

    小学5年から社会人になるまでがかなり仔細に描かれているプチ大河ドラマなので引きこまれて読んでしまいますが、アダルトテイストなので子供時代だからといって可愛らしさを求めると打撃が大きいです。
    そして、何と言っても今回の萌えどころは「攻のb地区」でしょう。そこに色気を持ってくるセンセの腕前はもはや職人技!攻として堂々のレベルを保ちながらも檜山との関係であれこれ考えさせられて妄想を駆り立てられた後の、b地区。さすがですね~
    攻の喘ぎ声が良いと思ったのは、久々。エロティックです。

    片恋の痛み、疼きがダイレクトに伝わってきます。身体は欲されてるけど関係性があいまいなので一人悩み苦しんだり、大きな壁にぶつかって身を引かなければいけなくなったり、舟は薄幸なイメージがついてまわるので始終仄暗いです。逃げ腰になりながらも敦朗への恋心は消せずに、むしろ離れながらも相手の心に自分を残そうとする「執着受け」。
    もう少し舟に可愛らしさがあればなおいっそう萌えるんじゃないかと。

    敦朗はカッコいい攻けど案外愛情表現が不器用!と思ったら、俺の嫁発言でものすごくキュンとさせられてしまい可愛らしさにも拍車がかかりました。
    敦朗視点で描かれていたら、ちょっとひねくれたかわいい話になり得たかもですね~
    エロもてんこ盛りで大満足。
    番外編ショートを読むと敦朗の本音が理解できます。

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