- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344830097
作品紹介・あらすじ
刑事の鈴原は、弟から「同棲中の恋人」として検事の友利を紹介される。その後、弟は仕事で海外へ。恋人不在の寂しさからか頻繁に連絡してくる友利に、鈴原は戸惑いながらも惹かれてしまう。とある事件を通して、友利がSM趣味の変態なのではという疑惑を持った鈴原。それでも一夜だけの思い出にと身を任せるが、「慣れている」と勘違いされて…!?
感想・レビュー・書評
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恋色ミュージアムや新世界恋愛革命で鳥谷ワールドの、格調高き素敵文章でつづられる変態世界にハマって他のを読んでいるのですが、今作を読み始めて、あれ、これは初期の作品かな、と。いつもはストーリーの「?」と思うところも気にならないのですが、今作は、ちょっと事件簿的なところがどうでもよすぎたというか、読みながら辛くて、ふう、また1/3か、まだ半分で本支持がこれしか出てこないのか、という印象で、文章も読み返すようなところもあり、良いところも消えてしまっていて、普通と言えば普通なのですが、鳥谷先生は体調が悪かったり何か事情があったのだろうかと心配してしまいました。
でもこれは、鳥谷先生があまりにも素晴らしいからで、普通に読めば普通レベル以上の作品と思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★3.4
そもそも、弟の元カレとっていうのが無理!とっくに弟とは別れてたっていうのが伝わってない誤解だったとしても、そういう関係になったっていうのがありえない……。弟が大事でとか、弟の彼ってわかってるのにやっちゃうとかないわー。攻めが変態っていうのがどうでもよくなるぐらい身内っていうのがダメだった~。 -
警部補の鈴原は渡米した弟の恋人と仕事で再会する。検事の彼は、弟に紹介された時とは人が違ったように傲慢で威丈高で二重人格かと思ったが、それは彼のスタンスで、、。
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友利は期待に違わぬ変態攻めでした。
脇キャラの二階堂が凄くいい味出してました。挿絵のイメージは違ったけど。
弟の恋人、というところがちょっとマイナスでした。 -
鳥谷先生の書く話が好きだ〜!いいわあ。
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検事(弟の恋人)×刑事(兄)
特に大きな事件はないので刑事ものが苦手な人でも
大丈夫そうです。
切ない展開になるかな?と思いましたが
途中で展開が読めてしまったので残念!
伏線が多いとわかっちゃいますねー。 -
たとえ警察もので硬派な設定だったとしても、鳥谷しずセンセはどこまでも鳥谷しずセンセだったのでした…!
品性を感じさせながらも、あらゆる場面に変態臭さが。
巨○自慢の変態検事の友利×DT警部補の鈴原。鈴原は弟から“恋人”として友利を紹介されてひと目惚れしますが、それは叶わぬ恋。しかしながら、仕事がら友利と接することを避けられない鈴原は、やがて彼と道ならぬ関係になってしまうことに。
シリアスかな…と思いながらもセリフがぶっ飛んでいて、コメディじゃないですよね?と念を押しながら読んでしまいました。
一番はやっぱり、
「鬱陶しいぞ、粗チン野郎!死ね、租チン野郎!」と鈴原が連呼したあの場面です。とてもクールビューティーな見てくれにふさわしくない、破廉恥な暴言ww
爆笑しました。それまでの出来事を顧みるとその気持ちもわからないでもありませんが、友利が気の毒で。
Hシーンもアレの描写が妙に念入りで、頭の中には暴れん坊な友利とつゆだくな鈴原ピンスポットでしか思い浮かばなくなって困りました。
エア三角関係が手ぬるかった気がしました。何となく途中でわかってしまったのが残念。それと敬語攻めがやや苦手だったような…嫌いじゃないんですが。
全編通して鈴原が自分の性指向に思い悩む姿や、家族との接し方に悩む姿もしっかり描かれていて、そこは胸に迫るものがありました。 -
やっぱり変態さんでした。