アンフォーゲタブル (幻冬舎ルチル文庫)

  • 幻冬舎コミックス (2014年2月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784344830615

感想・レビュー・書評

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  • ある夜、新聞社勤めの冬梧が証明写真を撮っていたボックスに見知らぬ青年が闖入、身も世もなく泣き出してしまう。お詫びをと連絡してきた製薬会社勤務の望と交流を重ね、冬梧はデートめいて心地いい時間に戸惑う。やがて懇願される形で体をつなげ、すでに惹かれていたのだと観念した冬梧だが、望はその日から「もう会えない」人になっていた――。

    梅雨入りBL再読祭り第三弾
    新聞社シリーズ2014年のこちら♪

    出会ってから突然の別れまでほんの数ヶ月
    そして17年後の再会……
    長い!長すぎです!!
    せめて10年…
    いや5年くらいにしてあげて。゚(゚´Д`゚)゚。

    この新聞社シリーズはとにかくシリアス
    テレビ局シリーズがユーミンなら新聞社シリーズは中島みゆきか!
    わたしは中島みゆきが好き!!


    一穂ミチ先生のお仕事シリーズはリアルでいいなぁ
    次は何読もうかな…


    • みんみんさん
      かなさん夜会羨ましいです♪
      コンサートとか行きたいなぁ…
      大人しいやつ笑
      かなさん夜会羨ましいです♪
      コンサートとか行きたいなぁ…
      大人しいやつ笑
      2025/06/13
    • おびのりさん
      何言ってるの!
      リアル10ダンス次行くわよ
      何言ってるの!
      リアル10ダンス次行くわよ
      2025/06/13
    • みんみんさん
      シックスパック:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎
      シックスパック:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎
      2025/06/13
  • 新聞社シリーズ4部作の今のところの完結編。携帯の普及していない17年前を舞台に、良時や西口もいいアクセントにぽつぽつ脇役として活躍しています。(佐伯さんも一瞬だけ!)

    新聞記者の冬伍と製薬会社勤務の望、それぞれ出会うはずのなかったふたりが奇妙な運命に導かれ、やがて引き裂かれてしまう展開はハラハラと切なさで胸がいっぱいに。
    新聞記者の仕事、マスコミの功罪など、シリーズ中で一番「新聞社」の仕事の側面が強く見えたような。
    シリーズお馴染みキャラが脇役でうまくアクセントになり、人間模様の面白さと物語の巧みさにどんどん引き込まれました。
    望というキャラクターの人間像がとにかく魅力的で、ほんとうに人を描くのが上手い人だなぁと唸らされました。
    17年越しに結ばれるふたりに、ただ胸が熱くなりました。

  • 「もう会えないんだ。何度日が昇ろうと、何度日が暮れようと、あの人には会えない。声を聞くことも、笑った顔を見ることもない。」

    新聞社シリーズ第4段。
    静と西口がちょろり。
    攻め視点。
    惹かれあってくところが、本当に綺麗な描写。

    (再読)

  • 一穂さんの取材ってどんなだろう?といつも思う。題材の掘り下げ方、取り込み方が絶妙で、過不足なく読み手に伝わってくる。今作はお馴染みの新聞社ものだが、切り口がまたスゴイ。欲を言えばもう少し長い尺で読みたかった。若い頃の静や西口に会えるのもまた一興。そして静の懐の深さは筋金入りだと改めて感服。さすがあの外報部長のパートナーだけのことは…もごもご。

  • ネタバレとか読まないでまっしろな状態でまっすぐ読んで欲しい、と思いました。短編の最後の一行が美しい。

  • 新聞社シリーズ第四弾。
    is in you
    off you go
    ステノグラフィカ
    アンフォーゲタブル
    の順番で本編はこの4作らしい。

    新聞社の整理部に勤める和久井冬悟が証明写真をとろうとすると、泣いたい男が乱入してきた。有村望、大手真秀製薬会社の人事部勤務。この時は喪服で泥酔し号泣する望に「泣いていいですよ」と声をかけ、帰り際に「役に立つことがあれば」と名刺を渡した。
    後日、謝罪で電話がかかってきた。それから二人はちょくちょくあって飲みに行ったり、出かけたりするようになった。
    望があの日、実は好きな人が死んでしまったんだという。お通夜だったらしい。
    その相手は、男性の先輩だった。
    冬悟は社会部の記者だったが、正義感から他社の記者と喧嘩になりそれが元で、集まった記事を編集する整理部に配属された。が、本当は一面を飾るスクープを撮ってみたいという夢があった。

    2人ですごす時間が増え、お互いを想う気持ちが友情とは違うものになっていく。
    が、もちろんその線は越えない。

    ある時、望が「ドライブがしたい」というので、出かけた。
    その日は天気が悪く、行き先の灯台もすごい霧がでてきた。
    灯台から聞こえる音が生き物の声に聞こえる。それは霧笛というんだそう。
    好きだった先輩が、「最後の恐竜が霧笛の音を仲間だと思って海の底から上がってきたがそこには誰もいない‥という話が好きだった」というと、
    冬悟が、望の忘れられない人の話にちょっと不快になる。その様子を見た望は、不快になるってことはどういうことか?自分の事をそういう風に想っているのか?と,聞き,さらに
    「ここで、一回だけ抱いてくれませんか?」と。
    2人は霧の車の中で・・・・

    帰り際望は「この日の事はわすれません」といって帰っていた。
    冬悟は、男とヤッてしまった。と家の中で動揺もするが、でも、望を愛おしい気持ちが募る。
    だが、翌日望に電話をすると、「現在つかわれておりません」という。
    まさか・・・?!
    すると冬悟宛、差出人不明の封筒の中のCD-Rが
    そこには真秀製薬の風邪薬の成分検査結果が改ざんされていて、実は微量ながら発がん性物質が入っている情報が入っていた。
    おそらくこれを出したのは・・・望。
    これをもっていけば・・・一面のスクープになる?!
    同期の静や、先輩の西口と相談してそれを一面トップのスクープにした。
    当然一大スキャンダルで大騒動。真秀製薬は大ダメージを負う。

    先輩に「この情報のリーク先はわかっているか?」と聞かれもし、その人がリークしたとばれるとその人がとんでもない目にあってしまう。だから絶対に漏らすな。守れ。そのためには、自分とその人のつながりを全部消せ。と言われた。
    そうか・・望はそのために自分の前から消えたのだ。

    真秀製薬の株は暴落し信用もなくなり勤めている人たちの生活すら変わってしまったかもしれない。それを見て、冬悟はこれでよかったのかと思う。だが西田たちは、自分たちは間違った情報を出したわけじゃない。これでいいのだという。
    そして、真秀製薬に勤めている夫の妻に冬悟はハンマーで殴られ、意識不明となってしまった。
    ようやく目がさめたころにはその事件は一件落着していた。が、このあとどうなるかわからないということで、冬悟は海外赴任となってしまった。
    望に会えないなら・・もう・・・

    17年後、冬悟は日本にかえってくることになった・・・

    って話。
    まぁ、なんやかんやハッピーエンドなんだけど、
    それにしても出会った頃は26歳。その後17年って43歳やん。
    いちばんいい時を一緒に過ごせなかったのって、やっぱり悲しいよなぁ・・・って思ってしまった。
    2人が少しでも長く、ラブラブイチャイチャですごせますように。

  • 新聞社シリーズ
    内部告発の密告した側とされた側の
    関係を全て消す。必要なことだったんだろうけど、
    すごく悲しい。でもそれをやりきった。
    イチョウの葉っぱの手紙が嬉しく悲しい。
    17年。待ち続けた2人は、幸せになってよかった。

  • 2021/02/27-03/03
    2025/11/11-11/14

  • 新聞社シリーズ、新聞記者・和久井✕製薬会社社員・望。このシリーズは大好きで静や西口もちょいちょい出てきてくれるのが嬉しかった。ひょんな出会いからの交流を経て育っていく2人の距離に安心して読んでいたのにまさかの展開で… もう後半は泣いてしまった。特にイチョウの葉の手紙のシーンは和久井と一緒にボロボロ… 17年、お互いがお互いを想い合うにはとても長い年月で、それでも気持ちを手放せなかった2人に胸が熱くなりました。

  • 有村さんの抱えていた秘密が発覚したときは驚いたし、ハラハラした。
    記者という職業について考えさせられるおはなしです。
    ラストの美帆ちゃんについて落ち込む有村さんが可愛かった(笑)

  • 新聞記者×製薬会社社員
    新聞社シリーズの4冊目なのだそうですが、
    これだけ読んでも支障はありません。

    前半は二人の関係がゆっくり進むので
    正直若干退屈したのですが、後半は怒涛の展開でした。
    17年越しに結ばれるとは気の長い話ですが、
    そこはショートカットされてるからわりとあっさりでした。
    (読者的には)

    挿絵は可愛らしかったけど、17年後はもっとオヤジでもよかったなと思いました。

    最後の「アンスピーカブル」でようやくきちんと結ばれるシーンが一番好きでした。

  • 恋愛というよりは、マスコミの功罪について考えさせられる話でした。物語の核となる背景は興味深かったけど、その反面恋愛要素はあっさり。そちらにページをとられたのか17年を経ての再会、恋愛の成就までのエピソードはいささか駆け足気味。偽装結婚の上に成り立つ家族との絆は一穂さんの好きシチュなのかな?同シリーズにすでにあるので、これはなくても良かったかも。

  • なんというか本当にしみじみとするお話でした。
    一穂さんの他の本、他の新聞社シリーズに比べて本の厚さが薄い…?と思い割とさら~っと読み終わっちゃうのかな?と思っていたのですが、その考えを裏切る、読み応えのある本でした。
    このページ数に、主人公の二人、有村望と和久井冬梧の長い長い年月の物語が描かれています。

    話は過去、有村と和久井の出会いから始まり、二人の別れ、そして十七年後の再会…までが書かれています。
    二人の出会いは、証明写真のボックスという何故ここ!という場所なのですが、その出会いが最後にとても大切な意味を持ちます。最初は想像できなかったのですが、全て読み終えた後に、この出会いのシーンをもう一度読むと、とても素敵で切なくてドラマチックだな…と思いました。

    その他にも、やっぱり一穂さんは物語の中の時間の進み方の描写や、二人の関係や感情を、ストレートではなく、彼らの生活の中にあるものや場所で描写するのが上手だなと。
    それは私達の身近にもあるものや問題で(時にはなるほどと思うこともあるけど)すごく説得力があって、よりこっちが感情移入してしまう気がします。テーマやモチーフの選択が絶妙と言うか、素敵すぎます。

    そしてこれを読むと、今回サブキャラとして出てきていた良時や西口の話を読み返したくなりました。
    もちろん、これ一冊だけでお話は分かるのですが、私は是非一穂さんの新聞社シリーズは全部読んで欲しいなと思います。

  • 忘れる/思い出す、忘れられない誰か、というのがすごく心に残るテーマでした。欲を言えば再開場面がもうちょっと長めに読みたかった。

  • とっても大きい山があるんだけれど、攻視点だからなのか、しっとりと着実に進んでいくっていう感じで、 一気に引き込まれてしまいました。 受がとっても一途で大人しい人なのかと思ったら男らしかったりと、すごく好感が持てました。 のに!何故あんな行動に出ちゃう!とちょっと唖然としちゃいました。 17年という歳月が過ぎちゃう本ってすごいよね~!

  • もーいいポイントついてきますよ!
    うまい、しっとりした大人なお話なのにあのシーンで思わず涙しちゃいましたよ!花言葉まで調べてしまってまたジーン・・・ 新聞社シリーズ好なのでこの雰囲気のまままた書いて欲しい・・・

  • 何の前知識も無く読み始めたのですが、読み進めながら、新聞社のシリーズなんだと気がつきました(遅い)

    時間軸17年もすっ飛ばしたので、なんとなく全体的にあっさりした印象。
    でも喪ったものや傷ついた心を埋めるには、それ相応の時間も必要なんだろうな、と。
    会えない時間があったからこそ、2人は再会出来たわけだし。
    冬梧と望の関係は個人的には良かったなと思いましたが、でも小説としてはちょっとズルいというか…ビミョーに消化不良、かな?うん。

    生駒さんの奥さまと娘さんがとてもいい人でした。2人とも素敵。

  • やっぱ切ない系がうまいってところでしょうか。
    喪服を着て酔っぱらう望に絡まれた新聞記者の和久井。最初の印象とは違い、二度目に会った望は控えめで好印象の男で、それからも何度か食事などを重ねていたが、気持ちをぶつけてきたかと思った翌日、望は姿を消し、和久井にとんでもない情報がもたらされ・・・。
    ここからが会いたくても会えないという切ない路線まっしぐらです。もう・・・!!
    BLではありますが、ちゃんと読ませる設定になっているし、わざとらしい感じもなくグイグイ引き込まれました。まぁ、最後はんーそういう展開?って気もしましたが。

  • 新聞社シリーズ
    その日から「もう会えない」人になっていた― の帯。
    気持ちのすれ違いや距離的なもので無く、新聞社ならではの理由ですごく納得。
    間の17年をサクッと飛ばしているせいかややあっさり、読み終わって短いもっと読みたいと感じた。

  • 説得力やリアリティを与えたかったのか…あの年数…私みたいな一般人には逆効果?
    でも、なんか自分のすぐ近くで展開されてそうな、人間味のある人物像やストーリーはやっぱさすがだなぁ。言葉のチョイスがそうさせるのかなぁ。馬鹿だからよくわからないけど、楽しいからいいの。

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著者プロフィール

2007年作家デビュー。以後主にBL作品を執筆。「イエスかノーか半分か」シリーズは20年にアニメ映画化もされている。21年、一般文芸初の単行本『スモールワールズ』が直木賞候補、山田風太郎賞候補に。同書収録の短編「ピクニック」は日本推理作家協会賞短編部門候補になる。著書に『パラソルでパラシュート』『砂嵐に星屑』『光のとこにいてね』など。

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