狗神さまは愛妻家 (幻冬舎ルチル文庫)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344832558

感想・レビュー・書評

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  • 初読み作家さん。
    悲しい運命を背負った二人が、すれ違いや周囲との軋轢を乗り越えて生き方を探していくお話。ちょっと切なめラブストーリー。
    タイトルから甘イチャ想像してたらだいぶ違いました。
    和風ファンタジーですが、「開国」やら「英国式ライフル」やらの妙に現実的ワードも出てきます。

    はしゃぐDT攻がかわいいお話でした。
    惜しむらくは、文章テンポが時々合わなくて乗り切れなかったこと…いい話なんですが。

  • ルビー文庫的な軽さを予想したら、軽めであることは確かだけど、純愛で、嫁も旦那も一生懸命に壁を乗り越えていてとてもよい話だった。獣姦はなし。

    人外の相手が動物神なのは、この業界ではよくあるもので、毎回「どういうオリジナリティを入れてくるかな?」と楽しみである。今作は、神も組織だって活動している、神にも病気がある、未来予測する神、など、わりとリアリストな部分が面白かった。

    ラスト、嫁が夫のために武装して銃で戦うところとかは非常によかった。男嫁っぽい男らしさもある。

  • 良い意味でタイトル詐欺。ギャグかと思ったらもう泣けました。狗神×神嫁のお話です。可愛くて切なくて本当に泣けます。どっちも努力家でひたむきなのがいいです。狗神の悲しい真実に泣けました。それを覆そうとする二人の姿も。最近の一押しの本です。

  • 狗神・月影✕神嫁の証を持つ・幸之助。嬉しいことがあると「ポポポ…ン」とたんぽぽを咲かせる月影、夫に尽くす初々しい幸之助、可愛く楽しいもふもふファンタジーな感じで癒やされつつ読んでいたのに… 後半になるにつれ月影の背負った運命、それによる父親との確執、信仰心が薄れ神と人間の関係が変わりつつある世… 父の思いに、月影の強く優しい思いに涙でした。そして尽くす嫁だった幸之助もまた強く成長していくのも良かったです。笑いあり涙ありで最後までしっかりと読ませる良作でした!

  • 号泣です。

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著者プロフィール

4月14日生まれのAB型。広島人。第66回花丸新人賞選考にて『プライスレス・ライフ』が選外佳作入選。花丸文庫「恋愛小説は書けない」にてデビュー。

「2019年 『白狼さまの恋ぐすり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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