海に天使がいるならば (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344833203

作品紹介・あらすじ

体の弱い二卵性双生児の弟が幼い頃から大人たちに構われる陰で、常に一歩引くことを覚えてしまった遠海望。高校受験を迎え、弟のもとに家庭教師の都築がやってくる。生徒でない自分にも優しく接してくれる都築に淡い想いを抱く望だが、都築に懐いている弟の存在が心の枷となっていた。やがて受験が終わると都築は突然海外へ行ってしまい…?

感想・レビュー・書評

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  • むっつりxめんどくさい
    良かったです。

    自分から殻を作って閉じこもっている受を主人公として話が進むのだけど、受視点で描かれる家族への諦めみたいなのがうまくて引き込まれました。
    お陰で序盤は弟へイライラしっぱなし。
    最後はちゃんと殻を破った世界が描写されていて読んでいてすっきりしました。

    相変わらず話し合う前に逃げる主人公だけどねっ

  • 高校受験を迎え、双子の弟のもとに家庭教師の都築がやってきた。生徒でない自分にも優しく接してくれる都築に淡い想いを抱くが…。
    母や弟への気遣いと遠慮ばかりの望。
    かたやハキハキと思うままに生きる聖と正反対の2人。
    そんな望が惹かれ好きになった都築。
    都築も実は望が好きなのは始めから読んでいてわかるのだけど望にはそれが伝わっていないのがなんとも。

    色々な誤解も解けて晴れて恋人同士になれた2人。
    周りの人達に恵まれて良かったと。

    都築からのプレゼントの望のお守りのクリオネのストラップ、これからは都築からヤキモチ妬かれるんだろうか?(笑)

    甘く切なく、心暖まる作品でした。

  • 元家庭教師・都築✕二卵性双生児の兄・望、ジレジレ両片想いもの。弟・聖や母親に対して過去の事から本音でぶつかる事ができず、ずっと殻を破れずにいた望が健気で切なかったですね… 可愛い面倒臭いと言った都築の言葉がしっくりきた。ただ、弟はともかく母親はもうちょっと望の言葉を聞いてあげるべきだったよなぁと… 都築は「ヘタレチキン」の名に相応しく生真面目で慎重すぎるけど、基本的に気持ちはバレバレで甘かったので焦れったさを楽しみました。依田さんが中身も見た目もいい男で彼のお話も読んでみたいです。

  • クリオネの捕食!
    お互いの立場や気持ちもわかるけどじれったい。早く捕食して!

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著者プロフィール

安曇ひかる Hikaru Azumi
整体に行くたび「こうなっちゃう前に来ないと」とため息つかれます。令和も背中がちがちで突っ走るぜっ!

「2019年 『里山ほっこり恋愛日和 ~銀狐とこじらせ花嫁~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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