月と茉莉花 ~羞花閉月~ (幻冬舎ルチル文庫L)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344833463

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。

    読み始めたときは、このシリーズの前編に当たる作品が既に出ているのは知っていたけれど、読了して前編も読んでみようかとアマゾンで調べたら、現在はこの続刊も出ていると初めて知りました。
    つまり、シリーズ三冊も出ているんですね。
    つまり、私はシリーズの中巻から読み始めたことになるわけですが、途中から読み始めても殆ど問題なく読めました。
    かえって、この前の二人はどうだったのか、その後の二人は? と、余計に興味をかきたてられました。

    中華ファンタジーといって良いのでしょうか。
    祖国を滅ぼされた盲目の美しき公子とその敵国の王太子が出逢い、恋に落ちる話です。
    アマゾンのレビューで多くの方が言っておられるように、格調高い端正な文章は時にエモーショナルな描写を伴うにも拘わらず、あくまでも気品溢れる雰囲気が一貫して漂っています。
    歴史物にはふさわしい文章かと思いますが、読者の好みによっては、やや固いと思われる方もいるのではないでしょうか。そこは、もしかしたら好みが分かれるところもしれませんが、私は好きな文体です。
      

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