黒曜の災厄は愛を導く (リンクスロマンス)

著者 :
制作 : カゼキ ショウ 
  • 幻冬舎コミックス
4.16
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本棚登録 : 69
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344834668

作品紹介・あらすじ

黒髪黒瞳で普通の見た目である高校生の鈴木秋人は、金髪碧眼で美少年な友人の苑宮春夏と学校へ行く途中、突然穴に落ちてしまった春夏を助けようとし-なんと二人一緒に、異世界・アヴァロニス王国にトリップしてしまう。どうやら秋人は、王国の神子として召還された春夏の巻き添えとなった形だが、こちらの世界では、黒髪黒瞳の外見は『災厄の導き手』と忌み嫌われ見つかると殺されてしまう存在だった。そんな事情から、唯一自分の存在を認めてくれた、王国で4人いる王候補の一人であるレンドルフに匿われていた秋人だったが、あるとき何者かに攫われ…。

感想・レビュー・書評

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  • 4人の王候補のひとり・レンドルフ×黒髪黒瞳の高校生・秋人。異世界トリップファンタジーもの。
    2段組みでとても読み応えのあるお話でおもしろかったです。秋人が言葉が通じないハンデに加えて『災厄の導き手』として非常に忌み嫌われるのでかなりの受難具合です。何度も死にかけますし。それでも自分の知識を総動員して道を開いていこうとする姿勢に驚嘆と尊敬の念を覚えました。そんな状況や春夏を羨んだり妬んだりしながらも、優しさや思いやりを失わないのが健気でとても好ましかったです。
    個人的にツボだったのが秋人がクロに「可愛い声だな。どこから出してるんだ」と言う場面。2回出てきますがすごい和みました。
    ほぼ言葉が通じないうえに秋人の意識がないのでラストあたりが消化不良ですが、春夏編があるということなので期待してます。春夏側から見た秋人への気持ちはどうなのかというのも気になりますし。
    そして、あとがきで六青センセもおっしゃってますが、この後のいちゃラブが読みたい…!!できればレンドルフ視点も読みたいです!薄い本でもいいからレンドルフから見たお話とか出してくれないかな…。

  • 今回はいつもの六青さんとは少し違い、受が不憫なのには変わりないのに健気じゃない。
    ある意味健気ではあるんですが、他人を妬むという人間として当たり前の感情を持った、普通の子です。
    ちょっとひねた所はあるけども、心根は素直で優しい、勇気のあるまっすぐな子。
    人間くさくて大好きになりました。

    で、中身についてですが、誰からも必要とされていない受が、自分の持っていないものを全てその手に収めていく友人を横目に見ながらグギギギギギ…………!!!!!
    友人は天真爛漫で少し無神経な子。その子は神の神子で王を選定する者として大切にされているのに、自分はといえば友人を助けるために異世界トリップに巻き込まれた挙げ句、忌み嫌われる容姿を持つが故に迫害されます。
    最大級の災難により流転を余儀なくされた受は、その途中で自分と同じような黒い見た目であることから、こどもたちに虐められていたトカゲ(みたいな山椒魚みたいな)を助けます。
    紆余曲折あって、攻に救い出されるんですが、まぁ、その不憫具合ときたら、歴代ひどい目に遭ってきた受の中でも上位に食い込むレベルでした。
    おきまりな強○ンはないので、初心者向けマイルド仕様ですが、別方向に痛々しい(喜)

    そんな中で唯一自分を匿ってくれた攻に徐々に惹かれてゆくのですが、受は異世界からきた人間だけが掛かる病に侵され、それを治すためには攻の体液が必要だと(笑)
    いやー……もうね、言葉が通じない相手でやりとりが非常にもどかしいのですが、こっからの二人の誤解とすれ違いにやきもきすることといったら!
    最後の最後までまともな意思疎通が出来ないという、BL的に非常に珍しいパターン。
    誰が見たって攻が受に惹かれていってるのはバレバレなのに、頭は良いのに初な受の鈍感なこと。あー、もう、もどかしい!
    結局はこの世界の創世神話により、受の救ったトカゲが実は……という展開からのシンデレラストーリー……。
    で片付くならいいんですが、この話、本当に9割9分9厘、意思疎通が出来ないんですよ。
    残りの1厘でお互いに言葉を理解し合っての桃色シーンに突入したのはいいんですが、あとがきでも六青さんがおっしゃってる通り、そこから!!!
    そこからのラブいちゃがもっとっ!もっと読みたいんですけど!!!
    というところで終幕し、軽く悶絶しました。
    最後の最後に攻の年齢も発覚し、その年の差にさらに萌が大爆発。
    是非薄い本でラブ補完をお願いしたいところ……。
    褌の描写があれば、神にしてたと思います。楽しみにしてたのに!

    そして次回は、巻き添えを食らった受の友人の話です。
    今回は初心者向けっぽい感じでしたが、何だか次回は来そうな気がぷんぷんしますよー。
    天真爛漫な友人が、受を気遣う嘘をついたように、笑顔の裏に隠した凄惨不憫を期待してます。

  • 普通の高校生がある日突然異世界に飛ばされてしまうトリップものファンタジー。
    この作家さんのファンタジーものBLが大好きなので、全体としてはおもしろかったですが、受けがこの世界で忌み嫌われる黒髪黒瞳のために、迫害され食べるものもなく追われながら一人でサバイバルするシーンがいくらなんでも長すぎるような……(笑)
    全体の50%くらいはサバイバルしていた気がします。サバイバル度では星5つです。
    その間攻めは必死に受けのことを探してくれているはず……と信じて耐えて読み進めましたがそんな描写もなく………この間攻めが何をしていたかは、おそらく続編の春夏編で書かれることになると思うのですが。
    受けの病を治すには体液を与えるためセックスしなくてはならないといういきなりBLらしい設定が出てくるのにも関わらず、眠らされていて11回だか12回だかセックスしたのに全く覚えてない受け……!お願いだからもう少し覚えてて!
    BLとしては個人的にちょっと不完全燃焼です。
    受け攻め二人のキャラクターがどちらもそれほど好みでなかったせいもあるかも……。
    でもなんだかんだ面白かったので続編も楽しみです。

  • 2段組みでとても読み応えのあるファンタジーものでした。
    大好きな異世界トリップファンタジー。神子として召喚されたアホっ子美人の巻き添えを食らって異世界に紛れ込んでしまった高校生秋人の、とんでもない受難がこれでもかと描かれています…
    それでも、センセの作品として恒例の性的被害は今回皆無だったので珍しいなと思ったんですが、その分秋人が何度も命にかかわるような悲惨な目に遭っていて、やっぱり心臓に悪かったです…

    春夏は無邪気な良い子だとわかってはいるけれど、いつでも春夏だけがチヤホヤと大事にされ自分は邪険に扱われてきて、実は深く傷ついている秋人。
    彼が異世界でまたもや不当な扱いを受けて居場所を失い、レンドルフの好意も誤解してしまう気持ちに胸が痛くなってしまいました。
    自分で自分を追い詰めてしまう秋人なんだけど、それに「厄災の導き手」という信仰が重なってさらに追い詰められてしまうんです。

    でも、言葉が通じなくてもいつでも秋人の味方だと信じられるレンドルフの存在は心強かったですね。
    それに何よりクロがいてくれてほんとによかったです!苛酷なサバイバルもクロとめぐり合ったことでほのぼのとするシーンも増えたので。

    エロ的には萌えるシーンは少なめ。ラブラブもこれからってかんじでちょっと残念。春夏メインの続編もあるようなのですごく楽しみにしています!

  • ★3.5 六青さんの世界観が確立されていてブレがなく、二段組もなんのその!所々ドキドキしながら祈るように頁を繰りましたが、終わってみればわりと優しいお話でした(作者さん比w)。苦労して辛い目に遭って、これからやっと‥というところで話が終わりますが、攻めのレンドルフ視点の中編が雑誌に掲載中です(//∇//)惜しむらくはイラストで年の差や体格差が感じられなかったこと。六青さんの重要萌えポイントのひとつなので、大変残念。

  • つくづく自分は不憫受がツボらしいと再確認。六青さんは不憫受でも受へのご無体が特に多いということで躊躇してたのですが、これはそれがないようなので購入。確かになかった。それでも相当酷い目にあってます(汗)
    異世界トリップもの。呼び寄せられたのは友人の方で自分はイレギュラー。しかもその外見から謂れのない迫害を受け、命を守るために言葉も分からない世界で一人彷徨うことに。作者さんが筆力のある人だけに、受のサバイバル生活はそれはもう可哀想なこと。それゆえに救われたときのカタルシスは相当なものでしたが。
    クロ(可愛い!)や里の人たちとの触れ合いにジーンときて、攻との恋愛にジレジレする。神子の戦い(?)は別の巻でという超展開でしたが、これについてはあり。
    攻視点での番外編もあるようなので早くそちらを読みたい…!次の巻は友人側の話らしいので無体があるかどうか不安ですが、またこの二人に会いたいので購入決定。

  • 異世界ファンタジー!
    昔から大好きな題材です。今回は地雷がないという事前情報をゲットできたのでウキウキしながら読みましたw
    次はもう一人の子が主人公になると書いてありましたが
    これは前シリーズと時間軸は同じの設定かな?だとすると地雷確実なので読むか迷ってしまいますねw

  • お互い意思疎通が図れない上での、すれ違い愛は好物です。
    良い異文化コミュニケーションでした(^◇^)
    後、黒とかげくんが大変チャーミング!
    このシリーズ楽しそう。
    春夏くんについては、余りお好み分野ではありませんが、周囲の状況が知りたいので、続くなら購入決定です。

  • クロが可愛い。後半主人公の知らない所で話が進んでしまうので、春夏編が早く読みたい。

  • あとがきにもあったし、他のレビューを書いた方もおっしゃっているが、その! 受けと攻めが意思疎通ができるようになってからの桃色展開が読みたいんじゃああああ!
    と、叫びたくなるような展開でござった……。
    いや、ストーリーとしてはたいへん好みで、萌えました。BL萌え的には薄味だったけど、異世界トリップでちやほやされているだけのは食傷気味なので。それにしても、受難過ぎだろうと思わなくもない。必死に生き抜こうとする受けは好感が持てる。最後の最後、ようやく意思疎通が図れるというのもひとつの萌えどころ。
    今回の受けっ子に感情移入すると天真爛漫である意味無神経でアホの子美人な友人に腹が立つんですが、きっと、次回の続きで彼が受難に巻き込まれるのであろうと推測する……。
    だって、いつものパターンからしたらそうならないはずないですよね。

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