君の夢を見ている (バーズコミックス ルチルコレクション)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.89
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本棚登録 : 154
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784344835863

感想・レビュー・書評

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  • ARUKUさん成分が入るだけで、こんなにも素敵なラブストーリーに。
    もちろんそれはコウキさんの絵があってこそですが、まるであつらえたかのように作品が出来上がっていた。
    この組み合わせはまるで奇跡。本当に読めて良かった。
    物語の前半では攻の長い片想いが描かれており、二人が両想いになるや否や、次は受の片想いという反転にキュンとする。
    そこから後半は怒涛のような展開。流れにのみ込まれて、もう止まらない。
    不思議なラブストーリーが好きな方はぜひ。ARUKUさんとコウキ。さんの魅力に触れてほしい。

  • ちょっとファンタジーな話かと思ったら、途中から結構SF要素が強くなって驚いた。
    驚いたけど、それでも幸せになってくれて良かった!と思わせる1冊。
    それに、SF要素なしで普通にくっついてたらあまり印象に残らなかったかなとも思う。

    個人的には前半の2人の方が好き。
    読後、こちらも幸福な気持ちになれた。

  • ARUKU作品初読かも。これは、レビュー読まずにまっさらな状態で読まれることをおすすめしたい!自分は良い意味で裏切られました。

    すごく練られたSFラブストーリー。自分、詩的な表現が苦手なはずなのにこの作品はそれも含めてアリというか、壮大なストーリーに合ってる。伏線がちゃんと回収されていくのにはドキドキしました。
    攻めが幼い頃から、予知夢に出てくる受けを心の支えに生きてきて、運命の相手だとかなんとか、最初は痛い奴の話かなぁーと思ってたけど、時を越えた超SFスペクタクルロマンがこのあと繰り広げられるとは…しかも、不覚にも泣かせる話で、ちくしょう、やられた!って感じ笑。

  • 泣いた。

  • とても心揺さぶられるお話でよかったです! コウキ。先生の絵柄も繊細でお話に合っていてよかった。
    ARUKU先生の王道キラキララブコメも好きだけど、独特の世界観や設定のお話が一番好きなので、今回読めて嬉しかったです。これからももっとたくさん読めるといいな。

  • 仕事の関係で出会った雨森という男に予知夢を信じてずっと君を追い求めて来たと破茶滅茶な告白をされたユイ、仕事で接点を持ちながら宿無しの雨森を気にかけ世話を焼くうちにユイは彼の一途さに惹かれて行きます。
    しかしこの話はそれで結ばれてハッピーエンドでは終わらず二転三転する展開があり、ネタバレしない程度にツッコミ入れると若干SFっぽい流れが入り、予知夢からして不確定な理屈ではありますがそんな設定を出してくるんか、と割と衝撃でした・・・ですが終わりは嫌いじゃなかったのでこれはこれで、というのが個人的感想です。

    ただ、その流れがある故か読後の感想としては悪くは無かったものの全体的に詰め込み過ぎというか展開が早いです、2巻くらいに伸ばしてもう少しゆっくり進めてもこの設定量なら行けるのでは?と感じました。

    今まで読んだBL漫画の中では比較的新鮮な作品で、話自体は結構ウルっとくるシーンもあるのでストーリー重視の人にオススメとは思いますが、悪く言うと世界観が今ひとつ纏まってない説明不足な印象です。
    なので良かったのですが星3つにさせて頂きました。

  • 号泣!めっちゃよかった。永遠に幸せでいてほしい。

  • この手のファンタジックですれ違いからのラブラブな物語には、この方の絵柄が合っているのかもしれない。恐らくそうなんだろうと思う、が、敢えて言う、ARUKUの紡ぎ出す物語はARUKUの絵だからこそなのである。いたいけさ、献身、その為に流れる涙の描写は原作者の絵柄合ってこそだなぁ…と思わずにいられない。こう言う読み手がいるから、絵を描いた作家さんには大いなるプレッシャーだった事だろう。
    正直に書いてしまうと、初期の「どこでもない場所・国」を舞台にしたおとぎ話的要素とSF要素が色濃い作品の切れ味が少し「甘め」になっている様に思える。本来原作者が描きたかったのはこちらなのかもしれないが、『画家と音楽家』の様な、血を流して描いている感じが薄れてきている気がしてならない。
    読者然り、作者も「現在進行形」なので、変化して当たり前なのだが、『おれの人魚姫』も含め、この作者には「原作者」側に回って欲しくない。むしろ絵が付いてない方がこの人の能力が発揮できるのでは…とさえ思う。小説を書いても漫画と遜色のない言葉を紡げる人だと思うので。

  • 久しぶりに漫画を読んで泣きました。
    悲しいまま終わってしまうのかと思ったけどちゃんとハッピーエンドでした。
    ARUKUさんの作品を読むのはこれが初めてでしたが、他の作品も読んでみたくなりました。
    独特の世界観に引き込まれます。

  • ARUKUセンセ原作。
    編集者の由比が、「俺と君は恋に落ちる運命なんだ」といきなり旅行ライターの雨森から告げられるところから始まる、予知夢を扱ったストーリーです。
    こういうストーリーが最近巷で流行ってるのかよく目にするけど、ARUKUセンセの話は独特の切なさと優しさを伴っていて別格ですね。
    コウキ。センセの繊細な絵柄が似合っていました。

    前半の雨森がひたすら由比に恋心を告げるところは、まあよくある話だなと思ってましたが、後半…!
    このまさかの壮大などんでん返しにはうるっときました。
    愛の力のすごさです。そして運命の相手にはどんな困難が待ち受けていても、必ず巡り逢え愛もまた甦るのだという希望を感じさせてくれる話でした。

    タイムスリップものはロマンあふれていて好きですが、ARUKUワールドはそれだけにとどまらず、人生そのものを考えさせられる力があります。
    由比のボールペンじゃないけど、些細な事柄も愛おしくさせられます。愛する由比にかかわるどんな小さなことも見逃さなかった雨森がステキでした。

    今回もARUKUワールドに心を揺さぶられました!

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