はつ恋ほたる (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344839854

感想・レビュー・書評

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  • ▼あらすじ
    伝統ある茶道の家元・叶家の分家の六条家には、生まれた女の子を本家に嫁に出すというしきたりがあった。しかし、六条家に生まれたのは男児のほたるのみで、ほたるはずっと家の役に立たない自分の存在を申し訳なく思っていた。だがある日、本家の次男・悠介からほたるを許嫁にもらいたいという申し出が舞い込んできて…。

    ***

    ★3.5
    積み本崩し。「極上の恋を一匙」に続いてこちらを読みましたが、うーん…正直、こちらはいまいちハマりきれなかったです。
    悪くはないんだけど、全体的に突出したものが無く少し盛り上がりに欠けるのと、読んでてモヤッとする部分が多かったかな、という印象です。

    まず、受けの性格に少しイラッとしてしまったんですよね…。
    健気受けは大好きなんですが、この受けはちょっと自分の身を犠牲にし過ぎというか、臆病過ぎというか…読んでてもどかしいなって思うシーンが多々あってなかなか感情移入出来ず;^_^A

    特に恋愛の部分で言ったらこんなに遠回りする必要あったかな、と思ってしまって。
    両想いな上に攻めにあれだけかき口説かれておきながら、それでも尚身を引こうとする受けの気持ちは私には理解出来ず、攻めの事が嫌いと口にしたシーンは愕然としてしまいました。

    受けの両親も最低でイライラしましたし、そんな親に対して受けが微塵も反発せず言われるがままになっている事にもイラッとしました。
    最後にスカッとするような展開があるならまだ良かったのですが、無理矢理いい風に終わらせているだけで全然納得出来ず、寧ろ父親の「嫁ぐってこと、なんだな……」という台詞に「何で今更寂しそうなの!?」とイライラが爆発しそうになりました(笑)
    あれだけ受けに暴言を吐き、あまつさえ家から追い出しておいてその反応はないよね…。私が受けの立場だったら報告だけして縁切ると思います。(それくらい酷い両親だった…)

    とまぁ、そんな感じで読んでいてモヤッとする部分やイラッとする部分が多く、前回読んだ「極上の恋を一匙」程には楽しめなかったというのが正直な感想です。
    辛口で申し訳ないのですがイラストの方も表紙のイメージと違ってあまり好みではなかったですし、個人的な評価としては「普通」かな〜。
    でも、受けの抹茶の解説やお茶を点てるシーンなどは興味深くて面白いと思いましたし、攻めも最後まで紳士的で割と好みなタイプでした。
    作者さんの描くあまあまな雰囲気のお話は好みなので、これに懲りずに他の作品も読んでみたいです。

  • コミコミ小冊子付き。
    可もなく不可もなく。
    なんでしょうか、宮本先生の作品って、悪くないけどパンチもない。サクッと読み終えておしまい。なんか残らないのよね。残念感が漂う。

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著者プロフィール

1月30日生まれ。水瓶座O型。旅行と宝塚歌劇鑑賞が趣味で推しを推しながら生きています。2013年に商業デビュー。

「2023年 『異世界召喚されましたが、推しの愛が重すぎます!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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