漫画の仕事

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 96
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344841086

感想・レビュー・書評

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  • 女性漫画家たちへのインタビュー。

    漫画家さんたちのモノローグという感じで、静かに穏やかに漫画家であることのことが語られる。

    皆、漫画家として成功している人たちだから、熾烈な競争の生き残りの方々だと思う。

    けれども、語られる内容は、そんな大それた人にみえなく、控えめな雰囲気で、まったく偉ぶっていなくて、逆にすごいなと思う。

    それは、インタビュアーがある程度近くにいる人なのかな?とも思った。

    また女性という点で、自分ができることをコツコツ、自分らしく続けていたという部分が出ているのかなとも思う。

    感触としては、芸術家やアスリートというよりも、究めきった職人という感じ。

    いくえみ綾さんが、スランプらしいスランプがないという発言をさらりとしていて、かっこいいなと思った。

  • 誤字と組版が気になるが漫画を描きたくなった

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/
    図書館・請求記号 726.1/Ki39/2/

  • 女性漫画家4人に、漫画家という仕事をインタビューする。

    マンガには、恐ろしいほどの技術と思いと調べたことが注ぎ込まれている。
    それを読み手には悟らせない、軽やかな作画とストーリー運び。
    マンガを描き続けている人、目指している人、マンガが大好きな人に。

    海野なつみさん
    …描きたい物語を雑誌に載せてもらえるようになるまで
    いくえみ綾さん
    …職業マンガ家として、物語を練る。
    冬目景さん
    …絵を模索する
    荒川弘さん
    …実生活の全ての体験、いろんなジャンルの物語、全てが血肉になる

    男性漫画家さんが仕事を語るインタビューの本は出てないかな?ちょっと読みたくなった。


    ここ数年、マンガから遠ざかっていたのだけど、また読みたいなあと思った。
    マンガを読むにも技術がいるようだと最近気付いたのですが、マンガ読みスキルが衰えていないことを祈りつつ。

  • ゼロから何かを創り出すことのできる人を尊敬する。
    どうすればそういうことができるのか、才能のかけらもない私にはうかがい知ることができないけれど、この本で紹介されている漫画家4人は、生みの苦しみをすら楽しんでいる。
    そういう人たちだから、長年第一線で描き続けられるんだなあ。

    いくえみ綾を初めて読んだとき、くらもちふさこのばったもんか、と思ったことを思い出した。
    くらもちふさこが好きだったからこそ、ちょっと許せなかったんだよね。
    今なら笑って許せるけれど。

    荒川弘の作品は読むと元気が出るんだよ。
    彼女がバイタリティ溢れる人だからというのもあるだろうけど、読むと元気が出る作品を意識して創り出してきたということなのね。

    一枚の絵、一コマ、一本の線に思いを乗せて、何かを伝えるのが漫画。
    それを読み解き、思いを受け取るのが漫画を読む楽しみ。

  • <閲覧スタッフより>

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    所在記号:726.101||キム
    資料番号:10242842
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  • リアルタイムで読んでいる荒川弘さんのお話が一番印象的でしたが、同じ漫画家さんでも色々なスタイル、哲学があるのですね。それぞれが確固たる地位を築かれているからかもしれないですが。
    おとなも頑張ってる、楽しいというのを見せないと子どもが希望をもてなくなるというのが響きました。毎日眉間にシワ寄せてるのをやめたい。。

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著者プロフィール

明治大学公共政策大学院教授
東京大学法学部卒業。一橋大学博士(法学)
行政法及び地方行政論を専攻。総務省に入省し,内閣官房参事官(国民保護法担当),総務省大臣官房参事官(財政担当),一橋大学教授等を経て,現在に至る。

「2023年 『パンデミックと行政法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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