魔術師は野獣な貴公子に溺れる (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 84
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344847996

作品紹介・あらすじ

28才の今も恋人もなく陰キャなフリーランスの魔術師ネロ。たまに現れる貴族の三男で超イケメンのミケーレは高校時代からの友人で、ネロの長年の片思いの相手。名うての遊び人なのが玉に瑕だけど、どうせ陰キャな自分なんて、と親友ポジのままだったある日、ネロはミケーレから“自分を弄んだ報い”とセフレ令嬢から呪いをかけられたことを告げられる。誰もが目を背ける醜悪な獣、破壊を司るシヴァ犬になる呪いーーそれは自分が受けた仕事じゃないか! そう気づいて罪悪感に押しつぶされそうになるネロ。なんとか呪いを解こうとしつつミケーレへを家に匿って……アレっ、もしやこれは片想いの相手と楽しい同棲生活ってやつ!?

感想・レビュー・書評

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  • 受が可愛くて好きなキャラだった。
    反面、野獣っていうとこも希薄だったし、ヤリチンクズってほどでもないというか、いやヤリチンクズだったけど思ってた感じじゃなかったというか、その辺は期待と違ったかな。序盤に本人が鼻歌歌っちゃうくらい好きだってアピールしてたモフモフも、野獣とのモフモフシーンはゆうてもさらっとだったしね。
    とは言えそこは小中先生!受キャラ一本で十分面白く読むことが出来ました!

  • 博愛主義というか、来るもの拒まずなミケーレに片思いしているネロ。自分の想いを伝えていたら関係は変わっていたかもしれないけれど、伝えられなかった今の関係だからずっと一緒にいられたのかも。とも思える。シヴァ犬になったミケーレと楽しく暮らしながらも、自分が原因だということに思い悩むネロは辛くなるが、それでもどんどん2人の関係が近くなっていっているのは嬉しい。全く違うけれど、「初恋」同士の2人のその後を見ていたくなった。

  • とってもおもしろかったです。シヴァ犬に笑ってしまった。デカイけど可愛い。お洗濯物取り入れてるのも、洗われてるのも可愛い。ふたりの遠慮ないやりとりも楽しかったし、きゅーんとしました。
    榊先生のイラストも素敵でした。

  • ほのぼの系かと思いきや、博愛と言えば聞こえは良いが、クズっぷり凄まじいヤリチン貴公子ミケーレと、ヲタク系純情魔術師ネロのお話

    人当たりは良いにしても老若男女に手を出しすぎなミケーレにずっと恋心を抱きながらも親友でいたネロの純情が良いです

    自業自得で騒動に巻き込まれるミケーレと、その要因を作ったネロとの同居で、やっとネロの愛しさに気づいたミケーレですが、調子の良さに笑っちゃいつつ、ちゃんと関係を精算するので、良しとなりますw

  • 来るもの拒まずのヤリチn×陰キャ魔術師
    貞操観念ぶっ壊れ(男女不倫なんでも)の為、獣の姿に変わる呪いを受けた攻めと、そんな人と唯一の友達でこっそり好きでいる魔術師のお話。
    私は攻めと別の人がやりまくってて、その話を友達として聞いてるってなかなかの地獄だなぁ

  • 長年、片想いだけど友人として付き合っている相手と、わけあって同居することになった受。
    受にも攻にもちゃんと個性や人間味があって、感情面やストーリー展開でも齟齬がなく読者に読ませてしまう力量はさすがの小中さん。モフモフも地味にあって、楽しませていただきました。
    そして、それに華を添えるのが、榊空也さんの美麗かつキャラをそのまま写したかのような完璧なイラスト。
    二度おいしいご本でした。満足。

  • ★3.5

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著者プロフィール

小中大豆(こなかだいず)・作家・白泉社「指先がすれ違う」にてデビュー・現在、BL各レーベルで執筆中

「2022年 『王さまのがっこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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